在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2020

言語コミュニケーション学域

バトンにも、勉強にも、全力投球。好きなことを、好きなだけできる大学。

中村 優さん
言語コミュニケーション専攻 3回生

私立樟蔭高等学校/京都府

バトントワリングを始めたのは、6歳の時。高校時代には、国際大会「IBTFグランプリ大会」と「WBTFインターナショナルカップ」で団体部門の銀メダルもいただきました。

バトントワリングは競技人口が少なく、大学ではさらに人数が減ります。私も「高校3年まで」と決めていました。でも国際大会2位の実績が評価され、立命館大学の「特別選抜入学試験」の推薦をいただけることに。「あと4年間、やり切ってみよう」――。そう決意して、文学部に入学しました。 students/students33_sub01国際大会での集合写真

立命館大学のバトントワリング部は、過去に全国大会で優勝したこともある強豪チーム。部員同士の団結力が強みで、全国優勝を勝ち取ろうと、月曜を除く週6日、周囲のたくさんの人々に支えられて厳しい練習を重ねています。入部前は、そんな強いチームで自分の力が通用するのか、とても不安でした。でも自由でのびのびした空気の中で、今は前よりバトンが楽しくなりました。

もちろん勉強も、おろそかにはできません。バトントワリング部のモットーは、「文武両道」。多くの先生にご指導をいただきながら、勉強にも全力投球しています。中でもいちばん影響を受けたのは、コミュニケーション学が専門の岡本雅史先生。1回生の秋学期に受けた言語表現法の授業で、日常会話に言葉だけでなくジェスチャー(身振り手振り)や視線の配り方、体の向きなど、言葉以外の要素が深く関わっていることを知り、コミュニケーション学という学問の奥深さを知りました。2回生の時には、岡本先生のもとでもっと勉強したいと、「言語コミュニケーション専攻」を選択。めざしていた教職課程を履修して英語教員になる道とは、まったく違うステップを進むことにしました。students/students33_sub02言語表現法の授業風景

岡本先生は、それからも分かりやすく、楽しい授業で私の好奇心をかき立ててくれました。例えば2人の会話に別の1人が加わった時、それぞれの役割はどう変化するかを、学生の実演で検証したり。「話す」「聞く」を体感するためにラジオ局を訪ね、生放送の現場を見学し、学んだことを生かしながら自分たちでラジオ番組をつくったり。3回生と4回生が合同しながら、コミュニケーションについてさらに深く掘り下げて学ぶゼミ(専門演習)は、私にとっていちばん楽しい時間です。students/students33_sub03言語表現法特別研修の授業でラジオ関西を訪問した時の様子

立命館大学文学部は、幅広い分野で素晴らしい先生方がたくさんおられて、自分のしたいことを自由に研究できるところです。もちろん私も、その中の1人。英語教員の道を選ばなかったことを今はまったく後悔していないし、コミュニケーションを学ぶ選択をして本当によかったと思っています。尊敬する友人と、授業の話をしていた時、「何のために大学に来ているの?」といわれて、ハッとしたことがあります。自分の興味や関心にしたがって目的を持ってここに来れば、みなさんの4年間は、きっと価値あるものになると信じています。

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