在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2021

東アジア研究学域

関心のあった中国にさらに惹かれた。 多彩な留学プログラムはやっぱり魅力。

播磨美有さん
現代東アジア言語・文化専攻 4回生

履正社高等学校/大阪府

幼い頃に行った四川旅行が楽しかったこと、高校の頃に中国人旅行者を街中でたくさん見かけたこと、中国語の発音の可愛らしさ、それぞれが重なって中国という国にとても魅力を感じていました。さまざまな大学で中国文化が学べる中で立命館大学の文学部を志望したのは、日中韓の学生が交流できるキャンパスアジア・プログラムがあったから。基礎から深く学べる東アジア研究学域にも魅力を感じました。

一回生の時には、留学生をサポートする「バディプログラム」に参加。語学を身につけたい留学生と日本語で会話したり、神社仏閣見学などの文化体験に一緒に行ったりします。この頃に出会った海外の学生とは、今でも連絡を取り合うほど親しくなれました。
students/students40_sub01 バディで仲良くなった子達と出かけた時の様子

二回生でキャンパスアジア・プログラムでの活動が本格的にスタートし、中国・韓国に留学しました。日中韓の学生が入り混じってそれぞれの国で学ぶので、中国では韓国の留学生と、韓国では中国の留学生と一緒に授業を受けます。 現地での生活でその土地のことを深く知れるのはもちろん、異文化同士が慣れない土地で一緒に過ごす時間がとても楽しくて。日中韓の言語を組み合わせながら話したり、みんなで遊びに行って交流したり、一つひとつが忘れ難い宝物のような経験です。
students/students40_sub02 中国留学の様子

今は中国における障害者事情について研究しています。きっかけは、中国留学中に障害者の方々が物乞いをしている様子を頻繁に見かけたこと。経済成長の凄まじい国ですが、一方でバリアフリー化が進んでいないのではと感じたのです。
WeChatというアプリを使ってアンケートを取ったり、中国の障害者団体にメールインタビューを行ったりと、先生にアドバイスをいただきながら調査を進めました。その結果、本当に多角的な視点での意見が集まって……。私自身改めてこの問題と向き合う中で、さらに深く突き詰め、多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。 そんな経緯で、将来の夢も“中国の社会問題を伝える仕事に就くこと”に。大学院への進学が決まっているので、報道機関への就職を目標に勉強と実践を重ねていきたいと思っています。
students/students40_sub03実際行ったアンケート調査の見出し

大学4年間のうちに留学をし、学びたかったことも勉強でき、文学部に入ってよかったと心から思います。一回生の頃は大学院に進学しようなどと考えてもいなかったですし、中国の現状を伝えたい、との思いになることも予想していませんでした。大学での経験を通して今の考えに至ったことは、今後の私にとっても大きな意味を持ちそうです。

また、学域外の授業もたくさん受けられたのもよかったことのひとつです。私自身、コミュニケーション概論や地域観光、京都の文化遺産についてなどの授業を受け、知識と視野が広がったと感じています。 文学部には留学する学生がたくさんいますし、バディ制度をはじめ海外の学生と親しくなるプログラムも充実しています。そういった制度を活用しながら、視野を広げ楽しい大学生活を送ってほしいなと思います。

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