在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2021

地域研究学域

学びにもサークル活動にも邁進。 やりたいことに突き進んだ4年間。

糸井あり紗さん
地域観光学専攻 4回生

京都府立山城高校/京都府

幼い頃に父の仕事の関係で転居を繰り返していました。そのためか“地域”というものに以前から興味があり、地域研究学域のある立命館大学文学部を選びました。地域を多角的に捉えられ、また興味関心のあることを楽しみながら調査できる環境も整っていて、選んでよかったと心から思っています。
卒業論文のテーマは、京漬物の「すぐき」を事例にした地場産業の発展とその展開について。京漬物の代表ともいえる「すぐき」ですが、昔は限られた人しか作れず口にもできないものでした。時を経て一般に流通するようになり、全国的にも知られ、お土産物という立ち位置にまで発展しています。なぜここまで広まっていったのか、生産者の方や「すぐき」を取り扱うメーカーさんにお話を伺いながら研究しています。制作する中で生産流通工程の変化が把握できたのはもちろん、生産者さんや担当者さんにアポイントを取って取材をしていくことで、自分自身の積極性も培われたと思います。
students/students44_sub01 students/students44_sub03 卒業論文制作で訪れた場所

大学生活では所属するダンスサークル・舞styleにも力を入れ、「WAACK(ワック)」というジャンルのリーダーと振付師も務めました。活動としては学園祭で踊ったり、会場を借りてショーケースを行ったり。新型コロナウイルス感染防止対策でリアルで行う合同練習やメンバーとの交流時間が少なかったため、リーダーとしてどう動けばいいかをすごく考えました。大事だったのは、メンバーと話し合う時間を設けたり個別レッスンを丁寧にしたりすること。モチベーションを保つ努力をした結果、目標としていたオンラインショーケースも成功に終わり、みんな「楽しかった!」と言ってくれて感激でした。
students/students44_sub04 ダンスサークルでの活動中

将来は、ママさんワーカーとして働き続けたいと思っています。紙のメーカーに内定をいただいたのですが、考えてみると紙は生活に不可欠なもの。今はもちろん、出産や結婚を経験した後には育児や家事で紙を使うシーンがさらに増えますし、消費者の視点からも商品提案ができるのではと思います。
こんな風にあらゆるシーンにおいて当事者意識を持って物事を捉えなければならない、という考えに至ったのは、大学での研究やサークルを通してのこと。必要とされる存在で居続けるための考え方や力が養えたと感じています。

立命館大学の文学部は、自分の興味関心に合わせた内容を選択できるのが魅力です。私自身も観光学と地理学をベースにしながら、映像学部の授業や東アジア圏の歴史を学ぶ授業も受けるなど幅広く学んできました。講義を聞いたことがきっかけで興味関心が広がったケースもたくさんあるので、文学部の授業を通して自分の知識や価値観が広がることは間違いないです。

また、先生は専門性が高くやさしい方ばかりなので、相談にのっていただく機会も豊富にありました。先生の指導をはじめ、自分のやりたいことに対して全力で取り組める環境が整っているので、「読書が苦手だから」という理由だけで敬遠するのは非常にもったいない! 本好きの方はもちろん、そうでない方にもおすすめできる自慢の学部です。

BACK