在学生の声
4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。
2026
地域研究学域日常に歴史が溶け込む京都に住み、授業でも課外でも地理学の楽しさを満喫する日々。
- 紺谷 輝 さん
- 地理学専攻 4回生
金沢大学人間社会学域学校教育学類附属高等学校/石川県
昔から地図を見るのが好きで、地理学を学びたいと立命館大学文学部に進学しました。立命館大学は地理学教室の歴史が長く、設備環境が充実している点も魅力です。例えば「製図学および実習」や「GIS理論および実習」は設備が整っていないと実現できない授業でしょう。私は、大学で地理学を専攻するからには、地理に関する授業をすべて履修するつもりでした。GIS学術士や測量士補などの資格取得を念頭において受講を進めたり、4回生の今も、これまで履修できなかった授業を積極的に受講しています。
私が特に関心を持っているのは、都市地理学と呼ばれる景観やまちづくりに関わる分野です。卒業研究のテーマは「ニュータウンにおける居住者の居住地選好」。交通利便性、価格、子育て環境など、居住者がニュータウンを選んだ理由に加え、それまでどのような地域で暮らしてきたのかという居住地の遍歴も調査します。親の転勤、大学入学、就職、結婚などのライフイベントによって居住地がどのように変化してきたのかを、居住者への質問票を通して調査、考察したいと考えています。回答してくださる方の負担にも配慮しながら、知りたい内容を質問票にどう盛り込むかが重要です。今は、協力をお願いする地域の自治会の方とも連絡を取りながら、質問票の内容を確認しているところです。
卒業研究の対象地域
課外活動では、地理学研究会の運営に携わっていました。主な活動は毎月の「巡検」。さまざまな地域を実際に歩き、地形や街並み、遺跡などを観察しながら、その土地の特徴を理解していくもので、NHKの番組『ブラタモリ』と同じような内容です。大阪・梅田の地下街を歩いたり、京都と滋賀の県境にある逢坂関を訪ねたり。大学の近くだけでも興味深い場所がたくさんあります。
2025年に石川県白山市で実施した夏期調査。いちばん右上の人物が紺谷
アルバイトも、地理に関わるものを選びました。その一つが、京都駅前のバス乗り場などで、バス路線や観光ルートを案内する「京都市バスおもてなしコンシェルジュ」です。海外からの観光客の方に英語で対応したり、「1日で回るならどんなコースがいい?」といった多様なご要望に柔軟に応える必要があります。そのため、自主的にさまざまな場所を訪れておすすめスポットを探すなど自分の学びも深められて、とてもやりがいを感じています。
「市バスおもてなしコンシェルジュ」での活動の様子
京都では、歴史的な出来事が日常生活に溶け込んでいることを感じます。私の住む千本通は平安京の朱雀大路。訪れた寺院が文献に登場することも多く、歴史が身近に感じられます。小さなお寺にも魅力的な場所がたくさんありますし、鴨川や京都御苑を散歩したり、市内を循環するバス路線を一周するだけでも、景観の変化を楽しめます。京都に住めることが、立命館を選んで良かったと思う理由の一つです。
卒業後は大学院に進学する予定です。将来は研究職が希望ですが、民間企業に就職するなら、都市開発や公共交通、地図製作など、学びを活かせる仕事に就きたいと考えています。
地理学は日常生活と密接に関わると同時に、社会の幅広い分野につながる学問でもあります。少しでも興味がある人は、立命館大学の地理学専攻で学んでほしいと思います。
