在学生の声
4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。
2026
人間研究学域自分の体験から人間を深く知る学び。今は「なぜ人は夢中になるのか」を探求中。
- 尾藤 七碧 さん
- 教育人間学専攻 4回生
立命館高等学校/大阪府
以前から人とのコミュニケーションに関心がありました。高校の吹奏楽部で部長を務め、70人の団員と共に良い音楽を作ろうとする中で、感情の動きや人との関わり方に、いっそう関心を持つようになりました。心理学にも興味があったのですが、多様な視点から人間そのものを探究でき、自分の体験をもとに人間を深く知る「体験的教育人間学」を学べる人間研究学域に魅力を感じるようになりました。
授業では、座学で学ぶだけでなく、ヨガやアロマセラピーなどを実際に体験したり、医学的な心理検査を受けて先生の解説を聞きながら結果を分析したり、自分の中から出てくる感情に深く向き合いながら、専門的な知識や手法を学べる点がとても面白いと感じました。先生方が、私の言葉にならない感覚にも目を向け、尊重してくださるからこそ、安心して自分を見つめることができたのだと思います。人間関係で悩んだ時も、講義で学んだ知識があれば、自分の感情を受け止められます。学びを生活や人生に反映できる点も、この学域・専攻の魅力だと思います。
卒業論文のテーマは「なぜ人は夢中になるのか」です。課外活動などの経験を通して、自分の内側から湧き上がる主体性や熱量が、人を行動へと駆り立てる大きなエネルギーになるのではないかと感じ、その仕組みを知りたいと思いました。人が何かに夢中になる時、どのような心理が働くのか、その状態がモチベーションや幸福感にどのような影響を与えるのかについても探究したいと考えています。今は、文献にあたりながら、過去の自分の経験を分析しているところです。なぜそんな気持ちになったのか、その時にどんな環境があったのかを、先生に引き出していただくこともあります。自分自身では気づけないことを他者の視点から深堀りしてもらうことで、自分への理解が深まると感じています。
課外活動では、立命館大学交響楽団に所属しています。団長を務めた2025年度は、楽団創立70周年の大規模な記念演奏会の準備に奔走しました。加えて、学園内での記念式典や大阪・関西万博での演奏依頼もあったため、前例のないことへの挑戦も含め、多くのことを同時に遂行することになりました。難しくもありましたが、団長として組織を支え、前に進める責任の重さとやりがいを知り、人と人のつながりが大きな力を生み出すことを実感することもできた、貴重な経験だったと思います。

立命館大学交響楽団 創立70周年記念公演 第134回定期演奏会の様子
卒業後は、人材育成や組織開発に強みを持つコンサルティング会社に就職します。私の夢は「自分の人生をいきいきと生きる人」を増やすこと。そのためには、私自身も学び続けなければなりません。自分の軸をしっかり持ちつつ、人と関わる中でさまざまな意見を受け入れ、自分の考えを見つめ直しながら常に変化し続け、成長したいと考えています。
