在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2026

東アジア研究学域

K-POPから韓国文化への関心に。沖縄から平和を発信できる人になりたい。

上原 一路 さん
現代東アジア言語・文化専攻 3回生

沖縄県立向陽高等学校/沖縄県

小学生の頃から韓国ドラマやK-POPが好きだった私は、内容を原語で理解したくて韓国語の勉強を始めました。韓国の文化にも興味を持ち、日韓関係や韓国の歴史について調べるようになりました。その中で関心を持ったのが、太平洋戦争末期の沖縄戦で朝鮮人が受けた被害です。大学進学にあたり、祖父母が住む京都の大学を中心に検討する中で、朝鮮近現代史や日韓関係を研究する庵逧先生のことを知り、立命館大学で先生の指導を受けたいと思って文学部に入学しました。

留学制度が充実していることも、文学部の魅力の一つです。1回生のとき、韓国で現地実習する1週間のプログラムに参加しました。博物館を訪れたり、フィールドワークをしたり、短期間ながら貴重な経験ができました。翌年は、交換留学でソウルの西江大学へ行きました。憧れていた国で学び、さまざまな国の人と交流できたことが本当に楽しかったです。今では韓国語に不自由することはありません。ソウルでは東アジアの言語文化を学んだほか、北朝鮮の歴史を扱う内容もあり、韓国からの視点で北朝鮮について学ぶこともできました。

과잠(クァジャム)といわれる学校ジャケット

卒業論文では、沖縄戦における朝鮮人の実態をテーマに執筆する予定です。注目したいのは、沖縄戦の全戦没者の氏名を刻んだとされる「平和の礎」に刻銘されている朝鮮人の数が少ないという問題。今後の刻銘者数の増加や記憶の継承につながる研究になればと思っています。長期休暇を利用して、沖縄での調査も実施するつもりです。

高校生の時、平和について学び、発信する団体「沖縄高校生平和ゼミナール」に所属していました。この活動をきっかけに知り合った方々とは、今も交流が続いています。昨年は、通訳として韓国を訪れ、民主化運動や関東大震災時の朝鮮人虐殺などについて学ぶツアーに参加しました。今年は、韓国の方々と東京や埼玉の学生が沖縄に来ることになり、韓国の学生や日本の高校生が沖縄戦や基地問題を学べるツアーの実行委員として準備、運営を行いました。年齢も住む地域も違うけれど同じ問題意識を持つ人と話すことで、自分の考えをさらに深めることができ、新しい視点を学べることに楽しさを感じています。

沖縄で開催した日韓ピースキャンプで通訳をしている様子(チビチリガマにて)

大学の課外活動として、ダンスサークルにも所属しています。ダンスは未経験でしたが、大好きなK-POPのカバーに取り組む時間を楽しんでいます。また、BBPのスタッフとして、留学生と交流したり、イベントを企画したりする活動も行っています。

卒業後の進路はまだ決めていませんが、博物館や資料館の学芸員に興味があるので、学芸員資格課程を履修中です。来年の博物館実習では、幼い頃から関わりのあった対馬丸記念館など、沖縄の資料館、資料館での実習を申請しようと考えています。沖縄戦における朝鮮人の実態や平和について、より多くの人に伝える仕事に携わることが希望です。

文学部は、自分が関心を持っていることを深く探究できる学部だと思います。たとえ関心のある分野が決まっていなくても、さまざまなことを学ぶ中で見つけられるのが、文学部の良さだと思っています。

ステージで踊る様子

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