在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2019

国際コミュニケーション学域

子どもたちに英語の効果的な学習法と学ぶ楽しさを伝えたい

大川 広海 さん
国際コミュニケーション専攻 4回生

私立 近江兄弟社高校/滋賀県

私はもともと英語が得意教科だったことから、「将来は英語の教員になりたい」と考えていました。立命館大学に進学したのは、ある著名な英語教育の先生が文学部に所属されていたことと、高校時代に文学部の先生の授業を受ける機会があり、どの授業も面白かったことが理由です。国際コミュニケーション専攻には英語力を身につけるための実践的な授業が多く、また英語に堪能な学生がたくさんいて、毎日刺激を受けています。

現在の研究テーマは、「効果的な英語教育」の方法です。具体的には、主に「単語の習得」について研究しています。単語には、主に見たり聞いたりしたときに意味を認識できる「受動語彙」と、書いたり話したりすることができる「産出語彙」があります。自分の英語の勉強経験からも、「聞けばわかるけれど、自分では使えない単語」を、いかに「使える単語」にしていくかが英語学習の肝であり、使える単語が増えていくことで表現力の幅が上がって、英語が楽しくなると感じています。この研究を通じて、英単語や文法を覚えるだけでなく、英語の表現力が豊かになり、英語でのコミュニケーションが楽しくなることを多くの生徒に伝えていきたいと思っています。

将来は以前からの目標通り、地元の滋賀県の中学校で子どもたちに英語を教える教師になりたいと考えています。生徒の細やかな心の変化をきちんと把握してあげるためには、日常的に相手の立場に立って、相手の気持ちを考える姿勢が重要だと思います。文学部というと文学研究や文学史などの勉強のイメージが頭に浮かぶかもしれませんが、実際には、文学のみならず幅広い教養を身につけることができます。さまざまなことに興味・関心を持ち、この学部で得た学びを活かして、良い教員になることを目指していきます。

教諭を目指す学生が参加する教員採用試験合宿での発表の様子

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