「草津ブランド」の魅力を学生がPR クサツエストピアホテルとの連携で新メニューを開発
立命館大学の講義「2022年度シチズンシップ・スタディーズ 草津ブランド新商品開発プロジェクト」(受入先:草津市商工観光労政課)を受講した学生が、クサツエストピアホテル(草津市西大路町)と連携し、草津市の特産品「草津ブランド」に指定されている農産物を使った食事メニューを開発しました。同メニューは、クサツエストピアホテルの宴席料理での提供メニューとして採用が決定しています。
本企画は、地域社会で行われる事業への参加を通じ、課題解決策の提案や事業運営を学ぶ「シチズンシップ・スタディーズ」の一環として行われた取り組みで、2022年10月から学生10人が草津ブランド推進協議会と商品開発に取り組みました。
学生たちは、「生産者の思いを伝え、より草津をPRする」という思いを胸に、「草津ブランド」生産者への取材や、クサツエストピアホテルとの会合を重ね、ホテルの雰囲気にもぴったりの美しいメニューを起案。生産者の立会いの下、ホテルスタッフへのメニュー提案会を行い、食材ロス削減といったSDGsの観点も重要視しながら、ホテルスタッフと試作品の共同開発を進めました。
2月3日(金)には新メニューのお披露目会を行われ、「愛彩菜のポタージュ」など、4つの商品が採用となりました。お披露目会に参加した西仲夏澄さん(食マネジメント学部生2回生)は「この活動を通して私たちは、草津市が誇りとする数多くの特産物を通してたくさんの人と出会うことができ、『私たちが草津ブランドを広める起点となり、生産者さんの思いや伝統をしっかり受け継ぎながら美味しいメニューを開発したい』という目標に向かって大きく成長することができました」と喜びを語りました。
提供メニュー(予定)
愛彩菜のポタージュスープ 草津の酒粕グリッシーニ
鶏肉・昆布・玉ねぎなどの香味野菜や愛彩菜を煮込んだスープです。化学調味料は使用せず、野菜の芯や茎葉を無駄なく利用しているため、ヘルシーで環境にも優しい一品になっています。
愛彩菜と琵琶湖からすま蓮根のパヴェ 愛彩菜と琵琶湖からすま蓮根サラダ、酒粕のドレッシング
パヴェとは違う色の食材を組み合わせてマーブル模様にしたものであり、ここでは琵琶マスと赤ワインで色付けした琵琶湖からすま蓮根を使って彩豊かな一品になっています。
愛彩菜のシフォンケーキ
愛彩菜を使用したフワフワ食感のシフォンケーキです。中には愛彩菜をボイルしてピューレにしたものが入っており、野菜であるのにほんのり甘い味わいを楽しむことができ、大人から子供まで美味しくいただけます。
ヨーグルトとクリームチーズのムース 草津のフルーツと愛彩菜のジュレ
草津メロン等季節に合わせた果物をふんだんに使ったムースであり、それをヨーグルトとクリームチーズと一緒にいただくことでよりフルーティーで濃厚な味が口の中で広がります。