セッション参加者の集合写真

国際会議で開催された特別セッションの企画・運営を担当

(左)畠さん(右)窪園さん

 11月7~9日にハンガリーのバラトンフュレドで開催された国際会議「19th World Lake Conference」の特別セッション「Youth Power in Action」に窪園真那さん(産業社会学部3回生)と畠麻理奈さん(国際関係学部3回生)が参加しました。

 World Lake Conference(通称:世界湖沼会議)は、滋賀県発祥の国際会議で1984年に琵琶湖畔で開催された「世界の湖沼環境の保全と管理に関する滋賀会議」(LECS'84)において、当時の国連環境計画(UNEP)のトルバ事務局長から、この国際会議を定期的に継続することの提言を受け、世界各地で2年に一度開催される国際会議となりました。

 第19回目となる本会議は、「湖沼を越えて:持続可能な利用に向けて科学・文化・ガバナンスを繋ぐ」をテーマに「持続可能な湖沼管理」(Sustainable Lake Management:SLM)に焦点をあて、湖沼保全の目的と湖沼の経済的・自然的な利用の目的のバランスを見出すべく、世界中から集まった科学者や研究者、政府・自治体関係者や学生による熱い議論が交わされました。

 窪園さんと畠さんは2022年に開催された国際シンポジウム「湖沼のエコツーリズムコンテスト」において優秀賞を受賞し、今回開催された第19回世界湖沼会議において、日本が議長国を担う特別セッションとしてユースセッションの企画を任され、畠さんがモデレーター(議長)、窪園さんが日本のセッション代表兼ディレクターとして参加しました。

 セッションには日本の他、ハンガリー、アメリカ、ウガンダ、ケニアの学生が参加し、各国の活動内容や課題の共有の後、研究者を交えての議論を実施しました。会場内にセッションへのコメントを書くスペースを設け、リアルタイムで参加者からの意見を取り上げ、ユースだけでなく世代横断型で双方向の議論が展開されました。共通の課題として、湖沼環境に関する問題、教育に関する問題、観光業に関する問題などが挙げられました。

 本セッションを踏まえて、次回2025年にオーストラリアで開催される世界湖沼会議に向けて、「ユースセッションの継続開催」「国際会議やイベントへのユース年代の新たな参画」などを確認しました。また、“ユースはいつまでもユースではない”ことを今回参加したユースチームの中で強く意識し、「次世代ユースの育成」「参加5カ国以外の参画」といった将来に繋がる人材育成や、世界各国への波及を目指すことにも言及しています。

 窪園さん、畠さんは環境問題や気候変動対策に関心を持ち、学内外問わず様々な活動に取り組んでおり、今回の国際会議への参加・セッションの企画に繋がりました。立命館学園ではこのようにカーボンニュートラル達成や持続可能な社会の実現に向けて、学生・教職員が様々な活動を通じて課題解決を図る取り組みを推進しています。社会共生価値の創造を目指す学園として貢献を図ります。

窪園さん・畠さんコメント

(窪園 真那さん)
 世界湖沼会議のYouth SessionのようなYouthの活動や意見を発信できる場所には非常に大きな意義があると思います。そういった場所の構築に関わることができ非常に嬉しいです。湖沼環境をはじめとした環境問題では「世代間の公平性の欠如」がしばしば着目されますが、私が会議を終えた今感じるのはYouthが積極的に声を上げ、行動に移して状況を変えていくことの重要性です。私たちの次の世代や今回の参加国以外のYouthも巻き込み、次回2025年のオーストラリアでの湖沼会議に引き継ぐことが私たちの新たなミッションだと思っています。関わってくださった多くの方々に感謝いたします。

(畠 麻理奈さん)
 今回、私は2021年ぶり二度目の世界湖沼会議への参加でした。第18回では、開催国であったメキシコに足を運ぶことはできませんでしたが、滋賀県のスペシャルセッションにおいて企画やモデレーターを担当しました。今年は、ハンガリーでの現地開催となり、セッションのみならず研究者の方々や同世代のYouthと意見交換が出来たことが嬉しかったです。夏以降、時差が大幅にある5カ国合同での会議を何度も重ね、多くの方に見ていただけるセッションになったこと、そして、学内で学んでいることを学外・国外でも発揮できたことは大きな自信に繋がりました。関わってくださった全ての方への感謝を、これからのYouth Session引き継ぎと継続で恩返ししていきたいと思います。

バラトンフュレドとバラトン湖

 バラトンフュレドは中央ヨーロッパ最大の淡水湖であるバラトン湖の湖岸の街で、歴史的な街並みを多く残すハンガリー屈指のリゾート地と知られています。バラトン湖は表面積600平方キロメートルと琵琶湖(約670平方キロメートル)の9割程の大きさを持ちながら、平均水深は約3.2メートルと世界で最も浅い大型湖の一つであり、その浅い形状と湖周辺の産業が要因となり、生態系の悪化など環境への影響を非常に受けやすい特徴があります。同地での開催は1988年の第3回世界湖沼会議以来、35年ぶりでした。

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