8月7日(木)、大阪・関西万博のテーマウィークスタジオにて「World Student Discussions」を実施しました。本イベントは立命館大学と日本福祉大学が中心となって毎年開催している「World Youth Meeting」という英語による国際的なスピーチコンテストの一環として実施されたもので、 25年目という節目を迎える今年、特別企画として万博会場にて EXPO 2025 Special 「World Student Discussions」 として行いました。

本企画の冒頭に田村学氏(文部科学省 初等中等教育局 主任視学官)よりご挨拶をいただき、中島さち子氏(株式会社steAm 代表取締役、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー)、鈴木寛氏(東京大学公共政策大学院教授)、中戸祐夫氏(立命館大学副学長 兼国際部長)の3名がコメンテーターとして各チームの議論に参加いただきました。

 当日は立命館高等学校や立命館守山高等学校をはじめとする7校の高校生、ならびに立命館大学、日本福祉大学を含む13の大学・大学院から、合計65名の学生が参加しました。アジア、北米、中南米、欧州、中東、アフリカなど、33の国と地域にルーツを持つ生徒・学生たちで構成された国際色豊かな4つのチームに分かれて取り組みました。

 ディスカッションテーマは「平和と人権」。各チームは「偏見とポジティブバイアス」「包摂的かつ公平な教育」「言語差別」「平和と争い」という異なる4つのトピックを取り上げ、5か月間に渡る事前調査・分析を行い、当日の発表に向けて準備を進めてきました。

 当日は、未来に向けた具体的なアクションプランを提案するなかで、参加者たちが身振り手振りを交えて熱意あふれるプレゼンテーションを行う姿が印象的でした。また、スピーチ後の質疑応答では、会場内から多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。また、3名のコメンテーターからは専門的な視点によるコメントやアドバイスがあり、学生たちが自らの考えをより深める機会となりました。

 企画終了後、これまでの取り組みを振り返り 「多様な価値観や考え方に触れたことで、グローバルな課題に対する理解が深まり、より創造的かつ批判的に考える力が養われた」、「相互理解を築くためには、相手の話にしっかり耳を傾ける姿勢や、忍耐力、明確なコミュニケーションが不可欠であると実感した」、「今回得たスキルや経験を、今後は国際的かつ協働的な環境で活かしていきたい 」という感想が参加学生から多く寄せられ、本企画は参加者一人ひとりにとって国際社会で力を発揮するための実践的な学びを得る有意義な経験となりました。

 今後も立命館の学生による企画が大阪・関西万博会場で予定されていますので、ぜひご来場ください。

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