理工学研究科 今田奈歩さんがIEEE International RF and Microwave Conference(RFM 2025)にて、Best Student Paper Awardを受賞
立命館大学 理工学研究科 電子システム専攻 博士課程前期課程1回生の今田奈歩さんが、2025年9月17日(水)~19日(金)の3日間、マレーシア ペナン島で開催されたIEEE International RF and Microwave Conference(RFM 2025)にて、Best Student Paper Awardを受賞しました。
受賞対象論文のタイトル
Quadrature Direct Digital Synthesizer Using Folding Circuits with Current Steering DACs
著者
Naho Imada, Koki Nagata, Hideyuki Nosaka
今田奈歩さんのコメント
この度はIEEEの国際会議で論文賞をいただき、大変光栄に存じます。本論文の執筆にあたっては、電気電子工学科/電子システム専攻の多くの皆さまにご指導・ご支援をいただきました。改めて感謝申し上げます。今後も研究に邁進する所存です。
野坂教授のコメント
当研究室学生の今田奈歩さんが国際会議RFM2025にてBest Student Paper Awardを賜り、日頃からご支援いただく皆さまに心よりお礼申し上げます。
当研究室では、第6世代移動通信システム(6G)に向けて、波の周波数・位相・振幅を自由自在に制御するための革新的なアナログ回路の研究に取り組んでいます。今回の受賞対象は、無線装置で用いられる「周波数シンセサイザ」に関する新技術の提案です。直交性に優れた2つの任意周波数信号(サインとコサイン)を、ミックストシグナル(アナログ・デジタル混在)技術で同時に生成する新回路アーキテクチャの提案と実証に関するもので、途切れない高速無線通信や、高効率な無線電力伝送の実現を目指したものです。引き続き、回路技術で我々の生活を豊かにする技術に取り組んでまいります。