理工学部 長谷川知子准教授が、4年連続で科学・社会科学分野における 世界最高峰の研究者「高被引用論文著者」に選出

理工学部の長谷川知子准教授は、クラリベイト・アナリティクス社が発表した2022年度の高被引用論文著者(Highly Cited Researchers 2022)に選出されました。長谷川准教授の選出は4年連続となります。

高被引用論文著者は、特定出版年・特定分野における世界の全論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文を発表し、後続の研究に大きな影響を与えた研究者が選ばれます。今回はさまざまな研究分野で活躍する6,938名の研究者が選ばれました。長谷川准教授は、一人の研究者が複数分野で論文を発表している場合の合計被引用件数で評価する「クロスフィールドカテゴリー」で選出されました。

長谷川准教授は、エネルギー、経済、農業、土地利用、水利用などを統合的に解析するコンピューターシミュレーションモデル、いわゆる統合評価モデルを用いて、気候変動を中心とした地球環境問題に関連する研究を行っています。とりわけ、将来の温室効果ガスの排出量を見通し、その削減方策の検討、気候変動による影響の経済的分析などに取り組んでいます。

令和3年度には、気候変動と食料安全保障の関係性に関する研究の業績を高く評価され、文部科学大臣表彰(科学技術分野)の「若手科学者賞」を受賞しました

長谷川知子准教授のコメント

このたびはこのような名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。恩師やこれまで指導して頂いた方々、共に研究をして頂いている方々、日々の研究活動をサポートして頂いている方々に心から感謝申し上げます。

今回の評価対象となっている成果の多くは前職の国立環境研究所で勤務していた頃に出したものです。特に国立環境研究所時代にお世話になった上司には、研究指導はもちろんのこと、研究に専念できる環境と、国際ネットワークを構築し、国際共同研究へ参画・推進する様々な機会を提供いただいたことを心から感謝したいと思います。今後もこれを励みに、ますます研究を発展できるよう、邁進したいと思います。

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