関西学生バトン・チアフェスティバル 3年ぶりに対面で開催

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関西学生バトン・チアフェスティバル 3年ぶりに対面で開催

 9月2日(金)、兵庫県西宮市民会館(アミティ・ベイコムホール)にて、「第55回大学バトン・チアフェスティバル」が開催され、立命館大学バトントワリング部が出演しました。

 「バトン・チアフェスティバル」は、関西学生バトン・チア連盟の加盟校が合同でステージ企画などを行う1967年から続く伝統あるイベントです。今年度は、徹底した感染症対策を講じたうえで、3年ぶりに対面で開催しました。

2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、記念DVDとプログラムの製作を代替企画として実施。

 プログラムは2部で構成され、第1部では各校が華やかな衣装に身を包み、それぞれの思いを込めた演技を披露。立命館大学バトントワリング部は、昨年度の全国大会で日本一に輝いた技術力の高さと集団美で観客を魅了しました。また、今年8月に行われた世界大会で優勝に輝いた田和聖也さん(経済学部2回生)が「Teeth」という作品を題材にした特別ステージに出演。二重人格のような性格を持つ彼女にすべてを振りまわされて苦しむ青年の繊細さや荒々しさを美しく表現しました。
 第2部では、各校の混合チームによる企画ステージ「世界旅行」が開幕。「コロナ禍で海外旅行を断念した方に、ステージを通して海外の気分を味わってほしい」という思いから、アメリカ、インドなどの5カ国をテーマにした踊りを披露しました。
 各部の幕間では、これまでの練習風景を収めた映像が上映され、大学や競技の枠を越えて素晴らしい舞台を創り上げた部員たちに、会場からは大きな拍手が送られました。

バトントワリング部の演技
第2部「世界旅行」
田和聖也さんの特別ステージ

 関西学生バトン・チア連盟の委員長を務めるバトントワリング部・部長の山岡向日葵さん(経営学部4回生)は、「多くの方々の支えのおかげで、無事に3年ぶりの対面開催を実現することができました。来ていただいた方に楽しんでいただけるよう、大好きなメンバーとともに精一杯踊った時間は、本当に貴重な時間となりました。大学の枠を越えて、多くの仲間とともにステージを作り上げることの達成感を、後輩に伝えることができて本当に良かったです」と笑顔で語りました。

 山岡さんは、2回生の頃から連盟委員として「バトン・チアフェスティバル」の運営に携わっていましたが、コロナ禍の影響により2年続けて対面での開催が中止に。連盟委員長として迎えた今年の大会は、自分たちの世代が抜けた後に、バトン・チアフェスティバルを経験している世代がいなくなる危機感から、「今年こそは絶対に対面で実施する」という強い思いで対面開催に向けた構想を開始しました。
 しかし、2年連続で対面開催を中止した影響で実務などの引き継ぎが十分ではなく、準備は手探りの状態が続きました。それでも、「難しい状況だからこそ、全員で協力して一つのものを完成させよう」と決意を固め、連盟委員やOB・OGと率直に意見を交わし、感染症対策や部員の体調管理の徹底など多くの課題を一つずつ乗り越えました。

合同練習の様子①
合同練習の様子②

 開催にあたって大切にしたのは、「大学でも競技を続けていると、こんなにも楽しい経験ができる」ということを子どもや後輩たちに伝えたいという思いでした。若い世代に魅力が伝わるよう、楽しく・華やかなステージを構想。練習の合間を縫って、地道に広報活動を続けました。
 活動は実を結び、当日の参加者の3割以上が0歳から10代までの世代が占めるという結果となり、フェスティバル終了後のアンケートでは、「夢を諦めそうになっていたけど、今日の公演を見て勇気を貰うことができました」、「学生主体でここまでの企画ができることに感動しました」という声が寄せられました。
 山岡さんは「多くの制約を抱えながらも、皆で協力して一つのステージを作り上げたことは全員の自信に繋がりました。今後も、関西のバトン界を盛り上げるために仲間たちとともに頑張ります」と今後の展望を語りました。

 現在、12月に行われる全国大会に向け、猛練習の日々を送るバトントワリング部。大会連覇を目指して「立命館の強みである集団美をより磨き、踊りの繊細さを突き詰めて、このメンバーで日本一になります」と意気込みを語ってくれました。

 全国大会での優勝を目標に、ひたむきに練習に励む選手たちへ応援をよろしくお願いいたします。

立命館大学バトントワリング部

バトントワリング部・部長 山岡向日葵さん(経営学部4回生)コメント

 この度、「第55回大学バトン・チアフェスティバル」を無事に開催することができました。私たちの活動を温かく見守り、ご指導、ご支援いただいた関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。
 今年度のステージは3年ぶりの対面開催となりましたが、今回の経験を経て「できないことはない」ということを改めて実感いたしました。コロナ禍の収束が見通せないなかで、対面での実施を見送るという選択肢もありましたが、先輩方が培ってこられた伝統を引き継ぎながら新たな形でステージを実現することができ、大変嬉しく思います。バトン、チアが大好きな仲間たちとたくさんの思い出をつくることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。
 12月の全国大会でも精一杯ステージで演技させていただきます。今後ともバトントワリング部への応援を何卒よろしくお願いいたします。

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