保護者の皆さまへ
海外留学にあたって
1.まずは、海外への関心・興味を持つことが初めの一歩
昨今、若者の内向き志向が問題視されていますが、ご自身のお子様はいかがでしょうか? 保護者の皆さまが留学に熱心であっても、肝心の学生本人はそうでもない…といったようなケースもあるのではないでしょうか。 そんな時は、
- 保護者の皆さまのご職業や日常生活の中で、国際感覚の必要性を痛感したり、実際に国際交流を体験された経験について話し合うなど、社会で今どのような力が求められているのか、保護者の皆さまの実体験を人生の先輩として紹介してあげてください。
- 日常の会話の中で、お子さんの生活や大学での学びに比較的身近な国際情勢・トピックを話題にするなど、海外に目を向けることの大切さに気づきを与えるような機会を作ってみてはいかがでしょうか。
2.留学について相談されたら
- まずはその夢を応援する姿勢で、背中を押してあげてください。
- そして以下について、学生本人がどう考えているのか聞き出してあげてください。
- 留学の目的・目標
- 卒業までの履修計画
- 参加費用、奨学金など
- 将来の目標や進路と留学の関係
- 留学実現に向けての計画
(例:応募要件を満たすための外国語学習計画など)
国際教育センターから保護者の皆さまへ
海外留学で身につく力とは、一般的に、学力、外国語能力、異文化適応能力、コミュニケーション能力、人間力などと言われています。特にコミュニケーション能力や人間力といった部分は、留学の準備の段階からも得られるものです。学生が自分自身としっかり向き合い、留学に関しての考えを深め、情報収集や様々な手続きについても自分の力で取り組むことそのものが、成長のプロセスであると我々は考えています。
また、留学中も日本とは違い、何もかもスムーズに運ばなかったり、様々な試練が待ち受けていることでしょう。しかし、日々起こる大小さまざまなトラブルを試練として受け止め、周囲の助けもうまく借りながら、最終的には自分の力で問題解決することが、学生を大きく成長させるのです。
大学では、学生にとって深刻な不利益となるようなケースや安全面で問題がある場合を除き、教育的な観点から、学生の成長のプロセスを奪わないスタンスで留学に対する支援を行っております。保護者の皆さまにおかれましては、お子様の留学にあたっては「見守る」姿勢でご支援いただければ幸いです。時にはもどかしく、また、ご心配な点も多々あろうかと思いますが、是非ともこの点についてご理解賜りますようお願い申し上げます。