RS Web 学園通信|Move On!
立命館大学 | Infostudents
インタビュー

地域密着型の実践授業で、歴史ある北西地域を体感

 

奥山明里

さん(文学部 地理学専攻 2回生)
『京都歴史回廊プログラム』 参加学生

このプログラムに参加したきっかけを教えてください

 私はいま地理学を専攻しているのですが、高校の時に履修していた日本史も大好きな分野で、高校までの知識では終わらせたくないという思いを持っていました。そう思っていたところ、この人文学的知の地域還元で変わる歴史都市京都−『京都歴史回廊プログラム』の展開による地域連携プログラム(以下:京都歴史回廊プログラム)を知った時は、専門である地理学と日本史の両方を深めることができる他にはない絶好の機会だ、と思い参加を決めました。

 また、京都での生活ももう一年が過ぎたのですが、歴史や伝統がいっぱいのこの土地について知るチャンスがなかなか掴めないという思いもあったので、このプログラムを活用し、様々な知識を得ていきたいと考えています。

プログラムに参加し、どのようなところに魅力を感じますか

 プログラムの授業では、フィールドワークで北山杉や京都府立総合資料館の見学に行きました。北山杉の場合には、まずその歴史・生い立ちから現状に至るまでの予備知識をしっかりと勉強したあと、フィールドワークを行いました。今後は、7〜8人のグループで専門的に学ぶ場所を決め、全て学生だけで事前学習をし、フィールドワークに行きます。その後、他のグループの学生にフィールドワークで選んだ場所を紹介し、学びを共有します。私のグループは、洛西地域の嵐山や嵯峨野についての研究をしていこうと考えています。

 また、このプログラムの魅力は自分のやりたい学問を深く掘り下げることができる点です。低回生の間に自分の興味ある分野を深く学べる機会はあまりないように感じるので、このような環境があることは魅力の一つですね。

 参加している学生は日本史専攻の学生が多いのですが、私のように文学部の他専攻学生も多くいます。課外活動で古美術や歴史に関する研究をしている学生もいてみんな熱心です。関わる機会の少ない他専攻の生徒と学びを通して交流し、フィールドワークなどで実習を積むことは、私自身のモチベーション向上にも繋がりますし、本当に良い経験ができています。

このプログラムでどのような力がつくと思いますか。

 意識の高い学生が多く参加しているので、良い刺激になり、私の学びに対する姿勢も以前に比べて変わりました。例えば、フィールドワークを実施するためには自分たちが動かなければ何も始まりません。このように学生の主体性が求められるので、自発性や積極性が身につくのではと感じています。これらは、普通の講義ではなかなか体験することができないことだと思います。

 将来的に私は、都市計画や不動産の土地開発などに携わっていきたいと考えています。後期からは個人的な学びが主になるので、「歴史ある街をどのように残していくか」というテーマなどについて研究していこうと思っています。

取材・文植田絵里奈(文学部3回生)
[基本情報]
Good Practice(GP)とは
[プログラム紹介/インタビュー]
人文学的知の地域還元で変わる歴史都市京都
奥山明里 さん
地域活性化ボランティア教育の深化と発展
北内はるか さん
IT人材育成のための実践的キャリア教育
橋本通宏 さん
Back Number
エクステンションセンター
大学教育開発・支援センター
 
授業改善の支援に向けた調査・検討ワーキング
ピア・エデュケーション
Gooo Practice(GP)
インターンシップ
APUサマーセッション
言語習得センター(CLA)紹介
立命館の就職支援 #1
立命館の就職支援 #2
立命館孔子学院
障害学生支援室
起業家支援
© Ritsumeikan Univ. All rights reserved.
このページに関するご意見・お問い合わせは 立命館大学広報課 Tel (075) 813-8146  Fax (075) 813-8147