■ プログラムに参加し、どのようなところに魅力を感じますか
プログラムの授業では、フィールドワークで北山杉や京都府立総合資料館の見学に行きました。北山杉の場合には、まずその歴史・生い立ちから現状に至るまでの予備知識をしっかりと勉強したあと、フィールドワークを行いました。今後は、7〜8人のグループで専門的に学ぶ場所を決め、全て学生だけで事前学習をし、フィールドワークに行きます。その後、他のグループの学生にフィールドワークで選んだ場所を紹介し、学びを共有します。私のグループは、洛西地域の嵐山や嵯峨野についての研究をしていこうと考えています。
また、このプログラムの魅力は自分のやりたい学問を深く掘り下げることができる点です。低回生の間に自分の興味ある分野を深く学べる機会はあまりないように感じるので、このような環境があることは魅力の一つですね。
参加している学生は日本史専攻の学生が多いのですが、私のように文学部の他専攻学生も多くいます。課外活動で古美術や歴史に関する研究をしている学生もいてみんな熱心です。関わる機会の少ない他専攻の生徒と学びを通して交流し、フィールドワークなどで実習を積むことは、私自身のモチベーション向上にも繋がりますし、本当に良い経験ができています。
■ このプログラムでどのような力がつくと思いますか。
意識の高い学生が多く参加しているので、良い刺激になり、私の学びに対する姿勢も以前に比べて変わりました。例えば、フィールドワークを実施するためには自分たちが動かなければ何も始まりません。このように学生の主体性が求められるので、自発性や積極性が身につくのではと感じています。これらは、普通の講義ではなかなか体験することができないことだと思います。
将来的に私は、都市計画や不動産の土地開発などに携わっていきたいと考えています。後期からは個人的な学びが主になるので、「歴史ある街をどのように残していくか」というテーマなどについて研究していこうと思っています。 |