このプログラムは、1998年度に京都市社会福祉協議会との学術協定により、1999年度から産業社会学部で実施した「ボランティアコーディネーター養成プログラム」にあります。その後、このプログラムを中核にして、2005年度に現代GP事業として採択され、全学的な取り組みとして発展しました。
このプログラムの特徴は、「ボランティア」を大学の正課教育として取り組んでいる点です。授業は、学生の学びと成長に応じた3段階で実施されています。
第1段階 「地域ボランティア活動参加への動機づけ」
まずは、地域ボランティア活動に関して問題意識や関心を持ってもらうことを目指しています。教養科目「地域参加活動入門」など、地域について理解し地域で学ぶための科目を設けたり、課外活動では、学外のボランティア団体・施設をブースで紹介する「ボランティア合同ガイダンス」を行うなど、学生のボランティア活動参加への機会を提供しています。
第2段階 「地域社会の一員としての自覚と能力の育成と専門知識の応用的理解」
ここでは、大学の正課として「理論と実践」を目指すために地域活性化ボランティアプログラムとボランティアコーディネーター養成プログラムの2つのプログラムが用意されています。
第3段階 「情報発信能力の向上」
地域密着型メディアを通じ、ボランティアプログラムの情報を発信していく取組みです。その他にボランティアセンターに所属する学生コーディネーターが、学内でのボランティア活動の啓発・促進を行い、情報発信力を高めています。
ボランティアプログラムやボランティア活動に興味がある方は、ぜひボランティアセンターに足を運んでみてください。またボランティアセンターには、大学院でボランティアについて学んできた職員が主事として勤務していますので、「サービスラーニング」や学問としてのボランティアに関心がある方も、ぜひ利用して下さい。 |