教員紹介

靳 春雨
靳 春雨
(Jin Chunyu)
専門分野と今後の展開

宋代の詞研究。 詞集を中心に、詩人の伝記、詞籍の刊行、文人間の交遊について研究してきた。 現在は詞に興味を持っていた日本の漢詩人の詞学観、愛読した詞籍について考察している。

中国学の魅力は

時間と空間を超えた知識の伝承と壮大な歴史を読み取ることができること。

ひとこと

古典に興味を持っています。特に「以銅為鏡、可以正衣冠。以古為鏡、可以知興替。以人為鏡、可以明得失」という言葉が好きです。

主な論著

■ 著書
発行年 タイトル ソース
2023年 中國・日本の詩と詞―『燕喜詞』硏究と日本人の詩詞受容 朋友書店
2019年 宋代文学伝播原論―宋代の文学はいかに伝わったか 共著(翻訳)・朋友書店
■ 論文
発行年 タイトル ソース
2022年 立命館大學圖書館西園寺文庫所藏の『詞綜』について 『学林』第75号
2020年 山口剛と詞―「槐南朱批『梧桐雨』と「荷塘印影」を手がかりとして 『学林』第70号
2020年 『典雅詞』及び『燕喜詞』諸本 『立命館文学』第664号、芳村弘道教授退職記念論集
2019年 立命館大学図書館西園寺文庫所蔵『詞綜』研究 『東亜漢籍研究』第14号
2018年 詹騤事跡考述 『学林』第66号
2017年 鄭文焯『大鶴山人詞話』『花間集序』[自實父、芸閣、子復諸賢去後]一文の考察――鄭文焯と三人との交遊を中心として 『学林』第64号
2016年 『全宋詞』曹冠小伝補正 『学林』第63号
■ 訳注
発行年 タイトル ソース
2019年 龍楡生編選『唐宋名家詞選』訳注稿(十四)李清照「如夢令」 『風絮』第16号
2016年 詞籍『提要』訳注稿(六)「海野詞」 『風絮』第13号
2016年 詞籍『提要』訳注稿(六)「審斎詞」 『風絮』第13号
■ 翻訳
発行年 タイトル ソース
2020年 芳村弘道「“古筆切”之李善注本《文選》」 『国学研究』第44巻
2020年 譚新紅「文学史による詞の古典化について(下)」 『風絮』第17号
2019年 譚新紅「文学史による詞の古典化について(上)」 『風絮』第16号
2017年 臧克和「白川学研究についての管見」 『立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所紀要』第10号
2016年 張立克「経学の視座からの劉向の『詩』家法の考察――『條災異封事』を中心として」 共訳・『学林』第62号
2016年 王亮「李斯臂蒼鷹考」 共訳・『学林』第62号
2015年 龍楡生「龍楡生自伝―苜蓿の生涯廿年を過ぐ(下)」 『風絮』第12号
2014年 龍楡生「龍楡生自伝―苜蓿の生涯廿年を過ぐ(上)」 『風絮』第11号