教員紹介

松尾 肇子
松尾 肇子
(まつお はつこ)
専門分野と今後の展開

宋代韻文論。
宋詞を読むために、詩論を側に置いて詞論研究から開始。詞が作られ享受された情況や詞籍に広がった。南宋詞に取組みたいと思っている。
なお、中世から近世にかけての日本における中国古典の受容がもう一つの研究分野。

中国学の魅力は

今も昔も一筋縄ではいかない人々に翻弄されること。

ひとこと

艶っぽい文芸が好きなわりに本人はいたって堅物のため苦労している。

主な論著

■ 著書
発行年 タイトル ソース
2010年 『詞学の用語』 共著・汲古書院
2018年 『書物の文化史―メディアの変遷と知の枠組み』 共著・丸善出版株式会社
2014年 『増補改訂版中国女性史入門――女たちの今と昔』 共著・人文書院
■ 論文
発行年 タイトル ソース
2022年 「李清照と趙家の姉妹」 『風絮』第19号
2021年 「陽明文庫蔵 新井白石「鄙作意解」をめぐって」 『言語・文学・文化』第20号
2021年 「晁補之の調笑をめぐって」 『東海学園大学研究紀要』第26号
2020年 「康与之の詞について」 『風絮』第17号
2020年 「康與之の生涯と作品編年初探」 『日本宋代文學學會會報』第7集
2019年 「王観の詞について―冠柳の視点から」 『風絮』第16号
2019年 「近衞家凞が讀んだ漢籍鈔本」 『立命館文学』第664号
2016年 「五山禅林における詞の受容」 『風絮』第13号
2016年 「『詩学大成抄』初探―評言にみる漢詩の受容―」 『日本宋代文学学会報』第2号
2014年 「嘉靖年間の『詞源』校訂―上海図書館蔵『詞源』をめぐって―」 『風絮』第11号
2014年 「毛滂における雅詞」 『風絮』第10号
■ その他
発行年 タイトル ソース
2020年 《研究ノート》「詞の輯録:王観を例として」 『東海学園大学研究紀要』第25号
2019年 『宋代文学伝播原論―宋代の文学はいかに伝わったか』 共訳・朋友書店
2017年 「『詩学大成抄』に見える書籍をめぐって: 付『詩学大成抄』書名索引稿」 『言語・文学・文化』第17号
2012~2016年 「校本詩学大成抄(1)~(5)」 『言語・文学・文化』第12~16号
2010~2017年 「詩余ものがたりー清・葉申キョウ『本事詞』―」 『言語・文学・文化』第10~17号