教員紹介

朴 賢
朴 賢
(ぱく けん)
専門分野と今後の展開

漢文の訓読を研究しています。日本では9世紀初頭から漢文訓読資料の実物が残っており、中国から将来された漢訳仏典や漢籍(儒家の四書五経、歴史書など)を、日本人がどのように読んで理解したかが分かります。また、「訓読」という概念を、古典テキストを自らの言語で読む営みとして捉えた場合、類似する現象は韓国、敦煌、ベトナム、さらにはヨーロッパのラテン語文献でも見られ、世界的な視点からの検討が求められます。

中国学の魅力は

古典漢文で書かれた文献を通じて一つの文化圏が形成されてきた点が魅力的です。この文化圏は、空間的に中国大陸、朝鮮半島、日本列島、東アジアのベトナムや北方の遊牧地域まで広がっており、時間的には数千年を経た現代まで生き続けています。日本で中国学を学ぶことで、日本自身に関わる新しい世界へ接続することができます。

ひとこと

大学・大学院時代は一番自由で可能性に満ちた時期だと思います。「学ぶ」道で自分の興味のあることなら何でも試してみたらいかがでしょうか。

主な論著

■ 著書・論文
発行年 タイトル ソース
2024年 西大寺本『金光明最勝王経』の漢文注記の記入年代 『京都大学国文学論叢 』第51号
2023年 西大寺本『金光明最勝王経』平安初期点の漢文注記について――漢文注釈書と複数訓との関係―― 『国語国文』第92巻第11号