立命館大学(衣笠)の取組み

カモシネマ実行委員会(広告研究会)鴨川でのクリーンハイク活動

「人と人、人と鴨川をつなぐきっかけを作る」を企画の主目的におき、鴨川での清掃活動と野外映画上映会「カモシネマ」に取り組んでいます。今年で9回目を迎えるカモシネマは、「鴨川を美しくする会」と連携しながら、清掃活動等に積極的に参画しています。今年からカモシネマ当日だけでなく、鴨川での定期的なクリーンハイクも行い、普段は清掃活動に関心の低い学生たちをはじめ多くの人々を巻き込む企画を積極的に展開しています。

2013年8月17日(土)に開催された「夏の鴨川座 カモシネマ9」では350名の来場者が訪れ、鴨川という空間の独特の美しさを、清掃活動や映画鑑賞を通じて多くの人に知ってもらい、自然を大切にする人を少しでも増やすことができたと思います。

広告研究会
イベント・カモシネマで鴨川を清掃

このイベントは、美しい自然を手軽に楽しむことができる場所であると同時に、多くの人が自然と集まる場所でもある鴨川の魅力を、イベントを通して多くの人に知ってもらい、鴨川を大切にしようとする人を少しでも増やしたいという想いから生まれました。今年で8年目を迎え、今では参加者が100名を越える大イベントに成長しています。

2012年8月18日(土)、京都市内の鴨川河川敷で「夏の鴨川座 カモシネマ(カモシネマ8)」が開催されました。「人と人、人と映画、そして人と鴨川をつなぐきっかけをつくる」を目的とし、鴨川河川敷の清掃活動と、日没後に野外映画上映会を行いました。

学園祭実行委員会
学園祭での環境への取り組み

2011年度学園祭でも、積極的に環境負荷の低減に向けた取り組みや企画が行われました。

衣笠キャンパスでは、学園祭で出るごみを減量するために、模擬店でのリユース食器の導入やマイ箸の持参を参加者に呼びかけました。びわこ・くさつキャンパスでは、「立命館の環境活動を知ろう!」という展示企画も行い、環境活動の広報・啓発が実施されました。

また、両キャンパスにおいて、専用ごみ箱を設置し、分別回収とリサイクルを進めるとともに、効果検証のためにごみの量の測定も行われました。結果は、学園祭ウェブサイトにて公開しています。

学生と地域との協働の取り組み[衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス]
地域における清掃活動

2011年11月13日(日)、例年行われている衣笠キャンパス近隣の金閣学区の地域清掃に、本学からも多くの学生・教職員が参加し、清掃活動を行いました金閣学区清掃は、春と秋に開催される恒例の清掃活動です。当日は、体育会サッカー部から120名以上の部員が参加し、地域の方々とともに、金閣小学校周辺の清掃や普段はなかなかできない庭木の刈り込み作業などに取り組みました。

このように、日頃お世話になっている地域に対する感謝の気持ちを込めて、多くの学生団体が積極的にこの事業に参加しています。

地域情報研究センター
バイオチャー利活用による環境負荷低減の取り組み

地域情報研究センターでは、環境に関わる研究テーマとして「農山村部におけるクールベジタブル農法を核とした炭素隔離による地域活性化と地球環境変動緩和方策に関する人間・社会次元における社会実験研究」に取り組んでいます。クールベジタブル農法とは、農山村地域における未利用のバイオマス資源を自己燃焼による反応熱で自己炭化し、土壌改良材としてその炭(バイオチャー)を埋設利用する農法です。バイオマス資源を炭化し、堆肥と混合して利用することで、地表上から安定的に炭素を隔離し、地中に埋め戻す炭素貯留およびその社会システムを確立しつつあります。2011年度はバイオチャーによる土壌への炭素隔離に関わる国際会議「APBC KYOTO2011」を立命館大学で開催しました。

バイオチャーって何?

バイオチャーとは放置竹林や農産廃棄物などの生物資源(バイオマス)を炭化して、炭にしたものです。炭化によって有機炭素を無機炭素として固定化し、地中に埋め込むことで二酸化炭素を貯留しながら食糧増産や土壌の保水力の増加が見込めます。

APBC〈Asia Pacific Biochar Conference〉 KYOTO 2011とは?

アジア太平洋諸国におけるバイオチャーによる炭素隔離の方法論の確立とその普及に向けた国際会議です。第1回は2009年にオーストラリアで開催され、2011年9月に第2回会議が立命館大学で開催されました。