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Campus Master Plan

フレームワークプラン

Chapter4では、目指すキャンパスの実現に向けて、検討・配慮すべき内容を部門別にフレームワークプランとして示す。フレームワークプランは、概ね15~30年程度の中長期的なキャンパス全体の整備方針に基づく計画である。どのようなアカデミックプランにおいても配慮すべき考え方や対応可能な考え方について述べる。

4.7安全・安心

安全・安心の考え方

良好なキャンパス環境を維持できるよう、安心・安全なキャンパスづくりが求められる。大阪いばらきキャンパスは地域に開かれたキャンパスであることから、不特定多数の人が訪れる場所であり、誰もが使いやすく快適なキャンパスとして整備することが求められる。そのため、現在のキャンパスでの取り組み状況や課題、その検討状況について把握する必要がある。

ユニバーサルデザイン、バリアフリーへの配慮

キャンパス内において、身体の不自由な人だけでなく、高齢者や子ども、海外からの留学生なども含めた全ての人が支障なく過ごすことができるよう、バリアフリーとともにユニバーサルデザインに配慮することが重要である。

交通への配慮

キャンパス内は歩行者の通行を最優先とした整備・運営を行う必要があり、歩きやすい路面の整備や雨の日のキャンパス内移動への配慮についても検討が求められる。そのため、キャンパス内は原則、自転車・バイクの通行は禁止している。

歩行者専用通路においても、キャンパス運営上必要なサービス車両の通行については許可されており、入構時間帯、入構許可車両、キャンパス内移動経路、キャンパス内一時駐停車スペースについての規則の周知と運用の徹底が必要となる。また、さらなるキャンパス内の快適性、安全確保のためには、サービス車両の運営面について見直し・検討を行う必要がある。

図4-7-1 大阪いばらきキャンパスのバリアフリーマップ
図4-7-1大阪いばらきキャンパスのバリアフリーマップ

防災・防犯への配慮

施設整備においては、建物の耐震改修や非構造部材の耐震化を行い、地震に強いキャンパスづくりを行っている。また、不特定多数の人が利用するキャンパスとしての防犯対策として、見通しのよい環境整備やセキュリティー対策について十分な配慮が必要である。特にOICの大きな特徴のひとつが「屏(へい)のないキャンパス」であり、今後も地域に開かれた大学として持続するためには、オープンとクローズのバランスを図ることが肝要である。

万一、災害等が起こった際の対策として、防災訓練を実施するなど、いつ災害が起こっても迅速な対応ができるよう日頃から十分な対策を行う必要がある。また、安全管理室より、「緊急災害対応ハンドブック」と「防災カード」が発行され、大学ホームページで公開するとともに、全学の学生、教職員に配布され、防災意識の向上に努めている。

図4-7-2 緊急災害対応ハンドブック、防災カード(立命館大学安全管理室作成)
図4-7-2緊急災害対応ハンドブック、防災カード(立命館大学安全管理室作成)

学生用、教職員用が作成され、全学生、教職員へ配布され、大学ホームページでも公開されている。

http://www.ritsumei.ac.jp/safetymanagement/safety/safety_handbook.html/

災害に強いまちづくりに貢献するキャンパス

キャンパス内だけでなく、隣接する既存の大型商業施設イオンと連携し、岩倉公園(防災公園)への非常時電力供給体制を確保している。一部施設(体育館、食堂)の開放、耐震性受水槽、備蓄倉庫、非常用トイレ、井水供給など、周辺住民の避難受け入れにも備えている。

既存の施設と新たな施設をうまく繋げながら、まち全体の防災力を一層高めることが重要である。

相互連携協力による災害に強いまちづくりに関する協定

立命館、茨木市、イオンリテール株式会社による三者間の連携協定を締結した。(2014年4月18日)

本協定は、地域の防災に関する啓発・研修、発生時における応急対応及び各段階においてそれぞれの持つ資源を活用しつつ、相互連携を行うことを目的として締結された。

図4-7-3 非常時電源ルート
図4-7-3非常時電源ルート
図4-7-4 大阪いばらきキャンパス内の避難場所
図4-7-4大阪いばらきキャンパス内の避難場所
図4-7-5 大阪いばらきキャンパス近郊の広域避難場所
図4-7-5大阪いばらきキャンパス近郊の広域避難場所