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最新のTOPICS
2022.06.06
Combating Global Pollution through multiple cultural perspectives: my experiences as a foreign national student through the COVID pandemic(Nguyen Ha Linh)
2022.06.03
ゲスト講義実施報告(元JICA:成瀬猛様)
プロフェッショナル・ワークショップ(国際公務クラス:石川幸子先生担当)にて、元独立行政法人国際協力機構(JICA)職員の成瀬猛様をゲスト講師としてお招きしました。

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元JICA職員(6年間のパレスチナ事務所長経験者)、元麗澤大学教授、そして現在は立命館大学客員教授(故岡本行夫氏のオーナーズプログラムに参加)の成瀬猛氏に、“プロフェッショナルとは”という大きな枠組みでお話頂きました。
成瀬氏は、岡本行夫氏の本のタイトルである「日本にとって最大の課題とは?」という問いかけから始められ、その回答は「国際人材の不足」と断言されました。そして、今後、学生たちがプロフェッショナルとして立っていく為には、専門的技術とプロ意識(職業に対するプライドと、社会に対する貢献を目的とする崇高なスピリット)が必要であると説かれました。海外拠点を有する企業では、グローバル化を推進する国内人材の確保と育成に課題を感じており、国際機関に勤務する日本人の数ももっと増やさなければなりません。
成瀬氏は、国際社会で活躍する資質について、「海外との社会・文化・価値観の差に関心を持ち柔軟に対応する姿勢」を持つことと説され、学生たちに海外、それも途上国に積極的に出かけていくことを奨励しました。また、2008年に岡本氏のオーナーズプログラムでパレスチナに立命館大の学生を引率した時のビデオを題材に、抽象的なイメージではなく、実際に現地に足を運んで見聞を広げることの重要性を強調されました。
2022.06.01
The complexities of contemporary civil society and how nation states interact with acculturation of immigrants.(Sandeep Krishnan)
2022.05.27
ゲスト講義実施報告(JICA 安全管理部 参事:今井 健様)
プロフェッショナル・ワークショップ(国際公務クラス:石川幸子先生担当)にて、JICA安全管理部参事役の今井健様をゲスト講師としてお招きしました。


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今回は、JICA安全管理部参事役の今井健氏より政府開発援助ODAを通じての国際協力についてお話頂きました。
講義は、まず途上国とは誰がどのような基準で決めるのかと学生に質問することから始まりました。これはOECDのDAC開発援助委員会がGNI指標を基に決めており世界人口の78%ほどが途上国に属していますが、普段は何気なく使っている「途上国」について認識を新たにしたところで、今井氏は日本と途上国が相互依存社会において密接につながっていることを多くの事例を挙げて説明してくださいました。
途上国の安定と繁栄が無ければ、日本にとっても脅威となります。故に途上国の開発が必要とされ、日本がODAを通じて援助を行っているというロジックは国益を念頭に置いているという結論に繋がっています。
今井氏は、途上国が可哀想だからという共感部分だけで支援をしているわけではないというメッセージを学生に伝えました。
その後、日本の国際協力体制、及びウクライナ情勢を踏まえたJICAの対応についてお話いただき、具体的な国際協力活動のイメージが学生にも共有されました。
2022.05.31



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プロフェッショナル・ワークショップ(メディアクラス)の受講生がNHKを訪問しました
プロフェッショナル・ワークショップ(メディアクラス:担当 白戸先生)の授業で
5月27日にNHK大阪拠点放送局を訪れました。
学生たちはテレビカメラの操作体験、ドラマセット見学などの後、
番組制作技術の進化についてNHK職員の方から詳細な講義を受けました。
一般の見学では見聞することのできない放送局の舞台裏を知ったことは、
学生たちにとって大きな刺激となり、自らの卒業後の進路を考えるための貴重な体験となりました。
(写真はNHK様に提供いただきました)
2022.04.29
ゲスト講義実施報告(毎日新聞大阪本社 写真部長:鵜塚健様)
プロフェッショナル・ワークショップ(ジャーナリズムクラス:白戸圭一先生担当)にて、毎日新聞大阪本社の鵜塚 健様をゲスト講師としてお招きしました。
授業の冒頭、本授業担当者の白戸先生から受講生に対し、ゲストの鵜塚氏の経歴について、イランのテヘラン特派員などを務めた後、毎日新聞社のデジタル報道部門のデスクであったことを紹介しました。
鵜塚氏は、インターネットの普及によって新聞購読者が近年激減している状況について統計を用いながら説明し、もはや紙の新聞を発行することに依存した経営は限界であり、デジタル(オンライン)によるニュース配信が不可避であることを強調しました。
そのうえで鵜塚氏は、デジタルへの業態変革に伴い、新聞記者の働き方、何がニュースであるかを決める価値判断基準、原稿の書き方や記事の文体・長さ等にまで変化が押し寄せていることを、様々な報道事例を紹介しながら受講学生に説明しました。
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授業の冒頭、本授業担当者の白戸先生から受講生に対し、ゲストの鵜塚氏の経歴について、イランのテヘラン特派員などを務めた後、毎日新聞社のデジタル報道部門のデスクであったことを紹介しました。
鵜塚氏は、インターネットの普及によって新聞購読者が近年激減している状況について統計を用いながら説明し、もはや紙の新聞を発行することに依存した経営は限界であり、デジタル(オンライン)によるニュース配信が不可避であることを強調しました。
そのうえで鵜塚氏は、デジタルへの業態変革に伴い、新聞記者の働き方、何がニュースであるかを決める価値判断基準、原稿の書き方や記事の文体・長さ等にまで変化が押し寄せていることを、様々な報道事例を紹介しながら受講学生に説明しました。
例えば、紙の新聞の時代であれば、全国紙の地方版の記事は該当する都道府県内でのみ読むことが可能であり、記者の側もその前提で記事を執筆してきました。しかし、全ての記事がインターネットで配信される時代では、記事に都道府県境はなく、全国のすべての人が読むことが可能になります。鵜塚氏によると、このため取材して記事を書く側の記者も、従来の価値観や書き方を大きく変える必要に迫られており、そうした変化の中で、若い記者が様々な事象を取材して多数の人々に発信できる機会が増大しているといいます。
鵜塚氏は「新聞業界は年功序列や熾烈な業界内競争といった旧い体質が蔓延した業界であったが、デジタル中心時代に移行したことにより、深い取材や斬新な視点に基づいて執筆された本当に面白い記事であれば、若い記者でも多数の読者を獲得できるようになっている。新聞業界の衰退が言われる時代になっているが、ジャーナリストとしての仕事のやり甲斐や可能性はむしろたかまっており、皆さんにもぜひ挑戦して欲しい」と学生たちによびかけました。
2022.05.19
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立命館先進研究アカデミー(RARA)ホームページ公開(末近 浩太先生)
「立命館先進研究アカデミー(RARA)」とは
立命館大学は2030年代に新たな社会共生価値を創出する、次世代研究大学を目指しています。
この目標の実現に向けて、本大学の研究高度化を牽引し、リーダーシップを発揮することが期待される中核研究者の集まりを「アカデミー」として、2021年6月に「立命館先進研究アカデミー(RARA)」を立ち上げました。
<立命館先進研究アカデミー(RARA)ホームページ>
RARAを基盤にする研究者(RARAフェロー)は、
本大学の核となって他の研究者を巻き込み、先進研究を構想・企画・牽引することを目指します。
国際関係学部からは末近先生がRARAフェローとして任命されています。
テーマ:「中東・イスラーム研究の方法論的革新を通した新たな地域研究の開発」