「BKC自然緑地」が自然共生サイトに認定
2025年12月16日(火)、びわこ・くさつキャンパス(通称「BKC」)内の「BKC自然緑地」(約3.45ha)が、地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」に認定されました。 環境省は、民間による生物多様性の保全の取り組みが行われている区域を「自然共生サイト」として認定する制度を2023年度に開始しました。その後、この制度を法制化した地域生物多様性増進法が制定、2025年4月に施行され、主務大臣(環境省、農林水産省、国土交通省)による認定が行われています。
「BKC自然緑地」には、在来種を中心に約300種の動植物が生息しており、近畿地方や滋賀県等のレッドデータブックに記載される絶滅危惧種の生息も確認されています。かつての里山の名残や自然池、都市化が進む周辺地域では希少となった中間湿原が分布するなど、多様な環境がモザイク状に連続し、豊かな自然環境を形成しています。
同地は、BKC開設時の環境影響評価において保全が約束されて以来、30年以上にわたり域内の環境保全や、保護対象とする貴重な動植物の生育保全に取り組んできました。今回の認定は、「BKC自然緑地」が長年にわたって自然環境を維持しつつ、研究・教育や地域連携のフィールドとして利活用されてきた点が評価されたものです。今後、当地はOECM*として、国際データベースにも登録される予定です。
*OECM:Other Effective area-based Conservation Measures=保護地域以外で生物多様性の保全に効果的な地域
2026年1月9日(金)には、近畿地方環境事務所・所長の伊藤賢利様が来校され、高山茂副総長へ認定証の授与が行われました。
その後、島田幸司 総合企画室 副室長(経済学部 教授)より、立命館学園のネイチャーポジティブに関する取り組み紹介が行われ、本学出席者との意見交換が行われました。また、現地見学も実施され、緑地の成り立ちや特徴的な環境について説明が行われました。
立命館は「ネイチャーポジティブ」の実現および30 by 30目標(2030年までに陸と海の30%以上を保全する目標)の達成に向け、「BKC自然緑地」をはじめとする保有緑地や森林の保全に取り組むとともに、環境分野の研究・教育、さらに政府・自治体・企業などのステークホルダーと連携した取り組みを一層推進してまいります。



