活動報告
活動レポート

テーマ:「世界の大変革期の中での日本」

第1回「世界の大変革期の中での日本-初級編-」

日時:5月15日(金)13:00〜14:30

4月25日(土)、衣笠キャンパスにて、「2009年度国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」の前期開講式を、中村 正 学校法人立命館常務理事(教学担当)、プログラムコーディネーターの石原 直紀 国際関係学部教授 出席のもと挙行した。同プログラムは、岡本行夫客員教授(国際問題アドバイザー・岡本アソシエイツ代表)の指導のもと、将来国際社会の第一線で活躍したいという高い志を持った学生を支援し、更なる高みを目指す場を提供していくことを目的に立ち上げられた。2009年度は35名の受講生が参加する。

5月9日(土)には、衣笠キャンパスにおいて、宮家邦彦客員教授(国際情勢アナリスト・AOI外交政策研究所所長)指導の下、グローバルシュミレーションゲーミング(GSG)が開催された。今回は海兵隊のグアム移転協定の採決に関する国会答弁作成というテーマにゼミ生たちは、与党・野党・外務省・防衛省・国土交通省に分かれてゲームを行った。各チームは国益・省益を考え、外交政策の立案、提案、国会答弁などを擬似的に行い、省庁間及び国会での政治的駆け引きを体験した。

続く5月15日(金)には、衣笠キャンパスにおいて、岡本行夫客員教授(国際問題アドバイザー・岡本アソシエイツ代表)による第1回「岡本行夫客員教授連続講演会」ならびに「国際社会で活躍する人材養成特別プログラムゼミナール」を開催した。午後からの講演会は「世界の大変革期の中での日本-初級編-」というテーマで行われ、岡本客員教授は、国際人として相対的感覚や教養を身につけることの重要性について、自身の体験談や様々な国際社会での事例を交えて講演を行った。講演の最後には活発な質疑応答が行われた。

次回講演会は、6月10日(水)に「世界の大変革期の中での日本-中級編-」をテーマとして行う予定。

第2回「世界の大変革期の中での日本-中級編-」

日時:6月10日(水)13:00〜14:30

6月10日(水)、衣笠キャンパスにおいて、岡本行夫客員教授(国際問題アドバイザー・岡本アソシエイツ代表)による第2回「岡本行夫客員教授連続講演会」ならびに「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」が開催された。講演会では、「世界の大変革期の中での日本(中級編)」をテーマに、日本を取り巻く安全保障環境について、中国と台湾における問題に際しての日本の対処法や北朝鮮の影響力についての言及がなされた。そのほかにもアジア国間における歴史認識についてなど、自身の経験談や他の地域での解決事例などを交えて講演が行われた。

「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」では、岡本客員教授から講演会に通じる日本と諸外国との友好関係についての話が行われたほかに、ゼミ生から関心のある事象の疑問点・意見が投げかけられ、活発な議論が繰り広げられた。

次回の講演会は7月6日。

第3回「世界の大変革期の中での日本-上級編-」

日時:7月6日(月)13:00〜14:30

7月6日(月)、衣笠キャンパスにおいて、岡本行夫客員教授(国際問題アドバイザー・岡本アソシエイツ代表)による第3回「岡本行夫客員教授連続講演会」ならびに「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」を開催した。講演会では、「世界の大変革期の中での日本(上級編)」をテーマに、環境問題に関わる産業構造の転換や、エネルギー問題に関する講演が行われた。

「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」では、「ゼミナール大会」として、ゼミ生が4月から「中国の資源戦略からみる、日本の安全保障」「現代における核問題を検証する」等、独自に設定したテーマを基に調査をしてきた内容を発表した。どのグループの発表も聞き応えのある内容で、質疑応答でも活発な議論が展開された。岡本教授からもアドバイスがあり、充実したゼミナール大会となった。

2009年度 後期

*ゲストスピーカーの肩書は招聘当時のものです。

テーマ:「世界の大変革期の中での日本」

第1回「鳩山政権下の日本」

日時:10月19日(月)13:00〜14:30

10月19日(月)衣笠キャンパスにおいて、岡本行夫客員教授(外交評論家・岡本アソシエイツ代表)による特別講演会と「国際社会で活躍する人材養成プログラム」受講生を対象としたゼミナールを開催した。

2009年後期第1回目となる本講演では、「鳩山政権下の日本」というテーマで、政権交代後の日本について主に経済的側面から話があり、また世界の3つの安全保障問題がいずれも中近東に集中していることを指摘された。

ゼミナールでは夏休み中のゼミ生の活動報告を受け、相対的視点を持ち、プロアクト(*)型であることの重要性を改めて話された。また、ゼミ生からは政治・経済・中国などについて様々な質問が投げかけられ、岡本先生は自身の経験を元に1つ1つ丁寧に回答され、学生たちは非常に有意義な時間を過ごした。

次回講演会は11月18日(水)に衣笠キャンパス創思館カンファレンスホールにて、「鳩山新政権下で展開される外交について」というテーマで開催される。

(*)プロアクト…自らの意思で能動的に動くこと

第2回「鳩山政権下の外交政策」

日時:11月18日(水)13:00〜14:30

11月18日(水)、衣笠キャンパスにおいて、岡本行夫客員教授(外交評論家・岡本アソシエイツ代表)による第2回「岡本行夫客員教授連続講演会」ならびに「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」が開催された。講演会では「世界の大変革の中の日本--鳩山政権下の外交政策--」をテーマにオバマ米大統領との首脳会談や東京でのアジア政策の演説を受け、民主党政権下の外交が分析された。現在注目されている普天間基地移設問題やアフガニスタン復興支援問題についても言及され、政権交代後の外交の課題を説かれた。

新しいゼミ生を迎えて初めての開催となる「国際社会で活躍する人材養成プログラムゼミナール」では、それぞれの関心ある事象について、岡本客員教授から、端的に本質を突く表現を意識することを含め、国際社会で活躍するために普段から心がけるべき内容について語られた。