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2022年のTOPICS

2022.07.21

グローバル・シミュレーション・ゲーミング本番を実施しました

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7月2日(土)、国際関係学部2回生 春学期のメインイベントのひとつである「グローバル・シミュレーション・ゲーミング」(以下、GSG)の本番授業を、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。

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GSGとは、受講生全員が国家、国際機関、NGO、企業、メディアといった国際社会に実在する主体(アクター)に扮して政策立案・交渉・政策実行という一連のプロセスを経験し、実際の国際問題を解決するための国際交渉を実体験する科目です。

国際関係学専攻、グローバル・スタディーズ専攻の2回生全員が参加します。

<「架空の国際会議」でリアルな交渉。グローバルな問題解決力を育てるGSGとは?>

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今年度のテーマは「国際的な貧困問題・持続的開発」
受講生は7月2日のGSG本番に向けて、4月から事前学習と準備を行ってきました。

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各アクターに扮した学生が、安全保障理事会や国連総会等の国際会議を開催し、課題解決に向けて積極的な国際交渉を進めました。
また、その様子をメディアアクターがニュースや新聞で報道するなど、各アクターそれぞれの特長を活かした活動が行われました。

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受講生へのアンケートでは、

「自分がアクターを演じる国をよく研究し、自国のためになる条約を本番で締結できたことはもちろん、他国との関係を築くための条約などにも合意できた。」

「自国だけでなく他国の国際情勢を事前に調べていたのでスムーズに交渉できた。」

「それぞれのメンバーが思いついた案や役に立ちそうな情報を交換し、より良い交渉の進め方や内容を検討することができた。」

などの感想がありました。

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アクター間の利害衝突や合意形成の難しさを実感しながらも、学生にとって達成感のある一日となりました。

シミュレーションながらもGSGで実際の外交交渉をすることによって、多角的な視点から見た国際情勢の知識を養い、現実の国際社会への理解を深められたのではないかと思います。

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2022.07.20

西園寺記念奨学金・+R学部奨学金の授与式を行いました

7月20日に学部で運営する2つの奨学金の授与式を行いました。

・2021年度秋セメスターの成績優秀者を対象とした「西園寺記念奨学金」
・学部教学に関連する取り組みにおいて優れた成果をあげた学生を対象とした「+R学部奨学金」

今回もZoomでのライブ配信を同時に行う、ハイブリッド形式での実施です。

2022春授賞式2

授与式では西村学部長からの祝辞の後、1人ずつ証書が授与されました。

2022春授賞式3

2022春授賞式5

受賞者を代表して長谷川 心乃さん、JEON Soominさんにスピーチをしていただきました。

2022春授賞式6

2022春授賞式7

受賞した皆さんは今後ますます学業に励んでいただき、充実した学生生活を送っていただきたいと思います。

2022春授賞式8
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2022.07.11

2022年度オープンキャンパス開催のご案内

立命館大学では8月6日(土)、7日(日)にオープンキャンパスが実施されます。

国際関係学部は先生方による模擬講義のほか、学生による学生生活の紹介企画などを実施予定です!

模擬講義は国際関係学専攻向けの日本語による講義と、グローバル・スタディーズ専攻、国際連携学科向けの英語による講義が実施されます。
また、個別相談ブースでは現役学生に国際関係学部での学びについて色々と質問ができます。
ぜひキャンパスにお越しのうえ、企画に参加してみてください!

オープンキャンパスに関する詳しい情報は以下のページをチェック!
OPEN CAMPUS 2022 ~立命館大学 オープンキャンパス~
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2022.07.01

交換留学は人生観を変えた。国際会議で「将来のリーダー」に(卒業生:Koume Onoさん)

2022.07.03

読売新聞に足立 研幾先生のインタビュー「安全保障 何が脅威か考える機会」が掲載されました。

2022.06.09

「避難民」は難民とは何が違う? 日本の難民政策の基本を解説(嶋田 晴行先生)

2022.07.01

ゲスト講義実施報告(UNFAO 顧問、JICA 国際協力専門員:三次啓都様)

国際連合入門の授業にて、UNFAO 顧問、JICA 国際協力専門員の三次啓都様をゲスト講師としてお招きしました。

本講義では、2020年12月まで4年半にわたり国連食糧農業機関(UNFAO)の事務局長補としてローマの本部に勤務され、現在は、UNFAOの顧問兼、独立行政法人国際協力機構(JICA)の国際協力専門員として活躍されている三次氏にUNFAOの仕事について講義を行っていただきました。

まず、FAOの組織と、同じローマにある国連世界食糧計画(WFP)と国際農業開発基金(IFAD)の役割とデマケについての説明に続いて、食糧安全保障の話を中心に講義が行われました。
FAOには「全ての人々に食糧安全保障を」というスローガンの下、“より良い生産”、“より良い栄養”、“より良い環境”、そして、それらによってもたらされる“より良い人生”という4つの戦略を通して食糧安全保障を実現させようとしています。

ゲスト(三次氏3)石川先生

しかし、現実には、途上国では飢餓に直面している一方で、安価なジャンクフードを摂取することによる体重過多という相反する問題を抱えているとの説明がありました。食糧危機の最大の原因が紛争であること、また、これに関連して現在のウクライナ情勢が食糧危機に拍車をかけています。

最後に、FAOのOne Health Approachのお話では、人間と動物の共存を考える上で野生動物の生息地域を保護できないと新たな感染症が広まるとの説明がありました。
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2022.06.29

ゲスト講義実施報告(株式会社共同通信カブール支局:安井浩美様)

開発政策論 にて、株式会社共同通信カブール支局の安井浩美様様をゲスト講師としてお招きしました。

ゲスト(安井氏3)嶋田先生

共同通信社の通信員として20年間以上、アフガニスタンの首都カブールに滞在する安井浩美氏から、昨年8月15日の政権崩壊とその後のタリバーン統治下の現地の状況を報告頂きました。特に、日本政府が在留邦人を救出するために自衛隊機などを派遣した際は、安井氏はその救援される当事者であったこともあり、詳細に当時の状況をお話し頂きました。加えて国際社会の支援が滞る中での現地の厳しい医療、食料事情なども豊富な映像とともに解説いただきました。

ゲスト(安井氏2)嶋田先生

安井氏は現地での報道の仕事のほかにハンディクラフト製造で現地の女性を支援する活動も行っており、そこで働く女性たちの様子や作成された製品についても触れられました。
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2022.06.22

ゲスト講義実施報告(PLANETS副編集長:中川大地様)

国際文化社会学にて、PLANETS副編集長:中川大地様をゲスト講師としてお招きしました。

評論家でゲーム研究者の中川氏を招き、「文明論からのゲーム論」について、日本戦後社会の変化をどう捉えるのか、ゲームの歴史を通して話して頂きました。

中川氏は社会学理論と文明論の角度から、戦後日本におけるポピュラーカルチャー、サブカル、から見られる創造と想像を分析し、冷戦が終わってからのグローバル的な時代における、ネットカルチャーとゲームの発展について話して頂きました。
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2022.06.17

ゲスト講義実施報告(国連難民高等弁務官事務所(UNHCR), 元中央アジア地域事務所所長:織田靖子様)

国際連合入門 にて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) 元中央アジア地域事務所所長の織田靖子様をゲスト講師としてお招きしました。

ゲスト(織田氏)石川先生

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に勤務されている織田靖子さんに、“UNHCRの活動:現場の事例を中心に”というタイトルで講義を行っていただきました。

織田さんは、1992年にJPOとしてザンビアで勤務されたのを皮切りに、その後モザンビーク、エチオピア、モンテネグロ、パキスタン、ウガンダなど、多くの赴任地で経験を積まれており、2016年から2020年までは中央アジア地域事務所の所長であったことから、講義はタイトル通り現場の臨場感が伝わるものでした。

ゲスト(織田氏)石川先生

まず、国連全体の話、UNHCRの成り立ちと業務の内容について触れられた後、特に、ウガンダ国内の南スーダン難民キャンプでの仕事や南スーダン期間難民の定住の取り組みなどが写真と共に紹介され、学生たちは食い入るように写真を見ながら織田さんの話に耳を傾けました。
難民キャンプでは食料配給はあるものの、料理するための薪は配給されないので、難民たちが周囲の木の皮を剥がしたり、伐採して薪に使うという事例が紹介され、難民問題が環境にも影響していることが理解できました。

また、6月20日は世界難民の日であり、UNHCRの年次報告書が出される日でもあるので、最新の難民数などを把握するために報告書に目を通すと良いとのアドバイスもありました。
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