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2024年のTOPICS
2024.12.19


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ゲスト講義実施報告「国連を自分事に―私たちの暮らしと権利とのつながりー「未来サミット」を例に考える」(国連広報センター所長 根本かおる様)
12月19日の「国際連合入門」(担当教員:織田靖子先生)の授業にて、国連広報センターの根本 かおる所長をお招きし、講義を行って頂きました。講義のテーマは「国連を自分事に―私たちの暮らしと権利とのつながりー「未来サミット」を例に考える」です。
ご講演いただいた内容は、①国連職員を目指したきっかけとその後のキャリアについて、②日本でのSDGsに関する理解とその活動について、③2024年9月の国連「未来サミット」とその成果である「未来への協定」について、④日本及び世界の若者よる活動例、です。
ご自身が特に関心を持つ女性差別撤廃条約について、また今後の国連の重要課題としての気候変動、デジタル・コンパクト、若者の意味ある参加についても具体的に丁寧な説明がありました。
また、根本氏ご自身の子供の頃の外国での体験談、民間放送局のアナウンサー及び記者としての仕事をされた後、国連職員となった経緯についてもご紹介いただきました。
また、根本氏ご自身の子供の頃の外国での体験談、民間放送局のアナウンサー及び記者としての仕事をされた後、国連職員となった経緯についてもご紹介いただきました。
講義全体を通じて、日本における国連広報の責任者としての日々のご苦労とやりがいを交えながら、国連の全体像を順序良くかみ砕いて説明していただき、受講者にとって国連をより親近感を持って考える貴重な機会となりました。
受講者からは「実際に国連に深く関わっている方のお話しを生できけた」「教科書などの内容以上の事を学ぶ事ができた」「国連の活動を身近に感じる事ができた」「自分にも関与できると思えた」などの感想が寄せられました。
受講者からは「実際に国連に深く関わっている方のお話しを生できけた」「教科書などの内容以上の事を学ぶ事ができた」「国連の活動を身近に感じる事ができた」「自分にも関与できると思えた」などの感想が寄せられました。
2024.12.25
Zemi Research Convention 2024 “Are Israel's actions in Palestine considered self-defence”(Ochi Seminar:Daeun Kim, Aryan Iyer, Woobin Choi, Diva Fristika Lordya, Hongbae Lim, Jun Murakami)
2024.12.25


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ゲスト講義実施報告(上智大学教授 相澤真一様)
「現代社会理論」(担当教員:CHEUNG YUK MAN先生)の授業にて、上智大学教授でらっしゃる相澤真一先生をゲスト講師としてお招きし、講義を行っていただきました。
相澤真一先生は、日本の社会学者であり、上智大学教授でらっしゃいます。
専攻は教育社会学で、教育と文化と階層の関係を研究し、教育制度と文化の関係についての日本の教育、階層再生産と文化資本の役割に関わる文化理論のお話を紹介していただきました。
文化理論では、理論を中心に講義を展開されましたが、相澤先生は近年の伝統文化・音楽教育など、日本における文化資本・教育と階層について研究を行ってらしゃり、ブルデューの理論のみならず、日本の最新研究事情についてもお話していただきました。
また、相澤先生は質・量・比較歴史方法を使い、実証方法と理論の関係について、
国際比較研究を行い社会理論の応用と研究の経験を受講生に紹介してくださいました。
最後は、受講生たちと質問討議を行い、充実した時間となりました。
2024.12.19


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ゲスト講義実施報告(編集者 早川タダノリ様)
「日本文化・社会論」(担当教員:山口智美先生)の授業にて、編集者の早川タダノリ様をゲスト講師としてお招きし講義を行っていただきました。
テーマは「『日本スゴイ』とクールジャパン」。
戦前の出版界では「日本スゴイ」として描く愛国本が洪水のように押し寄せており、「日本の偉さ」ネタが盛大に取り上げられていたことがまず紹介されました。そして、現代の「日本スゴイ」現象のメディアでの展開について、早川先生が収集されたさまざまな資料を分析しながら紹介されました。
現代の「日本スゴイ」現象は、最初はテレビが中心となり、それが書籍、雑誌などに拡散していったことや、コロナ禍や東京五輪を経て、現在は下火になっているという経緯の解説がありました。そして、「日本スゴイ」現象は日本政府が推進してきた「クールジャパン」政策とシンクロして推し進められてきたことや、2025年の大阪・関西万博が政府により「クールジャパンを世界に向けて発信する絶好のチャンス」と見なされているといった
政治的側面についても紹介されました。
こうした一連の現代の「日本スゴイ」現象や言説、政府主導の「クールジャパン」政策などについて、歴史的文脈や政治性を考察しつつクリティカルに分析することの重要性が伝わる授業をしていただきました。
出席した学生からは普段、なんとなくメディアで見る「日本スゴイ」言説をあまり考えず受容してしまってきたが、早川先生のお話から、その問題点を考えさせられたという意見が多数ありました。
2024.12.18
オープンゼミナール参加チームインタビュー「そのキラキラ、誰の汗? 〜インドのマイカ採掘と児童労働の真実〜」(渡邉ゼミ:中嶋栞音さん、内田都子さん、寺田佑衣さん、藤尾梨衣さん、西村明紗さん、SHIN JEONGHEONさん)
2024.12.18
Peace Studies Seminar 広島訪問を終えて――歴史的な出来事を理解し伝えるためには、感情的なつながりや共感を深めることが大切だと実感しました(国際関係学専攻3回生 大岡 莉子さん)
2024.12.18


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ゲスト講義実施報告(立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部教授 吉田香織様)
「Advanced Topics in International Relations」(担当教員:CHADHA Astha先生)の授業にて、立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部 教授でらっしゃる吉田香織様をゲスト講師としてお招きし、「Title: Leisure in Others’ Pain: Complexities of Remembering the HIROSHIMA(他者の痛みと共存するレジャー:「ヒロシマ」の記憶の複雑性)」をテーマに講義を行っていただきました。
今回のテーマは、先日、授賞式が行われたノーベル平和賞を日本被団協が受賞したニュースとの繋がりを感じるタイムリーなトピックとなりました。
講義冒頭、吉田教授は以下の質問を受講生に投げかけました。
「私たちはどのように過去の出来事を記憶しますか?」「私たちは何をもって過去の出来事について「知っている」と思うのでしょう?」。
受講生から「学校の教科書から学んだ」や「映画を観て」など幾つか回答が出た後、教授は講義の中心となる「記憶の構築」の概念についてその特徴・仕組みを説明し、講義の焦点としてその複雑さに目が向けられました。さらに具体的に、日本における「広島(ヒロシマ)」を通した戦争の記憶がいかに多元的、複雑であるかについて、近年広島の観光地として国内外で注目されている大久野島を例にしながら話が進められました。特に強調されたのは以下の点でした。
1)「ヒロシマ」の戦争記憶がもつ多声性
2)大久野島ツーリズムに見られる「ダーク」と「ライト」な両面が共存し得るアイロニカルな現状
これらのポイントについて、吉田教授が現在取り組んでいる研究プロジェクトでのフィールドワーク等から得られた資料・情報をもとにした見解が展開され非常に興味深い講義内容でした。一義的に理解されがちであるヒロシマの戦争の歴史に対し、様々なメディアやツーリズムにより記憶が構築されるため、「小さな」声が見逃される可能性についても教授と受講生の間のインターアクティブなやりとりが活発になされました。
講義では具体的に日本、広島の戦争記憶についてでしたが、原爆についてはよく知られていることであり、また戦争・紛争の記憶についての内容は受講生全てが関連性を見出すことができるテーマであるため、授業に対する受講生の姿勢はかなり積極的で様々な意見が出されていました。
受講生にとっては、自身がこれまで「当たり前」に記憶してきた過去(戦争)の出来事について、様々な関連イベントやメディアには触れる一方で、表面には必ずしも見えない記憶の政治性について考察する機会を与えてくださった有意義な講義となりました。
2024.12.17
2024年度春セメスターの成績優秀者を対象とした「西園寺記念奨学金」の授与式を行いました
12月17日に2024年度春セメスターの成績優秀者を対象とした「西園寺記念奨学金」の授与式を行いました。




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授与式では受賞者を代表して常田 大翔さん、CHOI Woo Binさんにスピーチをしていただきました。
受賞した皆さんは今後ますます学業に励んでいただき、充実した学生生活を送っていただきたいと思います。
2024.12.16
ゲスト講義実施報告「アフガニスタン支援:20年間の成果と今後の課題」(元 JICA国際協力機構南アジア部長 中原 正孝様)
「特殊講義 -国際平和活動:国連と日本-アフガニスタンでの国連の活動を事例に- 」(担当教員:山本 忠通 客員教授)の授業にて、元 JICA国際協力機構 南アジア部長の中原 正孝様をゲスト講師としてお招きし、「アフガニスタン支援:20年間の成果と今後の課題」というテーマでご講演いただきました。



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講義では「アフガニスタン支援」をテーマに、これまでの経緯や歴史を踏まえた上で、日本の国際協力の具体的な取り組みや課題について、ご自身のご経験を交えてお話いただきました。
国際関係学を学ぶ学生達にとって、専門家の方から実際のお話を伺うことができた今回の講義は大変貴重な学びの機会となりました。