在学生・修了生の声
川合 有さん
2024年度
勤務先・職位
パナソニックホールディングス株式会社・課長
立命館MOTに進学を決めた理由は?
技術革新が絶えず求められる昨今において、組織のイノベーション創出を高めるマネジメントの深化のみならず、新しいアイデアを持続的に生み出し、実行に移せる自律的人材の育成が重要です。これらを理論に基づき体現したいと考えて入学を決意しました。
面白かった講義について
「技術経営組織論」は、最も学びがいとやりがいを感じ面白かったです。
少人数の学生による組織論に関する書籍の輪読形式の授業で、学生同士の闊達な議論と時には先生の組織論に対する慧眼な考えを得ることができました。そして最終課題は、自身の今後の研究の進め方について論文形式で3000文字のレポートを作成することでした。MOTに入学して最初のセメスターでの講義だった為、このボリュームのあるレポート作成は、大学に身を置いていることを実感でき、非常にやりがいをもって課題に向き合えました。
また「MOTキャリアデザイン」は、社会人だからこその面白みがありました。MOTへ入学することへの選択や決意にいたるまでの過程や、MOT入学後のその後の人生を含めたキャリアについて行動論を基に深く考えることができた講義でした。さらには、社会人だけではなく20代の学生の価値観や悩みなども共有しあうことで、過去の自分あるいは違う世代の価値観にも触れることができ、新鮮さと自身への刺激になったことや、単純に技術経営学を学ぶ中で想像していなかった、つまりはMOTにおいてキャリアを考えることを想像もしていなかった為、非常に良い経験ができ面白味のある講義でした。
その他にも、「システムダイナミクス」、「意思決定論」、「価値創出マネジメント」、「技術基盤企業のマーケティング」などのグループワーキングを通した技術経営に関する講義は非常に魅力ある講義でした。
入学からこれまでの学生生活について
MOT 研究科の特徴は、学生が多様性に富んでい る こ と で す 。授 業 で の グ ル ー プ ワ ー ク や デ ィ ス カ ッ ション等の交流を通じて新しい価値観を得ること ができるので、自身の考えのアップデートに役立っています。これらは授業だけではなく、ゼミ活動も含めた違う世代や異文化交流やその他の交流活動(おもには飲み会)を通した社会人同士の情報交換や新たな価値観に触れる機会を得ることが出来ています。
仕事との両立について
仕事との両立は、決して楽なものとは言えません。しかし、学ぶことへの好奇心と探究心とが動機づけとなって、充実感を得られると考えます。通勤時間や休日を活用し、また気が緩まぬように大学の校内のフリースペースあるいは図書館をうまく活用しながらモチベーションを維持しながら学校の課題や研究に向き合うのが良いでしょう。
進学を検討している方へメッセージ
MOTで学ぶこと研究することが自身のキャリア形成の上で必ずプラスの影響が出ると思います。それは単純に、仕事に活かす為の技術経営の知識の習得や研究の実践だけではなく、MOTでの学生生活での体験や時間が自分自身の価値観や考え方にまで良い影響を与えるはずです。