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在学生・修了生の声

藤本 慎一郎さん

2025年度

勤務先・職位

ダイキン工業株式会社・主任技師

立命館MOTに進学を決めた理由は?

私は新卒で就職後、エンジニアとして働いてきましたが、40歳前後で仕事が徐々にマネジメントに変わるのを機に新たな専門を身に着けるため、MOTに入学しました。

研究テーマについて

研究はオープンイノベーションを対象に、仕事の中で感じた疑問や課題の解決を目指しています。研究を進める上では自ら課題を見つけ、解決のためにはMOT により深く精通すると同時に、経済、心理、統計など幅広い知識が必要であり、より能動的な学びが求められます。個人的には知識を学ぶこと自体が楽しく、その知識が自分の中で結びつき、新たな気づきを得られることが研究の面白さだと思います。

入学からこれまでの学生生活について

当初は後期課程への入学を検討していましたが、MOTの基礎を学びつつ研究内容を明確にするため、博士課程前期課程から始めました。前期課程の時から後期課程への進学を意識し、研究の準備を進めました。半年に一回の学会発表と合間の国際学会発表をマイルストーンに設定することで、インプットとアウトプットの繰り返しを継続させることができました。

仕事との両立について

前期課程では授業は平日の夜と土曜日を中心に受講することで、仕事の両立はできました。ただし、レポートなどの課題に取り組む時間を含めると工面するのは難しく、社会人の方は就職活動は無いと思いますので、2年間で平準化して履修するのが良いと思います。
後期課程は博士論文研究だけですが、考えたり論文を読むことは細目に、データ解析や論文執筆はまとまった時間で行うようにして、無理なく進めています。

進学を検討している方へメッセージ

社会人学生の方々は業種、専門、課題が様々で、発表を聞いたり話をすることも良い経験になると思います。MOTを学ぶことで、仕事の実践で得られた暗黙知が理論を通して形式知として理解でき、次の新たな実践に繋がるのではないかと思います。