

機械工学は、さまざまな分野で使用される機械の設計・開発・製造の基礎となる学問です。近年では、環境にやさしい機械が求められています。また、IoTやDXの進展による技術革新が急速に進んでいます。こうした社会の変化に応えるため、機械工学科では「機械創成工学コース」と「機械情報工学コース」の2つのコースを設置しています。それぞれのコースの特色は下の「各コースと主な科目」や「機械工学科のカリキュラム」をご覧ください。
2つのコースの特色に合わせた実験実習に取組みます。例えば、CADソフトを用いた製図や工作機械を用いた加工を通してモノづくりの基礎を学びます。また、機械工学科でしか体験できないような材料試験機、風洞設備、エンジン機材、マイクロマシンなどを用いる本格的な実験も行います。これらを通して機械工学における実践的な知識の修得を目指します。
2回生、3回生では、学部での学びの総仕上げとなる卒業研究(4回生)に向けた高度で専門的な内容を学びます。卒業研究では、各教員の研究室に配属され、自ら能動的に課題設定から問題解決までを実行することが求められます。機械工学科の教員がカバーする範囲は、材料・設計、制御・システム、情報、環境・エネルギー、マイクロ・ナノテクノロジーと多岐にわたります。研究の詳しい内容は、「教員紹介」の各教員のページをご覧ください。
環境やエネルギーに関連する幅広い分野を網羅する機械創成工学を学び、最先端の研究を通して次世代に求められる革新的なモノづくりの能力を身に付けます。
導入教育として、少人数クラスで各専門分野の役割を学び、機械創成工学の概要を理解します。写真はガソリンエンジンの分解・組立実習の様子です。
Computer Aided Designを活用した設計演習を通して、新たな機械を創成するための概念設計から詳細設計までを学び、機械設計の基礎を習得します。
AIを始めとした情報技術の進化に対応した機械工学の新たな可能性を切り拓く能力を養うための教育プログラムを用意しています。このプログラムを通じて、機械と情報を融合した最先端の研究に必要な専門知識を習得することができます。
プログラミングの基礎に関して、1から学びます。これにより、本格的なデータサイエンスや機械制御や人工知能開発を行うための基礎知識を身に着けます。
実戦的な課題に対して、主体的に手を動かしてアウトプットする形で取り組むことで、これまでに座学で学んだ数学およびプログラミングの知識を定着・発展させます。
大学に進学すれば少なくとも4年間は学科の専門科目を中心に勉強する事になります。入ってから「自分に向いてない。」「違う学科に入れば良かった。」と後悔しないように、自分のやりたいことを明確にすることが大切だと思います。私自身、高校生の時に力学が好きだったこともあり、機械工学科を選択しました。興味のあった科目を軸に学科を選んだおかげで、今でも楽しく勉強する事が出来ています。皆さんも是非一度、自分が将来何をしたいのか真剣に考えてみてください。その結果、立命館大学の機械工学科を選んでもらえると嬉しく思います。機械工学科には充実した設備や優秀な講師の方々が揃っています。恵まれた環境がきっとあなたの学びを支えてくれるでしょう。
R. H. さん
理工学研究科機械システム専攻
修士2回生
株式会社村田製作所