立命館大学 経営学部

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2021/12/14 教育・研究

劉慶紅教授が国際ビジネス研究学会2021年度学会賞(単行本の部)を受賞しました

学会賞の賞状
受賞記念の盾
受賞作品

立命館大学稲盛経営哲学センター研究員であり、立命館大学経営学部の教授である劉慶紅(リュウ ケイコウ)教授の著書The Impact of Organizational Ethical Climate on Organizational Commitment and Job PerformanceAn Economic Analysis of Japanese-funded Manufacturing Enterprises in China20204月出版、Springer)が、202111月に、国際ビジネス研究学会2021年度学会賞(単行本の部)を受賞しました。


劉教授は、中国・北京大学、米国・コロンビア大学及び早稲田大学政治経済学術院で学び、日系鉄鋼メーカーにおける海外事業推進統括として海外赴任なども経験し、グローバルな経営現場を経験されてきました。今回、学会賞を受賞した研究は、このような経験を生かして、中国における日系製造業を対象とし、倫理が企業経営に与える要素を定量的に分析しています。また、従来は定性分析が主であった経営倫理の定量分析を可能とすることで、従来の組織・戦略・価値創造の企業分析フーレムワークに加えて、企業経営のプロセスを更に明確化でき、よりミクロ的な視点で企業経営の研究ができることを確認されています。

本研究は、立命館大学稲盛経営哲学センターの研究プロジェクトであり、「規範的」と「実証的」の二つの方法論を「融合」させる困難に向き合うことを研究課題とし、従来の規範的倫理学研究アプローチを経済学的に応用し定量分析を可能とする試みです。

学会賞受賞に際して、劉教授は「今回の受賞を励みとし、稲盛経営哲学研究の理論化・国際化及び経営倫理の定量化・標準化にますます専心し研鑽を重ねる所存ですので、引き続きましてのご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。」とコメントを寄せています。