施設・設備

2020年度、文学部の拠点である
清心館が生まれ変わりました

文学部の基本棟である清心館は1977年の竣工開始から、教学環境の改善のための大規模な改修工事は実施されていませんでした。そこで学生からの要望も踏まえて、将来の文学部における教育・研究の新たな展開に必要になる施設について検討を行い、2020年度から生まれ変わった清心館で教育・研究活動を開始することになりました。

ラーニング・コモンズの創出

清心館1階にラーニング・コモンズの空間を創出します。ラーニング・コモンズを配置することにより、専門的な研究の場となる各専攻の共同研究室と相互補完的な関係を持たせつつ、専攻を超えて学生が学び、つながる環境を作り出すことを目指します。地階にある光庭も、思索スペースとして生まれ変わりました。

ラーニング・コモンズのデザインコンセプト

【波紋】

人は、一生の中で「ことば」によって自己の存在意義を広げ続け、他者と影響し合いながら消えていきます。人の存在は、時として水面に現れ消える無数の波紋のようです。そして、この波紋を伝え、重なり合うことで生まれ続けるエネルギーを学ぶことが「文+学部」であると考え、文学部のコモンズを象徴するモチーフとして「波紋」をデザインに取り入れました。

※ラーニング・コモンズの平面図

コモンズのデザインコンセプト

止まり木ゾーン

ちょっと腰掛けるベンチやスタンディングミーティングに対応するハイテーブルを配置

茶店風スペース

入口付近にある和モダンデザインの休憩スポット、自動販売機とカウンターテーブルを配置

グループ・ラウンジゾーン

モニター設置対応のボックスベンチで楽しく過ごすエリア

マルチタイプコモンズ

プレゼンにも対応できるマルチメディア対応の学習エリア

光庭

枯山水庭園に用いられる市松紋をデッキ材で表現し、個人で静かに思索するエリア

清⼼館 各エリア紹介

エントランス

コモンズ空間へと⾃然と導かれるようなデザインを採⽤

教室エリア

⽂学部の授業形態に合わせた⼩教室・中教室・⼤教室を配置。アクティブ・ラーニングに対応した教室や実習⽤の教室などを新たに導⼊

共同研究室

学⽣・院⽣が教員とともに、各学域・専攻の学問研究について⾃主的に共同研究を⾏う場。

文学部事務室

⽂学部の学⽣が必要な事務⼿続きを⾏う窓⼝。履修・進路・留学などの相談に応じる。

FREE × ACTIVE
ことばを通じて互いに響き合い理解し合う
多様な活動を誘発する空間の実現