8つの学域

日本文学研究学域

日本文学研究学域

JAPANESE LITERATURE PROGRAM

豊潤な文学・語学の世界を感受し、
新時代を切り拓く思考を磨く

日本文学研究学域は、日本文学専攻と日本語情報学専攻で構成されています。日本文学専攻では、歴史的、空間的、さらには社会的な視野を教育・研究の方法に組み込みながら、国際化する現代社会における日本文学(研究)の意義を探求します。
日本語情報学専攻では、情報技術を活用した新しい日本語研究、図書館を通して見えてくる高度情報化社会の問題の発見と解決に取り組みます。

COLUMN

教育・研究の“リアル”を発信、教員コラム

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時には世の中さえも動かしてしまう——。 そんな文学と文化の不思議な力を探る。

文学、文化という言葉には、どこか繊細でナイーブな響きがあります。また文学を、現実とは無関係の空想と考える人もいるでしょう。でも過去の文学作品や日本文化を探っていくと、実は文学や文化が現実世界と密接につながり、良い意味でも悪い意味でも、世の中を動かす大きな力になったことが分かります。

例えば今から100年ほど前、小林多喜二が書いた「蟹工船」は劣悪な環境で酷使される労働者の窮状を社会に訴え、やがて演劇や美術、音楽など文化芸術活動にも影響を与え、待遇改善を求める大衆運動へと発展しました。一方で昭和10年代には火野葦平の「麦と兵隊」をはじめ戦意高揚の戦争文学が多数つくられ、人びとを戦争へと駆り立てます。文学や文化のどこに、そんなパワーがあるのか。なぜ多くの人を引きつけ、心を動かされるのか。

近代日本の文学作品や文化芸術活動を題材に、それを明らかにするのが私の研究テーマです。

内藤 由直

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