在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2019

言語コミュニケーション学域

伝え伝わる“ことば”の表現を学び、将来はメディアで活躍したい

志水 菜々瑛 さん
言語コミュニケーション専攻 3回生

京都市立西京高等学校/京都府

私が立命館の文学部を選んだのは、「イタリア語ができるから」です。イタリア語が勉強できる大学・学部は少なく、また学びたいことが絞りきれていない私にとって、文学・歴史・心理学・言語学・地学など幅広い授業を履修できることはとても役立つと考えました。私の学域は文学部の中でも留学する人が多く、イタリアに行って語学力を伸ばしたいと考えていた私にとって、同じ目標を持つ人が多い環境であることも魅力でした。2回生時に実際にイタリアに短期留学し、日本人がほとんどいない環境の中で、イタリア人や中国人学生と積極的に交流を深めることができ、自ら気持ちを伝えようとすることや話すことの大切さを肌で感じることができました。

いま勉強で興味を持っているテーマは3つあります。1つは小説などの文章の創作です。言語表現法の授業で初めて文章創作に取り組み、その楽しさや評価される嬉しさを知りました。2つ目が言語の勉強で知った「フィラー」と呼ばれる「えー、あー」などの発声です。一般にはないほうが聞きやすいとされるフィラーですが、それでも話してしまうのには、内的な理由があるはずで、その解明に興味があります。3つ目が絵本のメディア表現研究です。子どもたちは面白くない絵本には遠慮なく興味を示さない一方、時代が変わっても何十年も愛される絵本がたくさんあります。大人になっても絵本を好んで読む人は少なくなく、優れた絵本の表現や対象年齢との関係などについて研究してみたいと考えています。

課外活動ではアルバイトのスイミングコーチと、「FMおとくに」というラジオ局での番組構成およびパーソナリティに取り組んでいます。スイミングには2歳の子どもから80歳の祖父母世代まで水泳を教えますが、一方的に「教え、教わる」ではなく良好な双方向のコミュニケーションをする上で、言コミでの学びが活かせていると感じています。またラジオ番組づくりでは、企画やタイムテーブルの作成、宣伝、DJまで友人二人と取り組んでおり、少しでもラジオの視聴者が増えるよう工夫をしています。そうした経験を活かして、将来は映画・TV・宣伝広報など、メディアや言葉に関わる仕事に就き、多くの人の心に残る作品に関われる立場になれたら嬉しいです。

ラジオ番組収録時の様子

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