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8月2日、3日 オープンキャンパスを開催します!
プロフェッショナルワークショップ(ビジネス)ゲスト講義を実施
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5月23日には、AIGジャパン・ホールディングス副会長・国際協力銀行(JBIC)取締役の近藤章氏をゲストに迎え、国際金融と企業財務について、近藤氏のキャリアに沿って講演が行われました。国際金融や企業財務の第一人者として内外で活躍された背景には、『礼記』の「禮ハ往来ヲ尚ブ」という句を常に実践されてきたことがバックボーンにあり、これは万国共通であることを学びました。講演後には、企業のリスク管理、教育と多様性、世界で通用する人材についてなどの活発な質疑応答が行われました。
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5月30日には、株式会社マッキャンエリクソンの谷津かおり氏をゲストに迎え、広告代理店における戦略プランナーとしての業務および社会における女性の働き方について講演が行われました。企業イメージや商品・サービスの広告戦略を作り上げる舞台裏について、学生たちは臨場感のある具体的な事例から学びました。また、プロフェッショナルであることと母であることは二者択一ではなく、どちらの経験も相互に活かされ融合されてゆくものだというお話に、学生たちは聞き入っていました。講義後には、広告代理店でのさらに具体的な業務について、またそこで働くための資質などについての活発な質疑応答が行われました。
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6月6日には、パナソニック株式会社の吉田朋樹氏をゲストに迎え、産業の動向、グローバルなサプライチェーン、そして吉田氏の「仕事と社会と私」をテーマに講演が行われました。国を超えてサプライチェーンを全体最適に導くことの難しさについて、具体的なケースなどから学びました。国際関係学部の先輩でもある吉田氏には、学生時代から社会人として自立してゆく過程やご自身が仕事に向かう原動力などについての質問にも真摯に答えていただきました。日常の平和で安全な生活を与えてくれている日本社会への恩返しとして国際的に貢献したいというお話に、学生たちは聞き入っていました。
研究科主催 大学院説明会を開催
なお、今年の10月から11月にもかけても同様の説明会の開催を予定しております。
プロフェッショナルワークショップ(ジャーナリズム)ゲスト講義(ロイター通信)を実施
【学生活動紹介】留学先のカナダで日本の魅力と震災に関する情報発信
アミタフ・アチャリア教授(アメリカン大学)、中西寛教授(京都大学)による 国際シンポジウム「国際関係学の未来」を開催
2014年5月18日(日)、衣笠キャンパス創思館カンファレンスホールにて、International Studies Association会長のアミタフ・アチャリア教授(アメリカン大学)と、日本国際政治学会副理事長の中西寛教授(京都大学)をお招きし、国際関係研究科および立命館グローバル・イノベーション研究機構研究プロジェクト「オール立命館による学際統合型研究拠点」の共催で、国際シンポジウム「国際関係学の未来」を開催した。
アチャリア教授は、「Global IR and Regional Worlds Beyond Sahibs and Munshis: A New Agenda for International Studies」と題した講演で、未来の国際関係学の課題として、西洋の国際関係学と非西洋の国際関係学の間の議論を超越するグローバル国際関係学の構築を提起し、グローバル国際関係学の基礎として6つの次元と6つの研究課題を提示した。また、講演では、原理的に、グローバル国際関係学は、西洋の国際関係学と非西洋の国際関係学の両者の相互学習、あるいは植民地時代インドの白人とその通訳の関係に象徴されるような、包括的、平等的、建設的な対話のいずれかとなることが指摘された。
中西教授は、日本における国際関係学の発展と「日本の国際関係学」の構築に向けた展望について、体系的な講演を行った。「Discipline of IR in Japan: past, present, and future agenda」と題した講演では、日本における国際関係学の発展が詳しく述べられ、「日本の国際関係学」構築に向けた研究課題やモデルが提示された。「日本の国際関係学」はまだ形成されてはいないが、これまでの日本における国際関係学の発展を考慮すると、「日本の国際関係学」が将来、「アジアの国際関係学の対話」の中心となることが期待できると指摘された。
シンポジウムには、様々な大学からおよそ75名の聴衆が参加し、両名の刺激的な講演に熱心に耳を傾けていた。