万博学生委員会「おおきに」によるワークショップ研修&実践会を開催
2024年12月7日(土)、立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)にて、万博学生委員会「おおきに」をはじめ万博会場での企画実施を目指して活動している学生団体の学生を対象にワークショップ研修を実施しました。
学校法人立命館は大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館(以下、クラゲ館)」に協賛しており、100名を超える学生がクラゲ館でのワークショップ実施を目指して、日々企画のブラッシュアップに取り組んでいます。
社会課題等のテーマ別のチームに分かれてワークショップの準備を進めている学生達。大阪・関西万博の開幕まで約100日に迫る中、今回の研修会では、講師に教職研究科の荒木寿友教授をお招きし、万博本番の会場でワークショップを実施するうえで重要な視点を学びました。
まずはアイスブレイクとして、「マシュマロチャレンジ企画」に挑戦。マシュマロ・テープ・スパゲッティを使用し、制限時間の中で最も高くマシュマロを積み上げたチームを競いました。どのチームもスパゲッティを折ったり、建造物のように組んだりと、個性の光る工夫を凝らしていました。本企画を通して参加者側の体験をすることで、参加者が体験を通して自ら気づき学ぶ、参加体験型の活動こそがワークショップの本質であることを学びました。
また、荒木先生から、ワークショップはお客様が会場に足を踏み入れた瞬間から始まっており、提供側は雰囲気を作り上げてワークショップの世界観に引き込んでいくことが重要であるとのお話があり、学生達はお客様への接し方の重要性を改めて認識していました。
終了後のアンケートでは、約30名の参加者のうち90%以上が「今後の自らのワークショップのブラッシュアップに役立つ知識・スキルを学ぶことができた」と回答するなど、大いに盛り上がった研修会となりました。
つづく2024年12月21日(土)、同じくOICに、おおきにメンバーとその他の万博に取り組む学生団体の約35名が集まり、ワークショップ実践会「私たちを鍛えようの会」を開催しました。その名の通り、ワークショップ研修等で学んだことを実践する場として、各団体・班が企画を実施し、相互にフィードバック。これまで、学内外のイベントへの出展を重ねて、ブラッシュアップしてきましたが、共に万博を目指す団体・班同士でお互いの企画を体験し、フィードバックし合うのは初めての試みでした。まだまだ改善点が見つかり、学生間でお互いの企画やコメントから学ぶことも多かったようです。
実践会に参加した学生部副部長の経営学部・林永周准教授からは、ワークショップを準備する中で企画の内容に目がいってしまいがちだが、おおもとの万博テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」や各班がテーマに掲げている社会課題に立ち返り、ワークショップとの整合性を検討する視点が必要であるとのフィードバックがありました。
万博開幕まで日数が迫る中、それぞれの班で課題を持ち帰り、より企画のクオリティを高めるべく進めてまいります。万博会期中のおおきにをはじめとした学生団体の企画実施にぜひご期待ください。