戦没学生へのレクイエム「わだつみ像」

1943年10月、太平洋戦争での日本の敗色が濃厚となり、学生の徴兵猶予が廃止されました。これにより多くの学生が戦場へと送られ、その多くが二度と故郷の山河をみることができませんでした。この「戦没学生」の悲痛な体験を後代に伝え、反戦・平和の誓いを新たにしようと1949年、戦没学生の手記「きけわだつみのこえ」が発刊されました。「わだつみ像」はこうした学生たちの嘆き・怒り・苦しみをあらわしたもので、彫刻家・本郷新氏によって制作されました。


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