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educationのニュース

2022.05.20 education

湊 宣明先生の講演会が開催されました 

 
2022年5月19日、大学院講義「人文社会科学特論」に立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科の湊 宣明先生をお招きし、「宇宙を応用した製品イノベーション―個人と組織・社会の健康促進を支える創造―」と題してご講演をいただきました。
 宇宙を応用した製品イノベーションについて、“宇宙技術を地上に”という「スピンオフ」、“地上の技術を宇宙へ”という「スピンイン」の2つをキーワードに、お話が展開しました。その中で、身近な食品、スポーツ用シューズやウェアから企業現場での活用製品まで、さまざまな具体的な事例が示されました。これら新しいものは、「既存の“何か”と“何か”を結び付ける」ことで生まれたものであり、これが、いわゆる“イノベーション”であるということでした。
 さらに、創造的なものを生み出す考え方のポイントについても、ワークを通して学び、学生たちのユニークな発想を引き出していただきました。――「何を考えるべきかをまず考える」――湊先生と研究仲間と時空間を共有したことで、私たちは、この意味の重要さとおもしろさに改めて気づき始めたかもしれません。
 このスポーツ健康科学研究科が一つのハブとなり、知らなかったことを知る機会や感動がさらに広がり、協働・統合して魅力的な社会を創っていければ・・・と、将来への期待が膨らむ時間でした。

(ニュース)20220520-1

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2022.05.18 education

ゲストスピーカー講義 がんサバイバーシップにおける身体活動・運動の重要性-乳がんサバイバーを対象とした研究の紹介- 

本講義を行っていただいた法政大学の越智英輔先生は、乳がんサバイバーに対する運動指導の先駆者である。先生は講義の最初に日本人の死亡の最も多いのが、がんであることを紹介された後、これまでのがんサバイバーに対する欧米の運動・身体活動指針について紹介された。次に、越智先生らが国立がん研究センターで始められた日本人乳がんサバイバーを対象とした介入研究の結果を紹介された。それによると、乳がんの術後に実施した高強度・短時間・間欠的運動トレーニングにより、最大酸素摂取量や筋力が優に増加することが明らかになった。このトレーニングは、医療機関でのトレーニングとICTを用いた自宅でのトレーニングのハイブリッドで行われたものであり、今後、そのようなICTを用いたトレーニングの有効性に期待が持てることが紹介された。最後に、これらの取り組みに健康運動指導士が積極的に関わることで、より高い成果が期待できる枠組みについて御提案が披露された。

(ニュース)20220518-1

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2022.02.21 education

立命館オンラインセミナー3月企画『現代社会を読み解く』のご案内


\田畑泉先生・田中賢介さん・山浦一保先生登場!/
3月ライブ配信講義『現代社会を読み解く』(その1)【立命館アカデミックセンター】

「学び」のあり方が変わる中、立命館アカデミックセンターは、どこからでもアカデミックな講義を受講いただける「立命館オンラインセミナー」を開講しています。
今回は、3月開講『現代社会を読み解く』(全7講義・すべて無料)から前半3講義をご紹介します。是非、お申し込みください。

------ ≪現代社会を読み解く≫ 募集概要 ------
 ■お申し込みは <こちら

(ニュース)20220221-1

▷ TABATA -タバタトレーニング 理論と実践
日   程:3月4日(金)19:00-20:30
講  師:田畑 泉 (立命館大学スポーツ健康科学部 教授)
講義詳細:http://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=310


(ニュース)20220221-2

▷ 武器としての組織心理学 -関わり合いのリーダーシップでつくる組織と社会
日   程:3月9日(水)19:00-20:30
講  師:山浦 一保 (立命館大学スポーツ健康科学部 教授)
講義詳細:http://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=311
お申込み:
https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lgle-lglgse-51898f268e987a70b142e1f02363a71c


▷ 野球が教えてくれたこと -そして、学校をつくることにした理由
日   程:3月11日(金)19:00-20:30
講  師:田中 賢介 (北海道日本ハムファイターズスペシャルアドバイザー / NHKプロ野球解説者 / 田中学園理事長)
講義詳細:http://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=312
お申込み:https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lgle-lglgse-51898f268e987a70b142e1f02363a71c


各回共通
 ■お申し込みは、こちら

 開催方法: Zoomウェビナーによるライブ配信(見逃し配信あり)
 定  員: 1000名(先着順)
 料  金: 全7講義すべて無料
 申込期限: 各講義開催日の2日前23時59分(定員になり次第、締め切ります)

***その他の講義・講義詳細は、立命館アカデミックセンターホームページ <こちら> をご覧ください。

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2022.02.15 education

2021年度 スポーツ健康科学研究科 博士課程前期課程 修士論文公聴会が開催されました

2022年2月11日(金・祝)9:00から、修士論文公聴会が開催されました。

今年度は22名の博士課程前期課程の大学院生が修士論文の発表を行いました。

「ヒト・ひと・人を科学する」 スポーツ健康科学は、この2年間、コロナ禍において研究実施に大きな制限を余儀なくされました。そのような状況の中、院生たちは自ら問いを立て、課題を設定し、スポーツ健康科学を駆使してそれを解決し、その成果を今回発信しました。

いずれも、学際的な学びを展開する本研究科の特長を象徴する素晴らしい発表でした。

 

また、今年度は、対面とオンラインのハイブリッドで公聴会を実施しました。多くの産官学界の関係者からご参加いただきました。ありがとうございました。引き続き、新しい成果を生み出し、発信して参りますので、今後とも、ご支援、ご協力、応援賜りましたら幸いです。


発表後に撮影した集合写真の様子です。上述したように、コロナ禍で苦慮しながらも研究活動に邁進した院生諸君に対して、ささやかではありますが、研究科からバラの花を贈りました。

(ニュース)20220215-1

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2022.02.14 education

滋賀県立大学の東田一彦先生に”運動と脂質代謝”について講義頂きました


スポーツ生化学では、運動や栄養摂取に伴う身体の適応、特に細胞や分子レベルでの調節について学習しています。スポーツパフォーマンスを最大化するためには、日頃のトレーニングによる身体適応を最適化する必要があり、そのためには栄養・運動刺激が身体の代謝調節に及ぼす影響の機序を知る必要があります。
2022年1月15日の授業では、滋賀県立大学人間文化学部生活栄養学科の東田一彦先生をお招きし、骨格筋での糖質と脂質代謝の調節の基礎から、異なる運動強度や運動時間に伴うエネルギー基質の利用の変化まで幅広い内容をとても分かり易く講義頂きました。最近よく目にする「低糖質ダイエット」や「ケトジェニックダイエット」が身体やスポーツパフォーマンスに及ぼす影響を、糖質・脂質代謝の観点から、具体的な例を挙げて説明して下さり、受講生も真剣な眼差しで聴き入っていました。


(ニュース)20220214-1

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2022.01.18 education

第3回GATプログラムキャリア形成セミナーを開催しました!


2022114日、GATプログラムキャリア形成セミナーを開催しました。2021年度第3回目となるキャリア形成セミナーでは, ストレングス&コンディションニング(S&C)コーチおよびNPOメディア「ganas」の記者として活動しておられる笹田健史氏をお招きし、「Power of Choosing」 というタイトルでご講演いただきました。

 

第3回のセミナーでは、「自分と向き合う選択をする」ことをテーマに、ご自身の経験や感想を踏まえて、学生が将来のキャリアをより柔軟により具体的に考えるきっかけを提供してくださいました。笹田氏には、名古屋大学卒業後に独立行政法人国際協力機構海外協力隊としてザンビアの女子校にて物理および体育を教えることとなった経緯とザンビアで得られた経験、S&Cコーチを志した経緯、そして、S&Cコーチとしてアメリカ、タイ、および日本での活動内容や経験についてお話していただきました。加えて、S&Cコーチとアスレティックトレーナーがどのように現場で協働しているのかについてなど多種職と協働する上で大切なことや、途上国・国際協力に特化したNPOメディア ganas 記者としてのグローバルな活動内容と異文化や多文化に接することで得られた教訓などについてもお話しくださいました。

 

笹田氏は、あらゆる人と協働する上で大切なことは、自分の主観を排除して相手の気持ちになること、背後にある文化・価値観・歴史・宗教・政治・生活環境などを知り理解すること、および異文化理解の経験をする(例えば、タイを理解するためにムエタイを始める)ことが重要であると自身の経験を踏まえてご説明くださいました。

笹田氏は、セミナーに参加した学生と常に対話をしながらセミナーを展開し、セミナー中、セミナー後においても活発な議論や質疑が行われました。学生にとっても非常に有意義な時間となりました。

(ニュース)20220118-5

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2022.01.14 education

ロザンゼルス・ドジャース日本担当顧問 鈴木陽吾氏に特別講義をしていただきました

特別講義:鈴木 陽吾 氏 ロザンゼルス・ドジャース 日本担当顧問


スポーツマネジメント特殊講義

「日米スポーツ界で今起こっていること ~スポーツ界の日米比較~」

 

去る2022111日(火)の「スポーツマネジメント特殊講義」において、メジャーリーグ ロサンゼルス・ドジャースに勤務されている鈴木陽吾氏をお招きし、「日米スポーツ界で今起こっていること ~スポーツ界の日米比較~」というテーマで、都内からzoomによる特別講義をしていただきました。

講義では、ご自身が国内外でのどのようにキャリア開拓をなさってこられたのか、その心の在り方と準備といったお話も踏まえながら、メジャーリーグのスポーツマネジメントの現状や、コロナ禍に応じた最新施策も交えて、日米間の比較をしつつ、学生の目線に合わせてお話しくださいました。具体的には、国土や文化、社会の変化に柔軟に対応しつつ変化を続けるには、どのような素養や視座が必要か、法律、働き方、危機管理、Inclusion & Diversityまで多岐に渡り,具体的事例を踏まえながらご紹介くださいました。特に、Inclusion & Diversityでは、過去の発言が発端となった人種差別問題に対して、どのような危機管理と対策が取られたのか、さらにInclusionを浸透させるためのマネジメント事例を、ご自身の経験や感想も踏まえてご説明くださいました。

また、受講者からは「アメリカ留学を決めた理由、語学を含めどのような準備をしたか」「日本のプロスポーツが発展していく中で何が最も重要か」「今後どのような道を模索していくのか」など、質問が途切れず、活発な特別講義となりました。最後に、学生に向けて、「本当にやりたいことを胸に、独りで決める覚悟と勇気を持って。たとえロウソクのように小さな灯でも、燃やし続ける心の持久力を!」と熱いメッセージを送っていただきました。


(ニュース)20220114-1

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2022.01.12 education

株式会社Learning in Context 名川祐人先生・空田真之先生に講義をしていただきました


株式会社Learning in Contextより、名川祐人先生・空田真之先生をゲストスピーカーとして招聘しました。学生たちは、4つの問いを枠組みに自分のスピーチを組み立てました。①どんな社会にしたい? ②自分はどういう人間でありたいか? ③自分はなぜそういう社会と自分にしたいと思うのか?実体験をもとに言語化しよう。④そのために何を学んでいくか? どういう活動に取り組むか? という4つの問いです。
受講生一人一人が自分なりの考えをスピーチし合った前の週に続き、お互いから推薦のあった学生が全体の前でスピーチしてくれました。詳細をご紹介できないことが心苦しいですが、次のような熱のこもったスピーチをしてくれました。
壁にぶつかっても粘り強く取り組む強みを持って、実際に高齢者に健康指導を実践していったスピーチ。いろいろな人に支えられて自分をしなやかに持っていくことの大切さに気づいたスピーチ。自分の体験に根差して共生社会を実現するため保健体育教師を目指す堂々としたスピーチ。必然性を大事にするという思いとともに、GATを広く社会に根付かせる展望と決意を語ったスピーチ。一人一人が温かくケアされて安心してアクティブになれるような展望を語ったスピーチ。
ゲストスピーカーの名川先生と空田先生には、前もってご自身の経験を語ってもらい、かつ4つの問いを枠組みとして提示してもらいました。当日は、一人一人にあたたかい激励とさらなる挑戦課題を指摘してもらいました。学生たちの挑戦はこれからも続きます。今後の挑戦と成長がとても楽しみです。


(ニュース)20220112-1

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2022.01.11 education

新年のご挨拶(スポーツ健康科学部長・研究科長)



「コロナ」という言葉を耳にしなかったことがない日々が2年間も続いていますが、皆さま方におかれましては、素晴らしい新年を迎えられたことと思います。

多くの人たちが感じているように、「コロナ」によって私たちは、多くのことに制約を受けたものの、未知の体験を積み重ねることによって、多くのことを考えたり、見つめ直したりする機会も得ることができました。また一人で過ごす時間が増えたことにより、「いま何をしているのか」ということ以上に、様々な行為が少し先の出来事や将来にとってどのような意味を持ち、何につながっていくのか、という未来志向的な視点を持つようになった人が増えたのではないかと思っています。

この間、私自身、「大学」は何のためにあるのか、また「大学で学ぶことの意味」や「スポーツ健康科学」にはどのようなことが求められているのか、そのようなことを何度も考えました。少なくとも大学は、様々な知と出逢いながら、真理を探究し、新たな知を生み出す場所でなければなりません。そして、その知との出逢いや知の創出を通じて、未来を切り拓く人を育てる場所でなくてはなりません。このような大学のミッションを捉えるとともに、創設から10年の時を経たスポーツ健康科学部・研究科がどのような存在としてありたいのか、あるべきなのかを意味づけるために、新しいビジョンを掲げました。それは、イタリア語で「創造」を意味する「CREA(クレア)」というものです。

「CREA」という言葉のそれぞれの頭文字には、次のような想いが込められています。それは、人、様々な出来事や経験、また可能性を引き出し、異分野や異なる価値観を持った人々に「より」をかけて新しいモノ・コトを創造する「Collaboration:異分野を紡ぐ」、常に前向きに挑戦し、失敗しても立ち上がり、しなやかに、そしてたくましく生き抜く力を育むための「Resiliency:主体的に挑む」、物事を深く考え、答えのない世界に問いを立てて、尖った英知を磨き上げる「Edge:智を極む」、そして、個を認め、人の尊厳を大切にし、自らも、組織もより輝きを放つことができるための「Attraction:ひとと組織が輝く」というものです。

この「CREA」に込めた想いやエネルギーは、もちろん、学部・研究科の教育と研究に注がれるのですが、その基軸になるのは、「Well-being(ウェル・ビーイング)」ではないかと考えています。この言葉が意味するところは、万人にとってかけがえのない心身の健康や生きがいに留まらず、人とのつながりや他者への理解、またそのような関係性によって紡がれた安心や未来への希望によって裏づけられる包括的な幸福感だと考えています。

世界中において、心が安まる日々を取り戻すことはできてないのですが、スポーツ健康科学部・研究科では、「Well-being」の探求と探究、またその実現に向けて、「CREA」というビジョンに基づき、思考を巡らせ、その巡らせた思考と想像によって、新しい未来を紡いでいきたいと思います。

 

スポーツ健康科学部長・スポーツ健康科学研究科長

長積 仁
 

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2021.05.01 education

スポーツ健康科学部・研究科10周年サイトが開設 


立命館大学スポーツ健康科学部・研究科2020年に10周年を迎えました。

10周年サイトでは、これまでの軌跡や学生、卒業生の様子を掲載しております。また、記念式典の情報を更新していく予定です。是非ご覧ください。

 

立命館大学スポーツ健康科学部・研究科10周年サイトはこちら http://www.ritsumei.ac.jp/shs/10th/


(ニュース)20201209-1

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2021.12.20 education

中京大学准教授の森嶋琢真先生に「運動生理学」の講義をしていただきました

20211218日の1限、「運動生理学」の授業に、中京大学准教授の森嶋琢真先生を招聘し、「これまでの研究紹介」と題して、先生が精力的にされている血管内皮機能に関する運動生理学について講義いただきました。

 

森嶋先生は本研究科の1期生です。

http://www.ritsumei.ac.jp/shs/hakaseryoku/pdf/Hakushiryoku_Part3.pdf

本研究科在学中は、「低酸素環境での運動と健康増進」について研究を進められました。学位取得後、米国に留学され、本講義内容に繋がる研究を開始されました。

 

運動不足は不健康だと認識されていますが、さて、「座りすぎ」ということがどれほど疾患リスクを孕んでいるか、考えたことがあるでしょうか。

日常生活において、皆さんはどれくらい座位行動をとっているでしょうか。

そして、私たち日本人は、諸外国と比べてどれくらい座位行動を愛してしまっているか、ご存知でしょうか。

https://www.mhlw.go.jp/content/000656521.pdf

 

森嶋先生は、座りすぎの悪影響に触れながら、なかでも心血管疾患リスクを高めること、その理由に血管内皮機能の低下が示唆されること、その打開策として、いわゆる「貧乏ゆすり」の効果を実験的に証明した研究成果をご紹介くださいました(写真参照)。

 

この血管内皮機能は、運動習慣によって高まること、ただし運動の種類(例えば有酸素運動かレジスタンス運動か)や、運動中の血圧応答の影響を大きく受けることを解説してくださいました。特に、血圧上昇を来すレジスタンス運動は一過的な血管内皮機能の低下のみならず、恒常的な動脈硬化にも関わりますので、可能な限り血管内皮機能を維持しつつトレーニング効果が期待できるような運動様式を模索しているとのことです。そのひとつが、レジスタンス運動後に有酸素運動を10minでいいので実施することが挙げられていました。

さらには、血管内皮機能の向上が期待できる栄養素の紹介もされておりました。

 

こうした生理的応答に対して、想定されるメカニズムにも触れながら、大変有意義な講義をしていただきました。

 

また、最後に本研究科(大学院)で学ぶことの素晴らしさ、どっぷり「青春を謳歌」できることを力強く語ってくださりもしました。

 

(ニュース)20211220-1


愉しくてあっという間に時間が過ぎた1コマでした。

森嶋先生、ありがとうございました!




 

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2021.12.17 education

特別講義:能島裕介氏(尼崎市理事) ボランティアマネジメント

去る2021122日に組織マネジメント論の授業において、尼崎市理事であり、特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティ顧問の能島裕介氏に、「ボランティア組織のマネジメント」というテーマで特別講義をしていただきました。

能島氏は、1994年、関西学院大学在学中に学友とともに、家庭教師サークル「関学学習指導会」を設立されました。この組織を設立した翌年に、阪神淡路大震災によって被災され、学習指導会のメンバーも震災後、様々な苦労をされたようでした。そして、被災地などでの様子を目の当たりにし、学習活動のみならず、被災した子どもたちが少しでも生き生きと過ごすことができないものかと考え、設立された関学学習指導会のメンバーがボランティアで学習支援やキャンプなどのレクリエーション活動などを被災地の子どもたちを中心に展開されたとのことでした。当時は、200人以上ものボランティアが集まり、活動を進めていたとのことです。その後、大学を卒業し、一旦、就職されたものの、被災後から関学学習指導会が展開していた様々な活動を、持続的な事業化を図るために、法人を設立するということになり、就職した企業の職を辞して、学生が主体となって活動を進める特定非営利活動法人では日本初となるNPO法人Brain Humanityを設立されました。

NPO法人Brain Humanityは、「子どもたちに多様な価値を提供し、子どもたちが多様な選択肢を持つ社会をつくる」ということをミッションに掲げ、現在でも学生を主体とした経営を続けており、950人を超えるボランティアを束ねる大所帯となったようです。ユニークなのは、定款に定められているとのことですが、過半数の理事は学生であり、学生が職員の採用や雇用を担うということです。大学生を主体とする組織であるため、4年間でほとんどの構成員が入れ替わってしまうため、経験に基づく、知識とスキルの蓄積が困難であるという課題を抱えているとのことですが、このような組織特性を踏まえて、NPO法人Brain Humanityでは、組織をマネジメントするにあたり、様々な工夫が凝らされています。例えば、学生主体の組織であるため、事業の構造を理解させるために、毎週、学生理事による定例の役員会が開催され、職員の採用や事務局長の選任といった人事案件から様々な事業企画や予算編成などについて、審議、議決が繰り返されているとのことです。とりわけ、ユニークな取り組みは、「徹底した文書化と記録化」を図り、短期間で組織が刷新されていく組織特性を踏まえて、ルールやマニュアルを作成するに余念がなく、このような文書化や記録化された、ある種、形式知化する作業によって、事業運営や活動の遂行に支障を来さないような工夫を施していることです。事務所には、過去14年間にわたる役員会の議事録を誰もが閲覧可能な状態にしてあり、学生が新規事業の企画や事業運営の手がかりとして活用できるようにしているとのことでした。またアクティビティを志向する学生の気質を踏まえて、彼らのモチベーションを維持するために、活動後の「評価」を重視し、学生の取り組みにどのような意味があったのか、それが子どもたちの成長にどのように貢献していたのかを頻繁にフィードバックするとのことでした。つまり、学生の活動を、認め、讃え、そして報いるという連鎖を繰り返しながら、学生に明確なキャリアパスを示しながら、役割や業務を変化させて、活動に対するモチベーションの維持を図っているとのことでした。


学生を主体としたボランティア組織であるが故に、事業運営や活動を安定的に維持するためには、バックアップ機能を構築する必要があるものの、そのような組織体制を強化することが、逆に学生の主体性や責任感を脆弱にさせてしまうというジレンマも抱えているとのことでした。つまり、「その人にしかできない→自分がいないといけない」という責任感を醸成する一方で、各々の負担が大きくなり、バーンアウトに陥れば、事業運営に支障を来してしまう。そのため、バックアップ機能を構築するようにしているものの、それが逆に、「誰にでもできる→自分がいなくても大丈夫」という役割意識や責任感を低下させてしまうという事態も招いているとおっしゃっていました。学生を主体とした組織であるが故に、学生とどうのように向き合い、支援することが、学生の自律性と主体性を促しながら、責任を持って活動に取り組むのかは、難しい課題だとおっしゃっていました。

あっという間に時間が経ち、前のめりであった学生、とりわけ、課外活動で中核的な役割を果たし始める3回生にとっては、タイムリーな話題であり、多くの学生から質問が寄せられ、大盛況のうちに特別講義は終わりました。


(ニュース)20211217-2


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2021.12.16 education

⾏動変容を⽀援する科学:⾝体活動・運動を題材として



スポーツ健康科学科の授業である健康増進科学特論において、東京大学⼤学院医学系研究科 公共健康医学専攻の講師である鎌田真光先生に「⾏動変容を⽀援する科学:⾝体活動・運動を題材として」というタイトルで講義をしていただきました。身体活動・運動行動と健康に関わるエビデンスから、行動科学の理論やモデル、また、鎌田先生が実際に行ってきたソーシャル・マーケティングを用いた地域でのクラスタ-ランダム介入研究の詳細など、多岐にわたる内容でした。地域を対象にした身体活動介入の難しさを知るとともに、その困難な課題に対して、どう解決していくかを提示していただいた大変濃い内容でありました。講義中、講義後においても、様々な質問が出され、学生にとっても非常に有意義な時間になりました。

(ニュース)20211216-2

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2021.12.03 education

スポーツマーケティング領域における高校野球を対象にした研究プロセスの紹介


 3回生の専門演習Ⅱに現在、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科の博士課程に在籍するロシア人のLATYPOVA Endzhe(ラチポワ・エンジェさん)をお招き「研究プロセスの紹介」としてご講義いただきました。エンジェ先生はロシアの大学で卒業論文も日本の全国高等学校野球選手権大会(以下「甲子園大会」)を扱われており、その後来日し修士課程、そして博士課程も甲子園大会のようなトーナメント方式の大会におけるスポーツ消費者の研究に携わっていらっしゃいます。
 ロシア人のエンジェ先生にとっては、学生スポーツがみるスポーツの対象であることがそもそも大変興味深く、チームが地域を代表する甲子園大会では、毎年出場チームが変わること、応援しているチームが負けた場合でも大会を見続けるのはどのような要因によるものなのか、といった疑問が研究の原点であったようです。
 ゼミ生たちは、馴染みのある甲子園大会を対象にしたユニークな研究の着眼がとても新鮮で、「面白い!」と思えたようで、これから本格的に卒業研究に着手していく上で、エンジェ先生の研究に親近感を持ち、自分たちが見つけてきた理論的な概念がこんな風に使えるんだという発見があったように見受けられました。
 その後エンジェ先生は4回生のゼミ、演習Ⅳにも残ってくださり、提出直前の4回生の卒業論文のご指導もしてくださいました。
 LATYPOVA Endzhe先生、ありがとうございました。

(ニュース)20211203-1

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2021.11.30 education

スポーツ栄養教育学 ゲストスピーカー講義


2021年11月18日木曜日のスポーツ栄養教育学にて、株式会社まちおこし代表取締役社長、西川興様をゲストスピーカーにお迎えしました。株式会社まちおこしでは、『野洲のおっさんおにぎり食堂 (滋賀トヨペット株式会社との共同事業) 』や、『アミンチュプロジェクト(びわ湖放送株式会社との共同事業)』など、地域に根差した事業を幅広く展開しています。
 株式会社まちおこしの事業の一環である『野洲のおっさんおにぎり食堂』にて提供しているおにぎりの原価率の話の中で、原価率40%を超えるおにぎりが数多く提供されていることに驚きました。そこには、地元の食材にこだわった美味しいおにぎりを提供するという熱い想いと、原価率を上げても利益をしっかり出すという経営戦略の工夫があることについてお話しいただきました。また、このおにぎり食堂はその収益で、こども食堂や無料塾を運営しています。これらの活動はSDGs(持続可能な開発目標)につながる活動であり、おにぎり食堂のおにぎりを購入することで個人だけでなく、企業も含めた様々な人々がSDGsに参加することにつながります。周囲を巻き込み、地域のために全力で事業に取り組む西川社長のお話に、受講生達も熱心に耳を傾けていました。
 最後に、西川社長からの課題として受講生に与えられた「おにぎり」及び子供食堂で提供する「五平餅」のメニュー案から、今後商品化可能、と西川社長から選ばれたメニュー案を以下に紹介します。自由な発想に西川社長だけでなく、受講生同士でも興味深くそれぞれのアイデアを見ることができたと思います。おにぎり食堂での今後の商品化が楽しみです。
西川社長の地域活性にかける想いと熱心な姿勢が周囲を巻き込み、より大きな繋がりとなって地域に還元されている事を強く感じました。西川社長、この度は貴重なお話をありがとうございました。

西川社長が「今後商品化の可能性あり」と選ばれた、受講生のおにぎりメニュー名
・赤ワイン香る鴨のおにぎり
・近江しゃもの親子おにぎり
・サーモンユッケおにぎり
・タテボシ貝のだし香るビワマスの炊き込みおにぎり
・レンコンとそぼろのおにぎり

「五平餅メニューアイデア」
・チーズ五平もっち
・キャラメル風五平餅
・みたらしで食べる五平餅

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2021.11.08 education

本学部助教・塚本敏人先生が国際セミナーを行います


Cerebral Autoregulation Research NetworkCARNet)は、脳循環代謝・認知機能研究の将来を担う若手研究者をスピーカーとして「Cerebral Blood Flow Virtual Seminar Series 2021」を毎月主催し、世界最先端の研究・トピックを発信しています。CARNetは、11月回で“Nutrition and Cerebral Blood Flow(栄養と脳血流)”を企画し、本学部助教の塚本敏人先生をスピーカーとして招待しました。実施されるセミナーの詳細は以下の通りです。

 

20211122日午後10時開始(日本時間)>

 

1. Catarina Rendeiro, MSc, PhD. (Lecturer, University of Birmingham, UK) “Food for thought: Can plant flavonoids modulate cerebral vascular function?”

「レンデイロ・カタリーナ博士,バーミンガム大学・講師(イギリス)“フラボノイドは脳血管機能を調節し得るか?”」

 

2. Hayato Tsukamoto, MSc, PhD. (Assistant Professor, Ritsumeikan University, Japan) “Cerebral blood flow regulation following breakfast”

「塚本敏人博士,立命館大学・助教(日本)“朝食後の脳循環調節”」

 

3. Gabriella Rossetti, PhD. (Research Fellow, University of Reading, UK) “Dietary nitrate supplementation and neurovascular function”

「ロゼッティ・ガブリエラ博士,レディング大学・研究員(イギリス)“硝酸サプリメント(一酸化窒素)と神経血管機能”」

 

4. Kamila Pollin, PhD. (Research Scientist, Washington DC VA Medical Center, USA) “The impact of dietary sodium on cerebral blood flow regulation in healthy adults”

「ポリン・カミラ博士,ワシントンDC退役軍人医療センター・研究員(アメリカ合衆国)“脳循環調節に対するナトリウム摂取の効果”」

 

日本時間22時開始と、遅い時間に開始されるセミナーですが、脳循環代謝・認知機能分野における将来を、栄養生理学の視座から築く世界中の研究者が集い議論する貴重なセミナーになっております。この機会に是非、ご参加ください。

 登録はこちらからできます。


(ニュース)20211108-1

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2021.11.10 education

本学部助教・前大純朗先生が「筋力と筋量の増加に効果的なトレーニングの方法」に関する講演を行います

日時

2021年12月10日(金)16:30~17:30

プログラム

16:3017:00 前大先生のライトニングトーク
17:00
17:30 参加者を交えたディスカッション

開催形式・定員

①京都リサーチパーク 東地区 KISTIC 2階「イノベーションルーム」: 5名
②オンライン(ZOOMによる開催):20名程度(増席決定)

 

詳細や申し込みはこちらから。

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2021.09.30 education

オール⽴命館校友の集い2021


2021年10⽉9⽇(⼟)の「オール⽴命館校友の集い2021」において、学部独⾃企画
(ライブ交流企画)を開催します。スポーツ健康科学部・研究科の卒業生・修了生、
現役学生・大学院生の皆さん、教職員の皆さん、世代を超えて交流できる貴重な機会
ですので、奮ってご参加下さい。

参加には、事前申し込みが必要です。
参加申し込みはこちらから

(ニュース)20210930-1

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2021.09.24 education

秋セメスターを迎えるにあたって:改めて考える…「大学で学ぶ」ことの意味


コロナ感染第○波、1日の感染者数○人、緊急事態宣言、自粛、ワクチン摂取率といった類の言葉を、皆さんは、この1年半以上もの歳月で何度耳にしたことでしょうか?延長されている緊急事態宣言は、9月末に解除が検討されているようですが、立命館大学は、「BCP(行動指針)レベル3」で秋セメスターを迎え、当面は、オンライン授業やハイブリッド授業、また教室収容定員50%以下での対面授業などで、「学びの場」を形成することになります。専門家によれば、コロナ禍が終息するまでには、あと23年は要するとの見解が示されていますが、コロナ禍であるか否かの如何を問わず、秋セメスターを迎えるにあたり、「大学で学ぶ」ことの意味について、改めて皆さんに考えてもらいたいと思います。

「学生」という言葉は、英語で“student”と表現されますが、この言葉は、「熱中する・努力する」という意味を持つラテン語の“studeo”に由来するそうです。ちなみに、勉強や勉学を意味する“study”という言葉は、「熱意・情熱」を意味するラテン語の“studium”がルーツのようです。この“student”を日本語にする場合、私たちは、中学生や高校生のことを「生徒」と表現し、大学生のことを「学生」と表現して、両者を使い分けています。それは、生徒のことを、「学校などで教育を受ける者」という、受け身的な立場にある者だと認識し、その一方で、学生に対しては、「学業を修める者」という、学修者としての主体性や自律性が求められる存在であると認識しているからです。“student”や“study”の言葉の由来と言葉の意味合いを踏まえれば、熱中したり、努力したり、熱意や情熱を持ったりすることは、学修者としての前提条件であり、皆さんには、学修者としての主体性や自律性をより強く発揮してもらいたいと思います。

オンライン授業が続くと、「授業料に見合った学びができているのか?」という疑念が湧くことは理解しています。漫然と通学し、半ば義務的に授業に出席していることにも疑問を抱くのならば、このような主張は、ある意味、健全だと思います。一方で、現在では、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)、また日本でも東京大学や京都大学、もちろん、立命館大学でも“MOOCMassive Open Online Course)”と呼ばれる仕組みを用いて、大学の授業を公開し、在学生だけでなく、誰もが様々な大学の授業をインターネット上で受講できるようにしています。それは、そもそも大学が「知」を創出し、人々にそれを伝授する場であるからに他なりません。言い換えれば、大学は、真理を探究するために必要な考え方や様々なスキルを学生に学んでもらいながら、まだ明らかにされていない事象や現象を解明し、「新しい知」を生み出すところだといえます。同時に、様々な知や情報は、いわば世界の「共有財産」であり、特定の個人や集団が囲い込むものではなく、できる限り知や情報はオープンにして、社会の健全な発展に活用されるべきです。

恐らく皆さんは、なぜ、私たちは授業料を払っているのに?と感じるかも知れません。「大学で学ぶ」ことの意味は、もはや「どこで学ぶのか?」という場所に規定されるものではありません。誤解を恐れずにいえば、「何を学ぶのか?」というコンテンツに左右されるものでもないのかもしれません。「大学で学ぶ」ことの意味は、場所や内容以上に、「誰と学ぶのか?」ということがより一層、重視されるようになります。皆さんは、興味を持ったこと、疑問に思ったことを友だちと一緒に考えたり、議論したりするような機会を創っていますか?あるいは、直接、教員と対話するような機会を創っていますか?皆さんに学修者の主体性と自律性を問うのは、自分自身で問いを立て、「学びの出発点」を自ら創り出さなければ、大学で「知」をプロデュースするという行為に辿り着かなくなるからです。授業中のみならず、日常生活の様々な場面で、「なぜ?」「どうしてだろう?」「本当なのか?」といったことを感じることが多々あると思います。それが「問いを立てる」ことや「思考を巡らす」ことにつながり、「学びの出発点」が生まれます。その「学びの出発点」をもとに、友だちや教職員と大いに対話し、「知」をプロデュースして下さい。しかもできる限り、異なる分野や異なる考え方を持つ人たちと対話を重ねて、身の回りにある事象や現象を多角的に見つめる眼差しを磨いてほしいと思います。

扉は、皆さんに開かれています。どうか、大学という知をプロデュースする世界へと漕ぎ出すはじめの一歩を…

 

長積 仁

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20210.07.05 education

学部・研究科10周年記念式典が開催されました

立命館大学スポーツ健康科学部・研究科では202174()、学部・研究科の10周年記念式典を開催しました。本来ならば、2020年度に本式典を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け1年延期を行い、当日もZoomウェビナーによるオンライン開催としました。学内のみならず学外からも多くの方にご視聴いただき、皆様とともに10年間の歩みを振り返り、これからの学部・研究科の未来、そして「スポーツ健康科学」のさらなる発展について想いを重ね合うことができた、実りある記念の場となりました。

 <実施概要>

■開催日時:2021年7月4日(日) 開始:13時00分

第1部 オープニングセレモニー
□開会挨拶:仲谷善雄(立命館大学 学長)・森島朋三(学校法人立命館 理事長)
□スポーツ健康科学部・研究科10年間の振り返りと将来構想:長積仁(スポーツ健康科学部長・研究科長)

第2部 パネルディスカッションⅠ : 「スポーツ健康科学への期待」
□産官学のパネリストによるトークショー
牛尾則文 氏 (スポーツ庁スポーツ総括官)
江島宏治 氏 (滋賀県副知事)
福田卿也 氏 (株式会社博報堂 関西支社 チーフイノベーションプランニングディレクター)
モデレーター:伊坂忠夫 (立命館大学 副学長)

第3部 パネルディスカッションⅡ : 「2050年におけるスポーツ健康科学」
□卒業生や教職員による将来展望
今井友子 氏 (学部1期生:法政大学職員)
森嶋琢真 氏 (研究科1期生:中京大学教養教育研究院准教授)
藤江隼平 (学部1期生:スポーツ健康科学部助教)
モデレーター: 後藤一成 (立命館大学スポーツ健康科学部副学部長)

第4部 クロージングセレモニー
□10周年記念事業「ロゴ・フラッグ」及び「記念冊子・グッズ」の紹介と表彰
□学部生・大学院生・教職員による「スポーツ健康科学・未来宣言」
□閉会挨拶:伊坂忠夫 (立命館大学 副学長)


仲谷善雄・学長、森島朋三・理事長による開会挨拶(学長・理事長からは10周年を迎えたことへの祝辞、今回の式典に協力を頂いたご来賓の方々へのお礼、そしてスポーツ健康科学部・研究科への更なる発展への期待が述べられました)、及び、卒業生の制作チームが手がけた「10周年プロモーションムービー」の上映によって華やかに幕を開けた本式典では、はじめに、長積仁・スポーツ健康科学部長・研究科長より、「10周年の振り返りと将来構想」と題した基調発表が行われました。本学部・研究科の設立理念、文理融合を軸とした先進的な教育コンセプトの紹介のほか、10年間の教育・研究活動の成果報告、さらには、立命館学園が掲げる中長期ビジョン「R2030」のもと、本学部・研究科が新たに挑む「健幸アゴラ構想」(科学の日常化・日常の科学化による健幸都市)の実現に向けた、具体的な施策の紹介が行われました。

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             仲谷善雄 学長からの開会挨拶                             森島朋三 理事長からの開会挨拶

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   長積仁 学部長・研究科長からの挨拶・基調発表   

続く第2部では、産官学の分野から3名のパネリストを招き、伊坂忠夫・副学長をモデレーターに『スポーツ健康科学への期待』と題したパネルディスカッションが行われました。各分野での取り組み事例、課題の共有のほか、ポスト・コロナ社会及び、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、SDGsへの関心も高まっている現在における「スポーツを活かした健康づくり」についての議論も行われました。また、本学部・研究科に期待される人材について、産官学連携の研究と実践の重要性についての提言も行われました。

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                  パネルディスカッションⅠの様子

3部では『2050年におけるスポーツ健康科学』と題し、本学部・研究科の第1期卒業生、修了生3名をパネリストとして招き、モデレーターの後藤一成・副学部長とともにディスカッションを行いました。第一線での研究や教育、国際開発など、幅広い分野で活躍する同窓生の視点で、「本学の学びがどのように社会で活きているか」が紹介されたほか、「スポーツ健康科学の将来と展望」について、最新研究の知見や宇宙開発、国際貢献などの観点を交えながら、活発な意見交換が行われました。同窓生の素晴らしい活躍と、スポーツ健康科学の発展に向けた強い想いを目の当たりにし、あらためて本学部・研究科の存在意義や社会的使命を再認識できた時間となりました。

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                    パネルディスカッションⅡの様子

4部 クロージングセレモニーでは、10周年記念事業の紹介や伊坂忠夫・副学長による閉会挨拶(副学長からは2010年の設立時の想い、この10年で積み重ねてきた教育・研究の実績を確認し、そして将来に向けて教員、学生、大学院生、職員が一体となり社会に有為な学部・研究科を創っていく決意が述べられました)、さらに、学部生・大学院生・教職員による『スポーツ健康科学・未来宣言』が行われ、それぞれの立場で、今後の研究や社会貢献、教育、人材育成についての抱負や目標を誓い合いました。

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森永ののか さん(学部3回生)からの未来宣言      井上健一郎 さん(博士課程後期課程1回生)からの未来宣言

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           藤田聡 副学部長からの未来宣言                         伊坂忠夫 副学長からの閉会挨拶

スポーツ健康科学部・研究科では、今回の10周年記念式典を新たな出発点とし、人々の健康・幸福・世界の平和に貢献するスポーツ健康科学のさらなる実践に邁進してまいります。本式典の開催にあたり、ご協力くださった多くの皆様に御礼申し上げます。

 

なお本式典は、後日、オンデマンドによる動画配信をいたします。詳細は10周年サイトをご覧ください。

http://www.ritsumei.ac.jp/shs/10th/

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記念撮影の様子

※感染予防のため、撮影時のみマスクを外しています

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