ニュース

activityのニュース

2023.11.14 activity

スポーツ庁委託事業 女性アスリートの育成・支援プロジェクト ポータルサイト・LINEボットの開設のご案内

 学校法人立命館では、スポーツ庁委託事業 女性アスリートの育成・支援プロジェクト「女性アスリートの課題解決型プログラム」の採択を受けて、「女性アスリートのための次世代型の課題解決マニュアルおよび手順書の実装 ―アスリート育成パスウェイを考慮した学びシステムの構築と併せて―」をテーマに2022-23年度の期間、スポーツ健康科学部 伊坂忠夫教授、寺田昌史講師、下澤結花助手、情報理工学部 野間春生教授、西原陽子教授、松村耕平准教授、総合科学技術研究機構 杉山 敬助教、草川祐生専門研究員、を中心に受託事業を展開しております。
 この事業の成果として、健康の維持増進、体調管理に関する情報、エクササイズ動画などを提供するポータルサイトならびにLINEボットを開設しました。
◆LINE登録    : https://line.me/R/ti/p/@640nxobz
◆ポータルサイト: https://athlab.ritsumei.ac.jp/
1114_1スポーツ庁受託 QRコード②
 分かっているようで分からないこと、何を聞いたら良いかわからないことも、LINEボットが回答してくれます。
 中高生、先生方、指導者、保護者の方は、女性、男性に関わらず試して頂けると幸いです。短いクイズ(検定)もあり、学びの確認も出来ます。
 身体へのリテラシーを高めてもらうことは、well-beingの基盤にもなります。是非、広めていただき、多くの方々の活用を願っております。

続きを読む

2022.06.01 activity

本研究科博士課程の井上健一郎さんの研究が原著論文として掲載されました

スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程2回生の井上健一郎さんが、同研究科教授 家光素行先生、助教 藤江隼平先生、博士課程後期課程修了生 堀居直希さん、学部3回生 山崎エンヒさん、立命館グローバル・イノベーション研究機構 内田昌孝先生と共同で取り組まれた研究が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。

この研究では、肥満ラットの有酸素性トレーニングにより内分泌因子:Follistatin-like 1FSTL1)が遅筋線維豊富な骨格筋において分泌が増大すること、さらに血液を介して動脈血管における一酸化窒素産生(血管拡張物質)を促進し、動脈硬化度の低下に関与することを明らかにしました。

 

https://physoc.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.14814/phy2.15300

 

Inoue K, Fujie S, Horii N, Yamazaki H, Uchida M, Iemitsu M. Aerobic exercise training-induced follistatin-like 1 secretion in the skeletal muscle is related to arterial stiffness via arterial NO production in obese rats. Physiol Rep. 2022; 10(10): e15300. doi:10.14814/phy2.15300


(ニュース)20220601-1

続きを読む

2022.05.31 activity

本学部講師・和田由佳子先生が立命館大学の広報課のインタビューを受け、研究と活動が立命館大学のHPにて紹介されています

 和田講師が、ジャパンラグビーリーグワン DIVISION1に所属する「静岡ブルーレヴズ/SHIZUOKA BlueRevs」の社外取締役に就任したことを受け、立命館大学の広報課からインタビューを受けました。インタビューでは、研究者になるまでの歩みや現在の研究について語っています。

 

インタビュー記事 

スポーツの現場と研究をつなぎ、スポーツがもつ価値を高めたい  和田由佳子・スポーツ健康科学部講師の研究と新たな挑戦 

 

立命館大学広報課 Twitter

続きを読む

2022.05.31 activity

本学部講師・和田由佳子先生が、スポーツ産業の成長促進事業「スポーツ経営人材育成・活用推進事業」実践的スポーツ経営人材育成のためのケース教材開発に参画しました。

 本事業は、スポーツ経営人材の育成の促進を目的とし、ビジネス・マネジメントの理論やフレームワークを基盤に、研究者とスポーツビジネスに従事する実務家の共同により、実践的かつ汎用性のある教材を開発するものです。本事業には、スポーツマネジメント領域の14人の研究者が参画し、教材として理論と実践を踏まえた10ケースが開発されました。

事業の概要 

スポーツ庁HP「スポーツ経営人材育成・活用推進事業」の紹介

実践的スポーツ経営人材育成カリキュラム開発支援事業 報告書【概要】 (mext.go.jp)

 和田講師はケース1として、和田講師は松岡教授(早稲田大学)とともに、「ジャパンラグビートップリーグの観客維持とファン層拡大に向けたマーケティング戦略」を開発しました。ケース1は、メガスポーツイベントの影響を受けて、国内のスポーツ観戦市場に追い風が吹いている中、もしあなたが国内リーグのマーケターであった場合、顧客維持とファン層拡大に向けてどのようなマーケティング戦略を展開しますか?について検討するものです。

 この教材は、(公財)日本ラグビーフットボール協会のマーケティング担当者の協力も得ながら、国内のラグビー史に関わる実話と、スタジアムで収集した実際のデータなどを用いて検討する教材です。

 

開発されたケース一覧

ケース教材:スポーツ庁 (mext.go.jp)


 

続きを読む

2022.05.31 activity

本学部講師・和田由佳子先生らの研究がRoutledge Taylor & Francis Group.から出版されるMarketing Analysis in Sport Business: Global Perspectives, World Association for Sport Management (WASM) book seriesに掲載されます。

立命館大学スポーツ健康科学部の和田由佳子講師と早稲田大学の松岡宏高教授が取り組まれた研究「Brand Attributes Scale for Professional Sport Teams: Measuring Strength, Favorability, and Uniqueness of Team Attributes.」が「World Association for Sport Management Series」の第10巻に掲載されます。

 

Marketing Analysis in Sport Business: Global Perspectives, World Association for Sport Management (WASM) book series 第10

 

 World Association for Sport Management Seriesは、世界のスポーツマネジメント学会を統括する「World Association for Sport Management学会」がRoutledge Taylor & Francis Group.から出版する書籍で、世界中のスポーツマネジメント領域の研究者が各国の事例を基にした研究を紹介しています。「Marketing Analysis in Sport Business: Global Perspectives」とサブタイトルがつく第10巻において、和田講師と松岡教授は、日本のプロ野球チームが、2004年の球界再編後に「地域密着経営」に移行したことを紹介するとともに、プロスポーツチームの地域住民の視点に基づいたブランド力を測定する尺度を開発しています。



 

続きを読む

2022.05.31 activity

本学部講師・和田由佳子先生らの研究が「スポーツマネジメント研究」に掲載され、早期公開されました

立命館大学スポーツ健康科学部の和田由佳子講師、早稲田大学の松岡宏高教授、大阪体育大学の藤本淳也教授と共同で取り組まれた研究「性別とファンのタイプによるスタジアム来場者のセグメンテーション:ジャパンラグビートップリーグに着目して」が「スポーツマネジメント研究」への掲載が決定し、現在(20226月現在)早期公開されています。

「性別とファンのタイプによるスタジアム来場者のセグメンテーション:ジャパンラグビートップリーグに着目して」

 

 和田講師と松岡教授、藤本教授は、2015年にイングランドで開催されたラグビーワールドカップ(以下「W杯」)における日本代表チームの活躍後、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会の受託研究(早稲田大学スポーツ科学研究センター)として、2015W杯後のシーズンから2019W杯後のシーズンまで、経年的にジャパンラグビートップリーグ他、国内で開催される試合の来場者に対する調査を実施してきました。本研究は、2015W杯後にはスタジアムに女性の来場者が増加したこと、2019W杯後にはにわかファンが急増したことを受け、スタジアム来場者を性別とファンになった時期でセグメンテーションを行い、その特徴を明らかにし、実践的なマーケティング戦略を提示することを目的にしたものです。

 本研究により、自分をコアなラグビーファンだと思っているスタジアム来場者は、男女によってファンになった時期が大きく異なり、男性は第一次ラグビーブームともいえる1980年代ごろよりラグビーのファンである一方で、女性は2015W杯によってラグビーのファンになった傾向が示されました。また、同じ女性ファンであってもコアな女性ファンは、ラグビー観戦が主たるレジャー活動に位置付けられている一方で、にわかファンの女性にとってのラグビー観戦は、多くのレジャー活動の一つとであることが示唆されました。本研究は、国内ではこれまで概念的に整理されてこなかった「にわかファン」について学術的な視点から説明がされています。

続きを読む

2022.05.23 activity

本研究科修了生の杉本岳史さんの研究が「International Journal of Molecular Sciences」に原著論文として掲載されました

2021年度にスポーツ健康科学研究科博士課程前期課程を修了した杉本岳史さんが、スポーツ健康科学部 教授 橋本健志先生、大阪工業大学 教授 中村友浩先生、藤里俊哉先生、講師 横山奨先生、立命館大学理工学部 教授 小西聡先生らと共同で取り組まれた研究論文「Investigation of Brain Function-Related Myokine Secretion by Using Contractile 3D-Engineered Muscle」が、「International Journal of Molecular Sciences」に原著論文として掲載されました。

https://www.mdpi.com/journal/ijms/special_issues/Adipokines_Myokines_Exercise

https://www.mdpi.com/1422-0067/23/10/5723

 

プレスリリースはこちら

https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=537640&f=.pdf

https://www.ritsumei.ac.jp/profile/pressrelease_detail/?id=660

 

脳機能関連マイオカインである乳酸、IrisinCathepsin BCTSB)は、脳の活性化に関与する脳由来神経栄養因子(BDNF)の発現を制御する上流因子であり、運動により骨格筋から分泌されます。しかし、IrisinCTSBが筋収縮によって分泌されるかどうかについては、未だ明確な結論は出ていません。三次元骨格筋培養細胞(以下、3D-EM)は、骨格筋収縮がIrisinおよびCTSBを分泌させるか否かを明らかにするのに貢献する可能性があります。従来の 2D 培養細胞では、薬物添加により運動を模倣することでIrisinおよびCTSB分泌を検討したものの、機械的な「筋収縮」を模倣できていません。我々は、電気刺激(EPS)により誘発される筋収縮がIrisinおよびCTSBの分泌に及ぼす影響を3D-EMで検討することを目的としました。

C2C12筋芽細胞と1型コラーゲンゲルからなる3D-EM2週間分化させ、EPS無しのコントロール群とEPS群に分け実験を施行しました。その後、培地中のIrisinCTSBの分泌量を測定しました。その結果、Irisin分泌量はEPS後に有意に増加しました。しかし、CTSB分泌量には両群間に有意な差は見られませんでした。本研究により、Irisinは収縮筋由来のマイオカインである可能性が示唆されましたが、CTSB3D-EMにおけるEPS誘発筋収縮刺激では分泌されないことが明らかとなりました。

 

近年、動物倫理問題の観点から、再生医療のみならず健康科学分野においても、組織工学に基づく「動物フリー」の新規3次元培養モデルの利用が求められています。本研究では2D培養細胞よりも成熟している3D-EMでのマイオカイン分泌を検証するプラットフォームを確立しました。近年、多数のマイオカインが運動に応じて産生され、体内を循環して標的組織や臓器に作用する「真の万能薬」として機能しています。特にIrisinの生理的性質については、例えば、様々な組織や臓器の維持に役立つ健康効果が示唆されています。このように、EPSによるマイオカイン分泌の効果を検討することは、健康に役立つ運動処方の開発に役立つと考えられます。それだけでなく、栄養素材や薬剤添加はマイオカインの分泌に関連することから、3D-EMによるマイオカインなどの運動誘発性分泌因子に関する多角的な研究が進めば、運動の重要性を示すだけでなく、運動の実施が困難な慢性疾患患者に対する創薬・栄養素の開発への貢献が期待できます。


(ニュース)20220523-1

続きを読む

2022.05.09 activity

本研究科澤井元伸さんが学会大会で「優秀発表」を受賞されました

202235日に開催された「日本体育測定評価学会第21回大会」において、スポーツ健康科学研究科博士前期課程2回生の澤井元伸さんとスポーツ健康科学部上田憲嗣准教授が取り組んだ研究「サッカーゴールキーパーを対象とした状況判断能力テストの妥当性及び信頼性の検証」が優秀発表として表彰されました。おめでとうございます!

(ニュース)20220509-1

(ニュース)20220509-2


続きを読む

2022.04.22 activity

本研究科修了生の杉本岳史さんの研究が「Journal of Applied Physiology」に原著論文として掲載されました


2021年度にスポーツ健康科学研究科博士課程前期課程を修了した杉本岳史さんが、スポーツ健康科学部 教授 橋本健志先生、大阪工業大学 教授 中村友浩先生、藤里俊哉先生、スポーツ健康科学研究科博士後期課程 吉川万紀さん、大阪工業大学大学院工学研究科 今井尚馬さんらと共同で取り組まれた研究論文「Mechanical unloading in 3D-engineered muscle leads to muscle atrophy by suppressing protein synthesis」が、「Journal of Applied Physiology」に原著論文として掲載されました。

https://journals.physiology.org/doi/full/10.1152/japplphysiol.00323.2021

 

プレスリリースはこちら

https://www.ritsumei.ac.jp/profile/pressrelease_detail/?id=645

https://research-er.jp/articles/view/110003


機械的刺激は骨格筋の可塑性を制御し、特にその減少は筋の萎縮に関連します。しかしながら、機械的刺激の減少によって誘発される筋萎縮の根底にある分子メカニズムは完全には解明されていません。従来の研究では実験動物を用いた研究が主流でしたが、動物倫理の観点から、アニマルフリーへの転換が余儀なくされています。

3次元(3D)培養筋細胞はシャーレ状で培養する平面(2D)培養筋細胞よりも構造的に生体の筋肉に近似しており、アニマルフリーを見据えた新規培養モデルであります。

本研究は3D培養筋を固定する2本のピンから、片側のみ切り離し、機械的除負荷状態を見出しました。それによって、生体筋と同様に筋重量や収縮力が低下することに加え、筋の構成タンパク質を減少させることが明らかになりました。さらに興味深いことに、筋細胞に対する機械的刺激の減少の直接的な効果として、筋タンパク質分解の増加よりもむしろ、筋タンパク質合成の低下が起因することで筋萎縮が誘導されていることが明らかになりました。

従来の細胞培養実験における筋萎縮の研究では薬剤によって筋萎縮を誘導しており、そこには実際の機械的刺激の低下に伴う筋萎縮を模倣できていないという限界点がありました。一方、この3D培養筋における筋萎縮モデルはこの限界点を克服でき、さらには筋萎縮に対する栄養補助食品や機械的負荷などの対抗策を,特に機能的に評価するのに役立つ可能性があります。この新たな3D培養筋モデルは、臨床応用のための動物実験の代替となり、「アニマルフリー」な基礎研究基盤として、研究成果を社会実装することに貢献できると期待されます。

(ニュース)20220422-1

続きを読む

2022.04.19 activity

博士課程田中貴大さんの研究「Journal of Human Kinetics」に掲載

本研究科博士課程後期課程4回生田中貴大さんの研究が「Journal of Human Kinetics」に原著論文として掲載されることが決定しました

スポーツ健康科学研究科本研究科博士課程後期課程4回生田中貴大さんが、スポーツ健康科学部橋詰賢助教、立命館大学総合科学技術研究機構(現:国士舘大学理工学部)の栗原俊之先生、スポーツ健康科学部伊坂忠夫教授と共同で取り組まれた研究が「Journal of Human Kinetics」に原著論文として掲載されることが決定しました。

近年の研究により、競泳で用いられる水中ドルフィンキックでは、身体周りで渦を生成し放出することで推進していることがわかっております。しかし、どのような渦を身体のどこで生成することが、高い泳速度獲得に関連するか不明でした。そこでこの論文では、泳者が水中ドルフィンキック中に全身で生成する渦のうち、どの渦が泳速度と関連するかを明らかにすることを目的としました。分析の結果、体幹部の腹側と泳者の後方で大きく強い渦を生成することが、高い泳速度獲得に関連することが明らかとなりました。


 MSc. Takahiro Tanaka is a student graduate school of SHS, and his research was accepted and published in Journal of Human Kinetics.

MSc. Takahiro Tanaka is a student of graduate school of Sport and Health Science of Ritsumeikan University, and his research manuscript was accepted in Journal of Human Kinetics which collaborated with Assistant Professor Satoru Hashizume, Dr. Toshiyuki Kurihara and Professor Tadao Isaka. Swimmers generated vortices around their body for producing the horizontal body velocity during underwater undulatory swimming. However, previous studies have evaluated the generated vortex around swimmers’ body qualitatively, but not quantitatively. The purpose of this study, therefore, was to investigate which of the vortex parameters (i.e. vortex shedding velocity, area and circulation) around the whole-body was correlated with horizontal body velocity during underwater undulatory swimming. This study indicated that the generation of a large and strong vortex around the ventral side of trunk and behind the swimmer is related with great horizontal body velocity during underwater undulatory swimming.

Tanaka, T., Hashizume, S., Kurihara, T., Isaka, T. (2022). The large and strong vortex around the trunk and behind the swimmer is associated with great performance in underwater undulatory swimming. Journal of Human Kinetics, Epub ahead of print.

http://johk.pl/files/225_inpress-57_tanaka_et_al_inpress.pdf

続きを読む

2022.04.19 activity

博士課程田中貴大さんの研究が原著論文として掲載

本研究科博士課程後期課程3回生田中貴大さんの研究が「International Journal of Environmental Research and Public Health」に原著論文として掲載されました!

スポーツ健康科学研究科本研究科博士課程後期課程3回生田中貴大さんが、スポーツ健康科学部橋詰賢助教、立命館グローバルイノベーション研究機構客員研究員の佐藤隆彦先生、スポーツ健康科学部伊坂忠夫教授と共同で取り組まれた研究が「International Journal of Environmental Research and Public Health」に原著論文として掲載されました。

この論文では、競泳で用いられる水中ドルフィンキックでの泳速度が高い泳者と低い泳者の体幹部および足部の運動学的因子を比較することを目的としました。その結果、競泳で用いられる水中ドルフィンキックで高い泳速度を発揮した泳者は、1回のキックで進む距離を伸ばすために足先の速度を高めていること、その高い足先の速度は体幹部の角速度を増大によるものであることを示唆しました.



MSc. Takahiro Tanaka is a student graduate school of SHS, and his research was accepted and published in International Journal of Environmental Research and Public Health.

MSc. Takahiro Takahiro Tanaka is a student of graduate school of Sport and Health Science of Ritsumeikan University, and his research manuscript was accepted and published in International Journal of Environmental Research and Public Health which collaborated with Assistant Professor Satoru Hashizume, Dr. Takahiko Sato and Professor Tadao Isaka. This study aimed to compare the foot and trunk kinematic parameters during underwater undulatory swimming between faster and slower swimmers. This study reported that the faster swimmers performed the underwater undulatory swimming by increasing the toe vertical velocity for increasing the horizontal displacement per kick. The increase in the long horizontal displacement per kick could be explained by the increase in vertical velocity of the great toes due to the increased trunk angular velocity. These results suggest that faster swimmers performed the underwater undulatory swimming with greater trunk angular velocity.

Takahiro, T., Hashizume, S., Sato, T., Isaka, T. (2022).  Competitive-level differences in trunk and foot kinematics of underwater undulatory swimming. International Journal of Environmental Research and Public Health, 19(7), 3998.

続きを読む

2022.04.04 activity

GATプログラムからMLBシアトル・マリナーズへ


スポーツ健康科学部卒業生の山本和広さんが、マニュアルセラピストとしてメジャーリーグ(MLB)のシアトル・マリナーズに加入されました。メディカルスタッフの一員として全162試合に帯同し、同球団所属選手の治療にあたります。

山本さんは本学部のGATプログラム*2期生として、East Stroudsburg Universityの修士課程に進学。コロナ禍の2020年7月、米国のアスレティックトレーナー資格(ATC)を取得されました。その後、全米大学体育協会一部リーグに所属する大学で活動され、昨年からはBall State Universityのダンス演劇学科で、舞台芸術に関わる学生を担当。

本学部在学中は、海老久美子教授のゼミでスポーツ栄養学を学び、BKC国際寮でのレジデントメンターや、国立スポーツ科学センターでインターンを経験するなど、その活動は多岐にわたっていました。

山本さんは、「今回の採用にあたり、スポーツ健康科学部で学んだ学際的な視点や、舞台芸術医療での経験、さらには国際的な文化的背景を高く評価して頂きました。球団からは、『野球で長年やってきた私たちにはない経験を、シアトル・マリナーズで発揮してほしい』と言って頂き、多種多様な専門家が集まるこの球団でこれからどんな挑戦ができるのか、とても楽しみです。謙虚かつ堅実に、精一杯シアトル・マリナーズに貢献していきます」とコメントされています。

 (ニュース)20220404-1

*GATプログラムは、ATCCertified Athletic Trainer:米国公認アスレティックトレーナー)の資格取得を積極的に支援する立命館大学スポーツ健康科学部独自の画期的なプログラムです。ハイレベルな英語運用能力を身につけると共に、グローバルな視野を磨いて、国際分野で活躍できるアスレティックトレーナーの育成を目指します。

学部ホームページ(GATプログラムについて | ニュース | スポーツ健康科学部 | 立命館大学 (ritsumei.ac.jp)

関連書籍(グローバル・アスレティックトレーナーがつくるスポーツの未来のかたち - 株式会社晃洋書房 (koyoshobo.co.jp)

続きを読む

2022.03.28 activity

本研究科博士課程の草川祐生さんの研究が原著論文として掲載されました

本研究科博士課程後期課程3回生の草川祐生さんの研究が「Journal of Foot and Ankle Research」に原著論文として掲載されました。

スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生の草川 祐生さんが同学部・研究科教授 伊坂忠夫先生、同学部教授 金久博昭先生、同学部総同助教 前大純朗先生、同学部特任助教 杉山敬先生、総合科学技術研究機構准教授 栗原俊之先生、と共同で取り組まれた研究が、「Journal of Foot and Ankle Research」に原著論文として掲載されました。

ヒトの足ゆび(足趾)の動きは,足底内在筋(足部内に起始・停止部を有する筋群)および外在筋(下腿部に起始し足部内に停止する筋群)によって制御されています.これまでには,足趾屈曲筋力(足のゆびを曲げる力)が足底内在筋および外在筋の筋サイズ(解剖学的筋断面積や筋厚)と有意な正の相関関係にあることが示されてきました.しかし,従来の知見は,限られた足底内在筋または複数の足底内在筋をまとめた領域を分析することによって得られたものでした.すなわち,10個ある足底内在筋,個々の筋が有する解剖学的作用を考慮していないものといえます.そこで,本研究論文では, 個々の足底内在筋の筋サイズを定量化した上で,足底内在筋および外在筋の筋サイズと足趾屈曲筋力との関係を明らかにすることを目的にしました.

本研究の主な知見は,重回帰分析により,足底内在筋および外在筋の中で,母趾内転筋斜頭(母趾の屈曲と内転に作用する)のみが足趾屈曲筋力の決定因子として選択されたことです.この結果は,足趾の運動に作用する数多くの足底内在筋および外在筋のうち,母趾内転筋斜頭が足趾屈曲筋力の生成に母趾内転筋斜頭が主要に貢献することを示唆します.

 

Yuki Kusagawa, Toshiyuki Kurihara, Sumiaki Maeo, Takashi Sugiyama, Hiroaki Kanehisa & Tadao Isaka. Associations between the size of individual plantar intrinsic and extrinsic foot muscles and toe flexor strength. J Foot Ankle Res 15, 22 (2022). https://doi.org/10.1186/s13047-022-00532-9

Journal site: https://jfootankleres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13047-022-00532-9

PDF: https://jfootankleres.biomedcentral.com/track/pdf/10.1186/s13047-022-00532-9.pdf

続きを読む

2022.03.16 activity

オンライン講演会「立命館大学が拓く未来の健康・長寿」ご案内

立命館大学アクティブライフ文化超創コンソーシアム特別講演会

立命館大学が拓く未来の健康・長寿

開催日時:2022.03. 24(木) 13:00-16:00
場  所:オンライン(Zoom)

参加お申込み・詳細はこちらから(立命館大学HP)

問い合わせ先:立命館大学アクティブライフ文化超創コンソーシアム
M A I L :actvlife@st.ritsumei.ac.jp

(ニュース)20220316-1

続きを読む

2022.03.11 activity

山浦教授が「組織心理学 見るだけノート」を出版されました。

山浦一保教授(専門:産業・組織心理学)が昨年、出版された「武器としての組織心理学」に引き続き、「チームのパフォーマンスを最大化する!組織心理学 見るだけノート」を宝島社から出版されました。

※ 「武器としての組織心理学」に関する特別インタビューは、以下のURLからご覧下さい。

https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=593


日常生活において、私たちは、人とかかわらずに過ごすことはできず、その人とのかかわりが幸せな気持ちや悲しい気持ち、また時には「怒りや妬み」といった気持ちをもたらします。そのような感情とうまく付き合いながら、家庭、学校、職場、地域社会などにおける日常生活において、人とかかわる上で直面するトラブルや悩みの原因を突き止めて、「厄介事」を解決しようとするのが、山浦先生がご専門とされる組織心理学、または産業・組織心理学という学問です。

山浦先生は、「一般に組織の中に不満や嫉妬、不和や不信感などのネガティブな感情があるのはよくないこととされています。しかし、組織心理学の知見は、そうしたネガティブな感情をポジティブな感情に変えて、組織をより良い方向に導いてくれます(本書「はじめに」より抜粋)。」とおっしゃっています。

この書籍を手に取って、皆さんの悩みや原因を突き止め、そして、ネガティブな感情をポジティブな感情に変えるためのきっかけにしてみませんか?

山浦一保監修「チームのパフォーマンスを最大化する!組織心理学 見るだけノート」宝島社.

ISBN 978-4-299-02764-1

(ニュース)20220311-1

続きを読む

2022.03.04 activity

「アクティブ・フォー・オール拠点シンポジウム」のご案内

3/12()オンライン開催!事前登録受付スタート!

2021年度センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム

運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくるアクティブ・フォー・オール拠点シンポジウム

2013年にスタートした「運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくるアクティブ・フォー・オール拠点」では運動・スポーツと医療現場の視点から、健康寿命延伸のための研究開発に組織的に取り組んできました。

本シンポジウムでは、9年間で培った集大成の研究成果をご報告いたします。どなたでもご視聴いただけますので、奮ってご参加ください。

日  時:2022年3月12日(土)13:00-16:30

開催形式:オンライン(Zoomウェビナー)

参加費 :無料

参加お申し込み:https://bit.ly/coi220312

プログラム詳細↓↓↓
http://www.activeforall.jp/topics/1630/

続きを読む

2022.02.22 activity

【オンラインセミナーのご案内】チアリーディングをより安全に 知ろう!防ごう!脳振盪

脳振盪への基礎知識、日常生活、競技復帰までのプロセス等、正しい知識を深めることで選手の生涯における健康を守り、安全対策の強化を再認識しませんか?

チアリーディング選手、指導者、保護者の方、脳振盪対策について興味がある方など、どなたでもご参加いただけます。

 

 チアリーディングをより安全に 知ろう!防ごう!脳振盪

日  程:321日(月・祝)1700-1900

参加費:無料

オンライン(Zoomウェビナー)開催 | 定員500

お申し込みは こちら
セミナー詳細は こちら

続きを読む

2022.02.14 activity

田畑泉教授定年退職記念講演会が開催されました!

2022年2月11日(金・祝)15:00から、今年度末をもってご退職される田畑泉教授の退職記念講演会が開催されました。田畑教授はスポーツ健康科学部長・研究科科長を担われるなど、スポーツ健康科学部・研究科の発展に多大なるご貢献を頂きました。

 

当日は、立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおける直接参加とオンライン参加のハイブリッドで開催し、直接参加は60名程度、オンラインでは300名を超える申し込みがありました。田畑教授の研究に関連する方々、田畑教授の指導を受けられた多くの卒業生・修了生、教職員など多くの方々が参加しました。

 

講演は、田畑教授が研究者を志した切っ掛け、研究者としての歩み、そして「身体活動のシグナル探求」を突き詰める中で得られた研究成果など幅広いお話をお伺いすることができ、田畑教授のスポーツ健康科学分野の発展における貢献度の大きさを知る機会となりました。講演会は会場参加者との対話が行われ、何度も笑いが起こるなど、大変和やかな雰囲気で実施されました。

 

写真

     講演会の様子1

(ニュース)20220214-2

     講演会の様子2

(ニュース)20220214-3

     伊坂副総長からのお礼・ご挨拶

(ニュース)20220214-4

     講演会終了後の写真撮影(撮影時のみマスクを外しています)

(ニュース)20220214-5

続きを読む

2022.02.14 activity

東京大学×立命館大学 共催シンポジウムご案内


東京大学スポーツ先端科学連携研究機構・立命館大学スポーツ健康科学センター共催シンポジウム

「スポーツに関わる知の社会実装を目指して」

日時:2022年3月17日(火) 18:00-20:30

場所:オンライン(Zoomウェビナー)


■参加申し込みURL:
https://www.ritsumei.ac.jp/events/detail/?id=1089


続きを読む