立命館スポーツ

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立命館スポーツ文化を通じた「ウェルビーイングなライフスタイル」の創造を

スポーツという「文化」には不思議な魅力があります。それは、普段の生活では誰もが不便で面倒くさいことなど嫌がるはずなのに、たとえば、サッカーという文化に関わると、キーパー以外は手や腕を使わない(=身体的自由をルールによって制限した)「不便で面倒くさい(身体)運動」が一転して、そうした不便な運動を巧くなろうと夢中になる楽しさや喜びを伴う「豊かな生活(ライフ)」として味わうことができる、という魅力です。

私たちがこうしたスポーツに魅了されるのは、スポーツという文化装置がもともと、人間にとって実は最も苦しいことである「何もしない」という心身の退屈さから逃れて、日常生活を豊かにするために、あえて意図的に身体の自由を制限するという「面倒な営み」(ルールやプレイ)を創り出す工夫によって発明された、からです。スポーツには「不便で面倒くさい運動に自ら進んで挑戦しなければ得られない文化的価値」(競争の楽しさや高度な技術を克服する喜び、自己規律化など)があり、学業や勉学にも通底するものがあります。

立命館スポーツは、「立命館憲章」と「立命館スポーツ宣言」に鑑み、こうした自発的な運動の楽しみを基調とする「人間の文化的な営み」を保証し、「未来を信じ、未来に生きる」の精神と相互尊敬の態度をもった公正で豊かなライフスタイルの創造に寄与することをめざしています。

みなさんはこれから、学園ビジョンR2030『挑戦をもっと自由に』のもとで新たな価値を共創する次世代研究大学の実現をめざす立命館大学において、立命館スポーツの文化的価値を存分に享受した、ウェルビーイングなライフスタイルの創造と未来を切り拓く逞しい人間的成長を図っていかれることを期待しています。