アジア・マップ Vol.03 | ウズベキスタン

《総説》
ウズベク語について

 
日髙晋介(筑波大学人文社会系 特任准教授)

 本稿は大きく二部に分かれる。一つはウズベク語の外部、つまりウズベク語が置かれている状況を概観する、もう一方はウズベク語の内部、つまりウズベク語それ自体の音体系・文法体系を概観する。

I. ウズベク語の言語状況
以下、ウズベク語が話される地域・話者数、言語的系統、歴史の順に述べる。

地域・話者数
 Ethnologue (2022) によれば、ウズベク語はウズベキスタンで主に話されているが、周辺の中国、キルギス、カザフスタン、タジキスタンにも母語話者がおり、それらの話者数を合計すると約2800万人にのぼる。母語話者数としては、チュルク諸語1においてトルコ語の母語話者数 (少なくとも6000万人以上) に次ぐ数である。

系統
 ウズベク語は、系統的にはチュルク諸語に属する言語の一つである。チュルク諸語とは、西はバルカン半島から中央アジアを経て極東に至るまでの中央ユーラシアに広く分布する (図1の左側のTURKISH「トルコ語」から右側のSAKHA「サハ語」まで)、数詞や身体部位などの基礎語彙が音的に対応した言語群 (表1) を指す。ウズベク語が話されている地域は、図1中の中央から左下にあるUZBEKと書かれている地域である。

図1

図1チュルク諸語の分布図 (Károly 2022: 14; 赤丸筆者付す)

表 1: チュルク諸語内のいくつかの単語の比較 (菅原 2016: 84; 筆者により一部修正、筆者赤字付す)

表1

 この言語群は、孤立した特徴を持つ、チュヴァシ語とハラジ語を除けば、地理的には次の4つに大きく分けることができる (菅原 2016: 83)。

①南西グループ:トルコ語、アゼルバイジャン語、トルクメン語など
②北西グループ:タタール語、カザフ語、キルギス語など
③南東グループ:ウズベク語、現代ウイグル語
④北東グループ:ハカス語、トゥバ語、サハ語など

 ウズベク語は、上記の ③南東グループに属し、現代ウイグル語と系統的に最も近い関係にあると言える。表1赤字の「ウズベク」と「ウイグル」の列を見ても、それぞれの音形がかなり近いことから、それがうかがえる。加えて、筆者は、ウズベク語母語話者と現代ウイグル語母語話者がお互いの母語で会話しているのにもかかわらず意思疎通ができているのを見たことがある。つまり、ウズベク語と現代ウイグル語は相互理解度が高いといえる。

歴史
 現在ウズベク語が話されている地域は、元来、イラン系言語であるソグド語が話されていた (吉田 2005: 300)。6世紀以降、チュルク勢力とイスラーム勢力がこの地でせめぎ合い、当地のチュルク化とイスラーム化が進展しながらも、イラン系言語であるペルシア語が文化的に優位を占めるようになった。その後、モンゴル帝国時代から15世紀のティムール朝時代にかけて、中央ユーラシアのチュルク系民族に広く共有される文章語であるチャガタイ語が洗練され、特に都市部でペルシア語とチュルク語2の二言語併用が一般的になっていった。これにより、この時期のチュルク語にペルシア語の語彙が大量に借用されるようになったと考えられる (チュルク化については濱田・堀川・小松 2005を、中央アジアにおけるチュルク諸語とペルシア語の関係については島田2016を、それぞれ参照されたい)。

 その後、18世紀末にロシア帝国が南下し、1924年にソビエト連邦による民族・共和国境界画定によってウズベク・ソビエト社会主義共和国 (以降、ウズベク共和国) が成立し、当地で暮らす民族・話される言語に「ウズベク」という名称が付された。18世紀末にはムスリム知識人によるアラビア文字による正書法の普及が図られたが、共和国成立以後、イスラーム世界との紐帯の象徴であるアラビア文字の忌避と、ロシア帝国時代での抑圧の象徴であるキリル文字の忌避から、1930年代に第三の選択肢としてウズベク語のラテン文字化が進められた。しかし、1930年代後半には連邦内でのロシア語の地位が大きく向上したことでキリル文字化への機運が高まり、1940年には、ラテン文字からキリル文字への切り替えが正式に発表された。その後、ペレストロイカ政策を受けて、1989年に「国家語法」が制定され、ウズベク語は正式にウズベク共和国の「国家語」となった。1991年にはソ連が崩壊し、ウズベク共和国はウズベキスタン共和国として独立した。その際に制定されたウズベキスタン共和国憲法でも、ウズベク語は唯一の国家語とされている。その後、1993年にラテン文字正書法が制定され、1995年に一部が改訂された。しかし、2024年現在でも、出版物やインターネットメディアではキリル文字表記が散見され、ラテン文字化の完了には至っていない (中央アジア諸国のラテン文字化の過程についての考察は、淺村 2011, 2015に詳細が記されている)。以下に一例を挙げる。

写真1

 上記の写真 (筆者撮影) はウズベキスタン前大統領イスラム・カリモフ氏の2015年大統領選挙における宣伝である。この写真の文言は、宣伝右上にある党のロゴマークとその中にある文言以外は、ラテン文字ではなく、キリル文字で書かれている。なお、カリモフ氏の写真右のキリル文字をラテン文字で表記するとBIZNING MAQSADIMIZ-ERKIN VA FAROVON, DEMOKRATIK HAYOT QURISHとなる。意味は「我々の目的は、自由で豊かな民主主義的生活を建設することである」である。

 以上述べてきたように、ウズベク語は、歴史的に見て、ペルシア語を含むイラン系言語との併存状態が長期間続いてきた。そのせいか、ウズベク語の語彙はもちろん、音韻体系や語形成、統語構造にまでもイラン系言語が大きな影響を与えている。詳しくは次の節で述べる。

II. ウズベク語の構造
 次に、ウズベク語の構造それ自体について述べる。以下から、文字と音、形態論 (語の形成方法) 、統語論 (語の配列方法) の順にそれぞれ略説する。

文字と音
 表 2にウズベク語のラテン文字、キリル文字、音素の対応表を挙げる。ラテン文字アルファベットは26文字 + 3合成文字 + 1記号から成る。本稿でのウズベク語はラテン文字で表記する。なお、キリル文字は35文字から成る。

表 2: ウズベク語のアルファベット

表2

 母音と子音それぞれ体系全体を示したのちに、それぞれの体系の特徴について述べる。母音音素は6つ (/i, e, a, ɔ, o, u/) である。ウズベク語の母音は、他のチュルク諸語の母音が8つか9つであるのに比べて少ない。これは長期間にわたるイラン系言語との接触により、チュルク諸語によく見られる母音調和という現象が弱くなったため、もしくはなくなったためと言われている。母音調和とは、母音がいくつかのグループに分かれて、1つの単語の中に同じグループの母音しか現れないという現象である。子音音素は24 (/p, b, t, d, k, g, q, f, s, z, ʃ, x, ɣ, h, ts, ʧ, ʤ, m, n, ŋ, w, l, r, y/) である。菅原 (2005: 80) によれば、ウズベク語の子音は、母音の数が減った母音体系に比べて、比較的古風な子音体系を保っている。

 音節構造には、下記の (1) に示したように V, CV, VC, CVC, VCC, CVCC の5タイプが見られる (Cはconsonant「子音」、Vはvowel「母音」を指す; Sjoberg 1963: 43)。CCV, CCVCなどの音節頭の子音連続も見られるが、これはロシア語からの借用語に見られる音節構造である。下記の例は音節頭に子音が連続しない構造である。ピリオドで音節境界を表しており、太字を付した部分は左端の音節構造に該当している。

(1)
a. V: o.id「~について」、du.o「祈り」
b. CV: de.ra.za「窓」、pax.ta「綿」
c. VC: en.di「今」、so.at.chi「見張り人」、shi.or「標語」、
d. CVC: hay.von「動物」、ta.naf.fus「休憩」
e. VCC: ost.ki「下の、下位の」
f. CVCC: havf.li「危険な」、qo‘r.qinch.li「怖い」、da.raxt「木」
(Sjoberg 1963: 43をもとに筆者作成; 下線は筆者付す)

 強勢は一般に最終音節に落ちる。借用語では強勢が最終音節に落ちない場合も多く観察される。ほとんどの場合、(2) のように、接辞付加が行われても、強勢は最終音節に落ちる (強勢が落ちる音を ́ で表す)。そのため、強勢は、接辞が付加されるに従って、後ろの位置にずれていく (Sjoberg 1963: 24)。以下、例中では接尾辞・接語の境界にハイフンを使用する。

(2)
o‘rtóq > o‘rtoq-lár > o‘rtoq-lar-í
友達 友達-複数 友達-複数-三人称所属
「友達」 「友達たち」 「(彼/彼女の) 友達たち」(Sjoberg 1963: 24)

 ただし、接尾辞を付加しても強勢の位置が後ろにずれない場合もある。(3) のa. とb.は、動詞語幹に接尾辞が続くが、その接尾辞に強勢は落ちない。

(3)
a. ót-ing b. yóz-ma
撃つ-命令 書く-否定
「撃ちなさい」 「書くな」(Sjoberg 1963: 23)

形態論 (語の形成方法)
 ウズベク語は膠着型の言語であり、基本的に接尾辞を用いる言語である。つまり、文法的な要素を名詞語幹や動詞語幹の後に続けることで語を形成する。例えば、(4) では、Tokio-ga「東京へ」は名詞語幹Tokio「東京」に方向格 -ga「~へ、~に」が付き、bor-a-man「私が行きます」は動詞語幹bor-「行く」に現在未来形 -a と一人称単数の主語と一致する人称語尾 -manが付いている。

(4) Tokio-ga bor-a-man.
東京-へ 行く-現在未来-私が
「私は東京へ行きます。」

 接頭辞も用いられるが、それはイラン系言語からの借用要素であり、派生を行う。例えば、bepul「無料の、一文無しの」は、イラン系言語からの借用語であり、pul「お金」のみならず接頭辞be-「なしの」もイラン系言語からの借用要素である。ただし、be- は生産性が高く、固有語の名詞語幹とも結びつく。例えば、betutun「煙の出ない」(tutun「煙」)、beso‘roq「許可なく、取り調べなしに」(so‘roq「問い、質問」) などが挙げられる。

 ウズベク語では、語幹末音節にある母音の性質の違いによる形態素のバリエーションが(少なくとも正書法上は) ない。複数接辞を例にすると、トルコ語 (図1のTURKISH; 南西語群) では複数接辞が付く名詞の最終音節母音が前舌か後舌かによって、-lar/-ler のいずれか一つが付く。また、キルギス語 (図1のKYRGYZ; 北西語群) では、母音における唇の丸めと名詞語幹末尾の子音も加味されるため、-ler, -lar, -lör, -lor; -der, -dar, -dör, -dor; -ter, -tar, -tör, -torのように、バリエーションが多い。しかし、ウズベク語の複数接辞は、-lar のみである。これは、「文字と音」のセクションで上述した通り、ウズベク語には母音調和がないためである。

 チュルク諸語によく見られる、所有人称接尾辞・述語人称語尾はウズベク語にもある。所有人称接尾辞は、「AのB」のBにつき、所有者Aの数 (単数か複数か) と人称 (一人称「私」か二人称「あなた」か三人称「彼/彼女、それ」か) に一致する。(5) の a. ではmening「私の」に一致した一人称単数の所属人称 -mが名詞語幹mashina「車」に付き、b. では sening「君の」に一致した二人称単数の所属人称 -ing が名詞語幹daftar「ノート」に付いている。

(5)
a. mening mashina-m b. sening daftar-ing
私の 車-私の 君の ノート-君の
「私の車」 「君のノート」

 述語人称語尾は動詞の末尾に付き、主語の人称と数に一致する要素である。(4) の動詞 bor-a-man「私が行きます」には、一人称単数の述語人称語尾 -manが含まれている。

(4)
Tokio-ga bor-a-man.
東京-へ 行く-現在未来-私が
「私は東京へ行きます。」 (再掲)

 ウズベク語では、それで文が終止する定動詞のみならず、準動詞 (形動詞、動名詞、副動詞) も多く用いられる。準動詞による節は、他の節に埋め込まれたり、名詞を修飾したり、他の節に接続したりする。ここでは、形動詞の例を挙げる。形動詞は形容詞的な機能を持つ動詞形式である。形動詞による節は他の節に埋め込まれたり、名詞を修飾したりする。(6) は、形動詞による節 kishi-ning yoz-gan「人が書いた」が名詞xat「手紙」を修飾している。最後の -i は形動詞の属格主語kishi-ning「人の」の人称 (三人称) に一致している。

(6)
kishi-ning yoz-gan xat-i
人-の 書く-形動詞過去 手紙-三人称所属
「人の書いた手紙」(Boeschoten 2022: 404)

統語論 (語の配列方法)
 基本的な語順として、名詞句であれば「修飾語 被修飾語」の順に、動詞述語文であれば「主語 目的語 動詞」の順に、それぞれ語が並べられる。名詞句 (7) では、katta「大きい」がmashina「車」を修飾している。

(7)
katta mashina
大きい 車
「大きい車」

 動詞述語文 (8) では、主語 Men「私」、目的語 bu kitob-ni「この本を」、動詞 o‘qi-y-man「私が読みます」の順に並んでいる。

(8)
Men bu kitob-ni o‘qi-y-man.
私 この 本-を 読む-現在未来-一人称単数
「私はこの本を読みます。」

 イラン系言語からの借用要素 -kiを述部に付けることで、動詞を目的語に相当する要素より前に位置させることもできる。(9) では、主節動詞bil-「知る」が、「知る」の内容 siz kel-gan edi-ngiz「あなたが (その時) 来た」よりも前に位置している。

(9)
Men bil-di-m-ki, siz kel-gan edi-ngiz.
私 知る-過去-一人称単数-従属節化6 あなた 来る-形動詞過去 過去-二人称複数
「私は知った、あなたが (その時) 来たことを。」(Kononov 1960: 330)

 第I部で述べたように、ウズベク語は、政治・文化的な背景により異系統の言語と共存し続けてきた言語であり、それは、第II部で挙げたように、ウズベク語の言語構造にペルシア語を含むイラン系の影響が反映されていることからも読み取れる。しかし、ウズベク語の成立過程についてはよくわかっていない (庄垣内 2002: 27)。今後は、チャガタイ語などの文献言語や周りのチュルク諸語との比較対照を行ったり、タジク語などのペルシア系言語との言語接触について考察したりしながら、ウズベク語の成立過程を探っていきたいと考えている。

謝辞
 草稿について有益なご指摘とコメントを下さった、網谷晃樹氏、江畑冬生氏、菅沼健太郎氏、菱山湧人氏(五十音順)、各位に深謝申し上げる。もちろん、本稿における誤りは全て筆者に帰するものである。

注釈
1本稿において、Turkic Languagesは、日本における言語学での慣習に従い、「チュルク諸語」と訳す。
2ここではチュルク諸語のうちの一つの言語を指して「チュルク語」としている。
3キリル文字の E e に対応するラテン文字は2種類ある。Yeとyeは、qayer「どこ」を除いて、語頭に表れる。
4この記号は分離記号である。アラビア語からの借用語で母音の後に書かれる場合はその前の母音を長めに発音し (例: ma’lum「明らかな」)、子音の後に書かれる場合は前の子音と後の母音を分けて発音する (例: an’ana「伝統」)。ロシア語からの借用語では、記号前後の音を分けて発音する (例: sub’ekt「主体」)。
5この記号は軟音記号である。ラテン文字では表記されない。
6ki が付いた要素、(9) では bil-di-m「私が知った」が従属節化されるという意味ではなく、ki 以降の要素が従属節化されるという意味で「従属節化」としている。

参考文献
淺村卓生 (2011)「カザフスタンにおける自国語振興政策及び文字改革の理念的側面」『外務省調査月報』(1): 1-24.
淺村卓生 (2015)『国家建設と文字の選択 ウズベキスタンの言語政策』東京: 風響社.
Bodrogligeti, András J. E. (2003) An academic grammar of Modern Literary Uzbek. München: Lincom Europa.
Boeschoten, Hendrik. (2022) Uzbek. Johanson, Lars and Éva Á. Csató (eds.) The Turkic languages. Second Edition. 388-408. London, New York: Routledge.
Ethnologue (2022) Uzbek, Northern. https://www.ethnologue.com/language/uzn[2023年1月31日アクセス]
濱田正美・堀川徹・小松久男 (2005)「テュルク化」小松久男・梅村坦・宇山智彦・帯谷知可・堀川徹・総合研究開発機構 (NIRA) 編集協力『中央ユーラシアを知る辞典』366-367. 東京: 平凡社. 林徹 (2013)『トルコ語文法ハンドブック』東京: 白水社.
堀川徹 (2018)「「ウズベク」はどこから来たか」帯谷知可 (編)『ウズベキスタンを知る60章』77-79. 東京: 明石書店.
Károly, László (2022) Modern Turkic languages. An introduction with accompanying audio. Uppsala/Budapest: Molnar & Kelemen Oriental Publishers.
Kononov, Andrej N. (1960) Grammatika sovremennogo uzbekskogo literaturnogo jazyka.[現代標準ウズベク語文法]Moskva, Leningrad: Izdatel’stovo akademii nauk SSSR.
島田志津夫 (2016)「テュルク語とペルシア語」小松久男 (編)『テュルクを知るための61章』97-101. 東京: 明石書店.
庄垣内正弘 (1988)「ウズベク語」亀井孝・河野六郎・千野栄一編『言語学大辞典 (第1巻世界言語編 上)』829-833. 東京: 三省堂
庄垣内正弘 (2002)「中央ユーラシアの言語接触-チュルク語の場合-」『EX ORIENTE』6: 1-50.
Sjoberg, Andrée F. (1963) Uzbek Structural Grammar. Uralic and Altaic Series, Vol.18 Bloomington: Indiana University.
菅原睦 (2005)「ウズベク語」小松久男・梅村坦・宇山智彦・帯谷知可・堀川徹・総合研究開発機構 (NIRA) 編集協力『中央ユーラシアを知る辞典』79-80. 東京: 平凡社.
菅原睦 (2016)「テュルク諸語の分類」小松久男 (編)『テュルクを知るための61章』82-86. 東京: 明石書店.
吉田豊 (2005)「ソグド」小松久男・梅村坦・宇山智彦・帯谷知可・堀川徹・総合研究開発機構 (NIRA) 編集協力『中央ユーラシアを知る辞典』300-301. 東京: 平凡社.

書誌情報
日髙晋介 《総説》「ウズベク語について」『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』Vol.3, UZ.1.01(2025年00月00日掲載)
リンク: https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/asia_map_vol03/uzbekistan/country01/