研究所重点研究プログラム

 2025年度の「研究所重点研究プログラム」も無事に採択され、研究活動が開始されました。

 研究所活動が本格的にスタートしてから10年目となりました。全学横断型の研究所として、全キャンパスを結びつつ、文理融合型の研究を推進しています。重点研究プログラムでも、人社系、自然科学系の多様な分野の先生方、若手研究者、院生の皆さまにご参加いただいています。

 これまでも、大阪いばらきキャンパス(OIC)においては「アジアへのゲイトウエイ」を担う尽力を続けてきましたが、新しい「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」としてのOICと共振しながら、歩みを進めたいと思っています。

 また、今年度も、アジア・日本研究推進プログラムの「共生」「共創」「協働」の 3 分野とも連携しながら、下記のような研究テーマを重点プロジェクトとして推進していきます。

 メンバーとして、学内では 3 つのキャンパスから 16の学部・研究科、4 つの機構から先生方、若手研究者の皆さまに拠点構成員として参加いただき、学外からも多くのメンバーに参画いただいています。

 研究会、ワークショップ、シンポジウム等については、適宜ご案内いたしますので、イベント欄をご覧ください。

プロジェクト名概要
「立命館発・創成的アジア・日本研究」開発(リーダー:小杉泰 当研究所所長) 立命館大学独自の創成的な「アジア・日本研究」を発展させるために、2024年度に続いて、1)「日本哲学」ユニット、2)「アジア的文明と発展」ユニット、3)「アジアのディアスポラ研究」ユニット、4)「東アジアの文化芸術研究」ユニットに加えて、5)「東アジア漢字圏の文化交流」ユニット、6)「近現代におけるアジアと日本の形成」ユニットを運営し、若手研究者を中心に、日本研究・アジア研究における新機軸の開発をめざす。加えて、7)「アジアのマルチリンガリズム」ユニットを新たに設立し、Meridian180を継承する「アジア・日本研究グローバルフォーラム」の実施と発展をめざす。
東南アジアとのコラボによる科学技術の共創(リーダー:田中覚 情報理工学部教授) アジア諸地域との科学技術面での共創・連携を進め、とりわけ東南アジアとの研究協力を強力に推進することをめざして、活発な活動を展開する。
アジア・イスラームと変容期の政治・経済の動態解明(リーダー:末近浩太 国際関係学部教授) アジア的な穏健で発展的なイスラームの実態を考究すると共に、西アジアにおける最近の大きな政治変動を視野に入れて、イスラーム諸国の政治・経済の実態を解明する。
アジア諸大学との研究連携に基づくアジア・日本研究の国際展開(リーダー:矢藤優子 総合心理学部教授) 「アジア太平洋」ネットワーク、②東アジア、東南アジア諸国の大学との連携、③多言語発信を重視する国際連携、を推進する。主要な研究のフォーカスとして、中国、韓国,東南アジア諸国の共同研究パートナーのいる大学と連携して、日本を含む対象地域において、支援が必要な子育て世帯への臨床的介入プログラム(子育てエンパワメントキャンプ)を実践し、効果検証を行う。

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