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2023.10.20

【レポート】西澤幹雄教授・阿良田麻里子教授(アジア・日本研究推進プログラム メンバー)がASEAN主催の合同セミナーで発表を行いました!

ASEAN写真1

 2023年9月11日、インドネシアのボゴールにあるボゴール農科大学(IPB大学)ドラマガキャンパスにて、「Prospective Foods for Well-being in Indonesia and Japan」(インドネシアと日本におけるウェルビーイングに資する将来の食品)と題してボゴール農科大学とのパートナーシップによる食品分析に関する特別セミナーが開催されました。この特別セミナーは、ASEAN人材開発プロジェクト(以下、HRDプロジェクト)の一環として、3つの大学、ボゴール農科大学、ブラビジャヤ大学(マラン、インドネシア)と立命館大学、およびASEAN事務局が共同して企画し、主催しました。この合同セミナーは、ASEAN各国にある大学とのパートナーシップに基づく食関連分野のHRDプロジェクトの活動の一つです。他のHRDプロジェクトとしてはIPB大学、ブラビジャヤ大学などで食品分析コースも毎年開催されています。

 第一部では「インドネシアと日本の機能性物質と食品の研究」と題して、西澤幹雄教授(立命館大学 生命科学部)による「伝統医学と機能性食品の研究」の講演を行いました。これに続いてボゴール農科大学のDase Hunaefi博士と、立命館大学と長年、共同研究を行っているブラビジャヤ大学のMuhammad Sasmito Djati教授による講演が行われました。

 第二部は「社会実装に関する活動と研究」に関して、阿良田麻里子教授(立命館大学 食マネジメント学部)が「食文化とウェルビーイング-日本とインドネシアの比較」と題して講演しました。最後に、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)主任研究員の山本(前田)万里氏が、「日本における機能性表示制度とウェルビーイング向上のための新たな食品開発」について講演しました。

 ボゴール農科大学の会場には多くの人が集まり、聴衆から講演者への質問が相次ぎました。本セミナーはインドネシアと日本の研究者の交流を促進し、今まで築いてきた大学間の協力関係をさらに深めることとなるでしょう。

《関連するASEAN HRDのホームページ》
https://aseanhrdproject.com/schedule/special-seminar-on-food-analysis-prospective-foods-for-well-being-in-indonesia-and-japan-in-partnership-with-ipb-university-2023/

参加者とともに記念撮影①(前列右から2番目:阿良田麻里子教授)
参加者とともに記念撮影①(前列中央に西澤教授、その右側に一人おいて、阿良田教授)

参加者とともに記念撮影②
参加者とともに記念撮影②