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2019.10.30
マレーシアで、国際シンポジウム「イスラーム・文明・科学」を共催
2019年10月14-15日、マレーシアの首都クアラルンプール郊外のバンギで、国際シンポジウム「イスラーム・文明・科学」が開催されました。これは毎年おこなわれてきたシンポジウムで、本研究所は今年から、日本側の主催校である京都大学とともに、共催機関に加わりました。
マレーシア側の共催校は、マレーシア国民大学(UKM)です。同大学はマレーシアの5つの研究大学の1つとして、研究活動を活発に展開しています。2日間にわたるシンポジウムは、100人近くの多様な分野の研究者を集め、文理融合型の研究集会となりました。
本研究所からのシンポジウム参加者
本研究所からは、小杉所長が基調報告をおこなったほか、ハシャン・アンマール専門研究員、衣笠総合研究機構から、黒田彩加プロジェクト研究員、池端蕗子プロジェクト研究員が研究発表をおこないました。
題目は、以下の通りです。
Yasushi Kosugi, “A Success Brings More Challenges: Next Steps in Islamic Economic Studies and Resurgent Islamic Jurisprudence”
Ammar Khashan, “How Can Historical Fiqh Resources in Arabic be Utilized in Contemporary Waqf Studies?: The Case of Shafi'i jurisprudence”
Ayaka Kuroda, “Thinking of Islam and Democracy in the Era of Post-Arab Spring”
Fukiko Ikehata, “Collective Islamic Legal Decisions on Contemporary Medical Issues: Emerging Common Norms in the Islamic World”