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2024.11.05

アジア・日本研究所運営委員である西澤幹雄 教授がインドネシア・ブラビジャヤ大学ウィドド総長と面会し、立命館大学と研究交流を深めました

2024年9月12日(木)、西澤幹雄教授(アジア・日本研究所運営委員、特任教授)がインドネシア東ジャワ州マランにあるブラビジャヤ大学でウィドド総長と面会しました。この懇談には、立命館大学から学位を授与されたブラビジャヤ大学教員と、生命科学部より冨樫祐一教授と荒井優課員が出席し、立命館大学と研究交流について意見を交換しました。

ウィドド教授は、アジア・日本研究推進プログラム「インドネシアと日本の薬用植物研究による健康寿命の増進」(2017–2019;プロジェクトリーダー、西澤幹雄教授)で招聘され、約1年間、生命科学部の医化学研究室においてジャムウ研究を行いました。その後、2022年にブラビジャヤ大学総長になりました。

ブラビジャヤ大学は州立大学で、医学部、獣医学部、数理自然科学部、水産学部など多くの学部があり、6万人を越える学生を有しています。インドネシア伝統医薬(ジャムウ)の研究にも力を注いでおり、最近、ブラビジャヤ大学には「代替医療と機能性食品研究センター」が作られました。

文部科学省 国費外国人留学生優先配置特別プログラムなどを使って、ブラビジャヤ大学から多くの留学生を受け入れています。西澤教授が受け入れた学生は医化学研究室において、アジア・日本研究所の支援も得て研究を進めました。今回の滞在中には、西澤教授は学部生や大学院生に対して講義も行いました。今後も、学生を通じた研究交流が続くことでしょう。

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ブラビジャヤ大学のキャンパス全景. マランは周囲の高い山に囲まれている。大学名はマジャパヒト王国のブラビジャヤ王にちなんでいる。

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ブラビジャヤ王(マジャパヒト王国). マジャパヒト王国は、1293年から1478年までジャワ島に栄えたインドネシア最後のヒンドゥー教王国

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ブラビジャヤ大学での懇談後の記念撮影。冨樫教授(左より3番目)、ウィドド総長(左より4番目)、荒井課員(左より5番目)、西澤教授(左より6番目)、ウィボウォ数理自然科学部 学部長(左より7番目)、クルニアワン副総長(左より8番目、立命館大学より博士号を授与)

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西澤教授の講義