NEWS

2019.12.26

北朝鮮核問題の国際シンポジウム(12/12)

1224-02DrLewis
「講演中のルイス博士」


2019年12月12日立命館アジア日本研究所主催国際シンポジウム〈北朝鮮の核兵器高度化と北東アジアへの影響〉が、立命館大学衣笠キャンパスにて開催されました。

 第1部では、ジェフリー・ルイス博士(米国ミドルベリー大学院モントレー校教授、ジェームス・マーティン不拡散研究センター東アジア不拡散プログラムディレクター)をお招きし、公開講義「金正恩時代における北朝鮮の核・ミサイルプログラム("North Korea's Nuclear and Missile Programs in the Era of Kim Jong Un")」を行いました。ルイス博士による衛星画像などの科学技術を利用した最先端の北朝鮮の核・ミサイルについての研究発表は、取材に来られたある記者が「大変よかった。このような講演は本来東京でしなければならない」と感想を漏らすほど素晴らしいものとなりました。

この冒頭では小杉泰立命館大学アジア・日本研究所長、中戸祐夫立命館大学国際関係学部教授による開式の辞および歓迎の辞があり、全体の式進行は崔正勲博士(立命館アジア・日本研究機構専門研究員)により行われました。講演には150名を越える方が来られ、素晴らしい講演に触発されたのか非常に活発な質疑応答が見られるなど、大盛況となりました。

 第2部では、専門家のみに限定したワークショップを開催した。ここでは文京洙立命館アジア・日本研究機構副機構長の司会の下、金容炫博士(東国大学校教授、韓国国政諮問委員会諮問委員)、澤田哲生博士(東京工業大学原子炉工学研究所エネルギー工学部門助教)、により、「北朝鮮の核兵器高度化と韓国への影響」、「北朝鮮の核兵器高度化と日本への影響」についてのご発表が各々あり、それについてジェフリー・ルイス教授、曺喜庸立命館大学客員教授元駐カナダ、スウェーデン韓国大使)中逵啓示立命館大学国際関係学部特任教授、中戸祐夫教授、崔正勲専門研究員による非常に有意義な討議が行われました。

なお本国際シンポジウムは、12月13日付朝日新聞デジタルにて「北朝鮮、新型ICBM発射も可能―米専門家が分析」と題した記事で紹介されました。

 

1224-02DrChoi
「司会のDr. 崔」


1224-02NorthKoreaRT
「非公開の専門家ワークショップ」