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2019.07.24

グローバル教養学部に、アート空間出現!

 グローバル教養学部(GLA)に新しいアート空間が出現しました。オープニングの日に拝見する機会に恵まれましたので、ご報告します。

0722-01ニュースGLAアート展
金山勉学部長(左)からの説明に耳を傾ける小杉泰所長(右)

 GLAは、大阪いばらきキャンパス(OIC)のA棟5階に位置していますが、このフロアのラウンジが「GLArt Gallaery」となりました。「GLArt」はご覧の通り、GLA(グローバル教養学部)とArt(アート)を合体させた造語で、「グラート」と発音します。
このグラートギャラリーで、2019年7月9日から11月11日まで、ドイツの写真家シグネ・ハーマン氏の単独作品展「At First Sight」開催されています。これは2つの作品「Loops, Seeing being seen」と「Freshers 2016-2018」から成り立っています。どちらも刺激的で面白く感じましたが、特に「Freshers」のほうは見る人も参加できる、不思議な展示となっています。

 壁いっぱいに、初対面で会話をする学生の写真がならんでいるのでいます。ところが、3箇所、写真のない場所があるのです。写真はマグネットで止めてあるので、見る人がどれかの写真を空いている場所に移動させることができます。スライドパズルでコマを動かすと、コマの位置関係がどんどん変わるのと、少し似ています。写真が動かされると、あたかも、その写真の人が前の人との会話をやめて、新しい人との会話に加わったようになります。総和として作られている作品の雰囲気も微妙に変わってくるわけです。やってみましたが、写真作品への参加感があって、とても新鮮に感じられました。

 ギャラリーや博物館などで展示を企画する専門家をキュレーターと言いますが、GLAで美術をご担当のヘレナ・チャプゴヴァー先生がアート・キュレーターでもいらっしゃるということで、このギャラリーの設立につながったようです。学部長の金山勉先生にお話をうかがうと、「できたばかりの新しい学部にカルチャーを作っていく試みの1つ」とのことです。意欲あふれる独創的なアート空間がOICに誕生したことをとても嬉しく感じました。

 皆さまも、是非、ご覧になってください。

(小杉泰記)