本学の運動会は既に1908(明治41)年から開催されていて、1909(明治42)年10月30日の京都法政大学・清和中学校第2回陸上大運動会、翌年同日の第3回大運動会の写真が残っています。
中学校の同窓会誌である『清和』(大正2年12月)には、同年11月2日に第4回陸上大運動会が開催されたとの記事があります。
『立命館学報』第2号(大正4年3月)には、前年の11月1日に岡崎公園にて大学及び中学第5回秋季陸上運動会が開催されたことが記されています。京都市内の小・中学校も招待しており、82の競技が行われ、5千名余の観覧者があったようです。
1917(大正6)年10月31日にはやはり岡崎公園で大学・中学連合の第6回運動会を開催し、107もの競技や時代風刺の仮装行列を行っています。
昭和に入り立命館のグラウンドで初めて運動会が開催されたのは、1929(昭和4)年10月20日でした。この年、立命館のグラウンドが上賀茂(現在の京都産業大学の校地)に完成し、6千の学生生徒が集いました。市内の各小学校・中学校も招待され、模擬店・福引・仮装行列なども行われています。
上賀茂グラウンドでの運動会(1931年)、のちに神山学舎、更に再び上賀茂グラウンドとなった。現在は京都産業大学。