それまで男子校として66年の期間を北大路学舎で過ごしてきましたが、同年4月からは男女共学化が始まり、中学校に男子162名、女子66名、高等学校に男子300名、女子67名が入学しています。さらに8月には、北大路学舎から深草学舎に移転することとなったのです。
深草学舎は、開設時には校地75,646㎡、校舎延べ床18,330㎡で、北大路の校地の約7.7倍、校舎約1.9倍の規模となり、快適な学習・教育環境となりました。
立命館中学校・高等学校では、7月16日に「さよなら北大路」閉校式典、感謝の集いを開催して北大路学舎に別れを告げ、7月22日には深草学舎竣工・開設記念式典を挙行、続いて8月29日に開校式と二学期始業式を新校舎の記念ホールで行っています。9月10日には近隣の学校や人々を招き、PTAと合同で記念行事、施設びらきを開催し新キャンパスの披露をしました。
立命館中学校・高等学校はその前身である私立清和普通学校が1905(明治38)年に広小路学舎で開校し、のちに私立立命館中学に改称され、1922(大正11)年に北大路学舎に移転し、1988(昭和63)年には深草へ移転してよりよい教育環境を目指してきました。現在は、さらなる教育環境を目指して長岡京キャンパスへの移転が2014年9月に予定されています。そしてその翌年の9月10日には、創立110周年を迎えます。
1988年7月深草移転に先立ち北大路学舎で閉校式典を実施。写真は生徒による人文字「さよならR北大路」