2)社会の要請に応え、希望する進路実現にむけて

学⽣のみなさんの希望する進路実現に向けて、雇⽤・採⽤情勢の変化や学⽣の活動動向の分析に基づき、進路・就職⽀援の仕組みの改善を進め、きめ細かな⽀援を⾏ってきました。その結果、⺠間企業への就職では、進路納得度、進路把握率、進路決定率、就職決定率など、R2020後半期の進路・就職に関わる基本指標で、⼤学が独⾃に設定した⽬標⽔準を達成しています。また、難関試験については、学部・研究科・関連部署と密接に連携しつつ⽀援を強化し、合格者数などが上昇しています。その結果として、難関試験合格を⽬指す学生が増加する好循環をもたらしつつあります。

2018年度に実施した卒業⽣・修了⽣アンケートでは、「学⽣⽣活に対する充実度」、「教育に対する満⾜度」では95%がポジティブな評価を回答しています。また「⾃分の成⻑に貢献したもの」として卒業論文・修士論文、ゼミなどの正課活動、正課外活動および就職活動を挙げています。これらの結果から、学⽣⽣活の充実感・満⾜感と、進路・就職結果に対する納得感との正の相関が明らかとなっています。

また、進路・就職を直前にした学生を対象とするだけでなく、院生、留学生、学部低回生や障害学生などの学生の状況や、公務員・教員志望者、法曹・会計士志望者、U・I・Jターン就職希望者などの学生の希望進路に基づく個別の支援を強化してきました。さらに2014年度より、進路を「グローバル」という枠組みで捉えた、「グローバル×キャリア」⽀援を開始しました。具体的には、⽇本⼈学⽣、外国⼈留学⽣や英語基準学⽣を問わず、⽇本もしくは⺟国以外の国での就職・就労に興味を持つ学⽣を対象に、海外就職セミナー、国際機関や国際協⼒分野に関するキャリア情報提供などの⽀援企画を実施しました。

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