アジア・マップ Vol.01 | 北朝鮮
北朝鮮21世紀年表
崔正勲（立命館アジア・日本研究機構 ・助教）
| 1999年 |
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| 米朝高官級協議（第4次：於ニューヨーク）、北が米国による金倉里地下施設への査察を許可。結果何も出ず W. ペリー米対北朝鮮政策調整官、訪朝 日本の超党派議員団、訪朝 |
| 2000年 |
| 史上初の南北首脳会談 米朝外相会談、趙明禄総政治局長による訪米、オルブライト米国務長官による訪朝 日朝国交促進国民協会代表団が訪朝、ブッシュJr.、米大統領選当選 |
| 2001年 |
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欧州諸国との国交樹立ラッシュはじまる 朝ロ、軍事協力協定、防衛産業および軍事装備分野協力協定を締結 江澤民中国共産党中央委員会総書記兼国家主席、訪朝、米ABM条約からの脱退を宣言 |
| 2002年 |
| KEDO事業頓挫へ 新義州経済特区、金剛山観光設置 ブッシュJr.米大統領、ブッシュドクトリン（北をならず者国家と名指し）→第2次核危機 日朝首脳会談（日朝平壌宣言）、日韓ワールドカップ |
| 2003年 |
| 北、核拡散防止条約（NPT）から脱退 六者会談開始 開城工業団地、着工 イラク戦争、リビアのカダフィ政権が核放棄を米英と合意 |
| 2004年 |
| 金正日、非公式訪中 米、民間代表団が訪朝：寧辺核施設訪問 第2次日朝首脳会談 |
| 2005年 |
| 北、核兵器製造・保有宣言、六者協議「9.19共同声明」採択とBDA問題 米下院議員団、訪朝 胡錦燾中国共産党総書記兼国家主席、訪朝 |
| 2006年 |
| 北、テポドン2号などミサイル実験、第1回核実験 →国連決議1695号など採択：経済制裁 張成澤党中央委員会第一副部長、訪中 日朝交渉（国交正常化がメインテーマ）が開始 |
| 2007年 |
| 米朝、非核化協議 第2次南北首脳会談、金養健統一宣伝部長による訪韓 米印原子力協定 |
| 2008年 |
| NYフィルハーモニー、平壌公演 習近平国家副主席、訪朝 李明博政権が発足、金剛山・開城観光中断 |
| 2009年 |
| 北、光明星2号発射、第二次核実験 オバマ政権発足、B. クリントン米元大統領、訪朝 温家宝中国首相、訪朝 |
| 2010年 |
| 金正恩国防委員会副委員長に就任、ヘッカー博士訪朝 5.24措置（韓国による開城公団からの撤退など） 天安艦事件、延坪島砲撃、新START条約合意 |
| 2011年 |
| 金正日国防委員長、死去 米朝高官交渉（ニューヨーク） 六か国協議、再稼働の動き、リビアのカダフィ政権崩壊 |
| 2012年 |
| 金正恩、国防委員会第一委員長に就任 第4次党代表者会議、最高人民会議第12期第5回会議（憲法改正：核保有国明記） 米朝閏日合意、日韓秘密情報保護協定の署名延期 |
| 2013年 |
| 朝鮮労働党中央委員会全員会議（並進路線採択）、第三次核実験 最高人民会議第12期第7回会議（「自衛的核保有国の地位をさらに強固にすることについて」） 朴槿恵政権、発足 米戦略資産（B52、B2、 F22）を動員しての米韓合同軍事演習→第3次核危機 |
| 2014年 |
| 相次ぐ長射程砲および弾道ミサイル実験、新しい形式の核実験を警告 北高官代表団、訪韓 日朝ストックホルム合意 |
| 2015年 |
| 朝鮮労働党創建70周年記念行事：軍事パレード 対艦ミサイル実験、SLBM実験 地雷事件、拡声器への砲撃事件を契機として南北間の緊張高まる（北は準戦時状態を宣言） 南北高官級会談で共同声明（韓国が政治宣伝放送を中止、北朝鮮が「準戦時状態」を解除） |
| 2016年 |
| 金正恩、国務委員長に就任、朝鮮労働党第7次大会（決定書採択） 第四次、第五次核実験、3.18革命エンジン、実験成功 韓国による開城工業団地の操業停止、オバマ政権による寧辺などへの先制攻撃を検討 |
| 2017年 |
| 第六次核実験、ICBM「火星14・15号」実験、朝鮮労働党中央委員会全員会議 駐韓米軍へのTHHAD配備 トランプ政権発足、文在寅政権発足 |
| 2018年 |
| 史上初の米朝首脳会談 第3次南北首脳会談開催： 「板門店宣言」に署名、後続して第4次、第5次南北首脳会談も開催（9.19軍事合意に署名） 平昌冬季五輪：南北高位代表団、相互訪問、米INF条約から脱退を宣言 |
| 2019年 |
| 第二次、第三次米朝首脳会談 7分間にわたるロケットエンジン実験 習近平中国国家主席、訪朝 |
| 2020年 |
| 新型コロナウィルスに対処するため、1月より国境を自主封鎖 一連のSRBM、MLRS発射実験、南北共同連絡事務所爆破 日本、イージス・アショア計画中止、新型コロナ・ウィルスのパンデミックが世界中で発生 |
| 2021年 |
| 第八次党大会、新型長距離巡航ミサイル実験 バイデン政権発足、対北朝鮮政策見直し、新START延長 米韓ミサイル指針の改定、日本敵基地攻撃能力検討開始、核兵器禁止条約発効 |
| 2022年 |
| 極超音速ミサイル実験、重ICBM「火星17号」実験、核ドクトリンの法令化 尹錫悦政権発足 ロシアによるウクライナ侵攻、NPT再検討会議が決裂 |
書誌情報
崔正勲「北朝鮮21世紀年表」『《アジア・日本研究 Webマガジン》アジア・マップ』1, KT.3.02（2023年1月10日掲載）
リンク： https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/asia_map_vol01/north_korea/timeline/